ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「魔王殿に来るのは久しぶりだなぁ・・。7年ぶりかな?」
ゴンが魔王殿の目の前に来ると呟いた。
「それって、オイラ達がかくれんぼした時の事か?」
「そうそう。お前はすぐに見つかったけど、全然ミッチが見つからなくて、オレが魔王殿まで探しに行った時だ」
「そうだったなぁ。で、ミッチの方も全然見つけてくれなかったからか、痺れを切らして家に戻ってきたんだっけ。しかも号泣しながら」
「ちょっとやめてよウナガ!そんな昔の話」
「良いじゃないか別に。ミッチは今も泣き虫なんだからさ!」
「フンだ!!」
「なあミッチ、あの時ミッチはどこに隠れていたんだ?」
「や~だ。絶対に教えな~い!」
ミッチが怒ってしまった。
「やれやれ・・。ウナガのせいで怒っちまったじゃないか」
「ははは・・」
「まあ良いや。とにかく行こうぜ二人とも」
「了解!」
オイラ達は陣形をクローズデルタ(進行方向に対して◁の形。先頭がゴン、右後方がオイラ、左後方がミッチ)にして魔王殿の中をゆっくりと進んでいく。
単純にゴンが前、オイラが右+背後、ミッチが左+背後を警戒しながら進む形だ。
1F
入口から入ると、正面には舞台みたいな物があり、その先は行き止まりとなっている。
なので、ここは左右どちらかに行く必要があるけど、右の部屋には地下6階に向かう転送装置があるが、今はもう動いていない。
なので、ここは左一択となる。
左の階段を下りて地下1階へ。
B1
左の階段を下りると、すぐにもう一つ長い階段がある。
それを下りると、ゴンがチラリと右の部屋の方を見た。
が、特に何も言及せず、さらに正面の階段を下りて地下2階へ。
B2
さっきまでの所はまだ歩くのに困る事は無かった。
が、ここからは少々問題がある。
さっきまでのフロアは外からの光が入っていたのでまだ明るかったが、ここからは光の量が徐々に減って暗くなる。
さらに、シャールさんも言っていたように、所々に穴が開いているんだ。
なので、ここからは地面にも注意して進む事になる。
まずは階段を下り切って、それから右へ向かう。
所々穴が開いているので、そこを注意しながら進む。
「きゃ!?」
「ミッチ!!」
ミッチが通った床がミシッて音を立てたと思ったら、その瞬間床が壊れた。
そこに出来た穴にミッチが吸い込まれていきそうになった瞬間、オイラがしっかりと手をキャッチした。
「大丈夫か!?」
「う・・うう・・」
「下を見るな!しっかり捕まってろよ!今上げるからな!!」
ゴンもミッチの反対の手を掴み、二人で上に持ち上げた。
上がった瞬間、ミッチはそこにへたり込んでしまった。