ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「はあ・・」
ネビユはショックのあまり、思わずため息を吐いた。
「大丈夫ですよネビユさん。今はダメでもいつかきっと・・」
「ありがとうミッチちゃん」
(本当にそう思ってくれてるみたい)
ネビユはミッチの心の中を読んでそう思った。
「『ミッチ』で良いですよネビユさん」
「それじゃあ、アタシの事も『ネビユ』で。アタシの方が年上だからって気にしないで。そう言えば、ウナガともこんなやり取りしたっけ」
「そうなんですね」
「あっ、敬語も使わなくて大丈夫だよ。アタシは別に偉い人間じゃ無いし」
「ふふ・・。それじゃあお言葉に甘えさせてもらうね」
「そうそうその意気!そう言えばさ」
「うん?」
「二人は、血は繋がって無いんだよね?」
「うん。一応家族だけどね。血は繋がってないよ」
「けど、何だか雰囲気が似てるんだよね。やっぱり恋人って似るんだな~」
「わ・・私達まだ恋人じゃ・・!」
「結婚だって出来る訳だ」
「ま・・まあそうなんだけど・・。た・・多分無理だよ!ウナガは私に興味無さそうだし」
「逆!逆!!興味ありまくりだよ!だって滅茶苦茶嬉しそうにあなたの事を話すんだもん」
「本当!?その話、詳しく聞きたいな」
「別に詳しい紹介はしてないんだけどね。それでも、ちょくちょくミッチの事を話題にしてた。で、その都度、まるで自分の事かのように嬉しそうに話してたんだ」
「そ・・そうなの・・?そうなんだ・・。もしそうなら嬉しいな・・」
ミッチはほのかに顔を赤らめた。
「お待たせしました」
その時、ミューズとシャールが料理を乗せた皿を持ってきた。
「あっ!済みません!!せめて配膳ぐらいは手伝います」
「大丈夫ですよ。あなたはゆっくりとミッチとお話しててください。ゴンとウナガが同時にいなくなっちゃったから寂しくて仕方が無かったのですから」
「そ・・それは否定できないけど、わざわざこんな所で言わなくても・・!」
「ミューズ様は、久々にお前の笑顔が見れて嬉しいのだよ。もちろん、私もな」
「シャールさん・・」
ミッチは心の中がキュッとなった。
「さて・・と。準備が出来たわね」
4人が椅子に座った。
テーブルの上には豪華な料理が所狭しと置いてある。
「それでは、いただきましょう」
「いただきます!」
と言う訳で、昼食が開始した。
「おいしい!!」
ネビユが感動のあまり叫んだ。
「これもこれも!こんなにおいしい料理を食べたのは、生まれて初めてかも知れません」
「うふふ。ありがとうございます」
「いやあ・・。参ったなぁ・・。グレートアーチにアタシのお気に入りの店があるんですけど、そこの味を完全に凌駕してます」
「そっちの料理は私が作ったぞ」
「えええええ!!!???シャールさんが!?」
「な・・何故そんなに驚く?大体、ミューズ様に料理を教えたのも私なのだぞ?」
「えええええ???!!!」
ネビユは驚きの連続だった。
「あ、そうそう。私の習い事も、実は料理なんだよ」
「え、そうなの?このお二人に習えば良いのに・・」
「そうなんだけどね。でも、やっぱり二人きりの時間も作ってあげなきゃ・・ね?」
「なるほど・・。やるねミッチ」
「や・・やめんか二人とも!!」
4人で笑った。
それからも昼食の時間は楽しく過ぎていった。