ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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呼び醒まされた記憶⑬

「おっ!来たね!!」

 

二人がノーラの工房に入って行くと、ノーラが威勢よく二人を迎えた。

 

「その様子では、強化に成功したようですね?」

「ああ!バッチリさ!!見てごらんよ」

 

ノーラが妖刀龍光・改を持ってきた。

刀身が妖しい輝きを放っている。

 

「これは・・。すごい力を感じます」

 

ガモリーが妖刀龍光・改を受け取ると、その輝きに目を奪われた。

 

「どの程度強くなったのかな?」

「おそらく、私が持っている『フランベルジュ』より威力が高いと思われます」

「へえ~・・。そんなに」

 

そうは言った物の、ネビユは武器にあまり詳しくないのだ。

 

「これなら行けると思います。私の意志も強くなったと思いますし」

「へえ・・。何かそうなる要因でもあったのかい?」

「はい」

「そうかい。そいつは楽しみだね。それじゃあリベンジと行こうか!!」

「ノーラの事、よろしくお願いします」

 

ケーンが頭を下げた。

 

「お任せください。ノーラさんを危険な目には合わせません」

「あはは!言ったなガモリー!その言葉、忘れるんじゃないよ!!」

 

ノーラが豪快に笑った。

こうして三人は、再びグレートアーチに向かった。

 

 

 

グレートアーチに着くと、少し早めの昼食を摂った。

やはり『腹が減っては戦は出来ぬ』からだ。

 

それから三人はネビユの要望で、ネビユの祖父の所に向かった。

もう一度祖父を説得したいとの事だった。

 

「姫様がいらっしゃったと言う事は・・」

「うん。今度こそ母の魂を浄化してくる」

「そうですか・・」

「じい、本当に良いの?母に会えるのはこれが最後なんだよ?」

「私はすでに諦めて・・」

 

何故か途中で言葉が途切れた。

 

「やはり、私もご一緒してよろしいでしょうか?」

「じい!」

「今までは何となく『最期』にならないと言う予感みたいなのがあったのでしょうね。なので、ご一緒しませんでした。ですが、今回は確実に最期となるでしょう。ですので最後に一目、娘の姿を見たいと思います」

「うん!それが良いよ!!早速行こう!!」

 

ネビユは嬉しそうだ。

 

 

 

ネビユの祖父を加えた4人は、財宝の洞窟にたどり着いた。

なお、ネビユの祖父は『少し頭の中を整理したい』との事で、一切話さず附いてきた。

 

「あれ?誰かいるよ?」

「本当ですね。誰でしょう?」

 

ネビユが洞窟の前で佇む男に気づいた。

男は黒い髪で、向こうを向いているので顔は分からないが、洞窟に入るかどうか悩んでいるようだ。

 

「ん?あれは・・」

 

ノーラが呟いた。

 

「ブラック!ブラックかい?!」

「んっ?その濁声は・・」

 

ブラックと呼ばれた男が振り返った。

 

「やっぱりノーラか!何でこんな所に?」

「濁声は余計だよっ!!そう言うアンタこそ何でここに?」

「忘れたのか?ここはオレが隠した財宝がある洞窟だぜ?」

「でも、財宝はほとんど取りつくしたじゃないか?」

「まあそうなんだが、まだ何か残ってなかったかと思ってな。それで今考えていた所だ」

「何だい?急にお金が必要になったの?」

「ああ。それもかなりのな」

 

どうやら雲行きが怪しくなって来たようだ。

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