ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「おっ!来たね!!」
二人がノーラの工房に入って行くと、ノーラが威勢よく二人を迎えた。
「その様子では、強化に成功したようですね?」
「ああ!バッチリさ!!見てごらんよ」
ノーラが妖刀龍光・改を持ってきた。
刀身が妖しい輝きを放っている。
「これは・・。すごい力を感じます」
ガモリーが妖刀龍光・改を受け取ると、その輝きに目を奪われた。
「どの程度強くなったのかな?」
「おそらく、私が持っている『フランベルジュ』より威力が高いと思われます」
「へえ~・・。そんなに」
そうは言った物の、ネビユは武器にあまり詳しくないのだ。
「これなら行けると思います。私の意志も強くなったと思いますし」
「へえ・・。何かそうなる要因でもあったのかい?」
「はい」
「そうかい。そいつは楽しみだね。それじゃあリベンジと行こうか!!」
「ノーラの事、よろしくお願いします」
ケーンが頭を下げた。
「お任せください。ノーラさんを危険な目には合わせません」
「あはは!言ったなガモリー!その言葉、忘れるんじゃないよ!!」
ノーラが豪快に笑った。
こうして三人は、再びグレートアーチに向かった。
グレートアーチに着くと、少し早めの昼食を摂った。
やはり『腹が減っては戦は出来ぬ』からだ。
それから三人はネビユの要望で、ネビユの祖父の所に向かった。
もう一度祖父を説得したいとの事だった。
「姫様がいらっしゃったと言う事は・・」
「うん。今度こそ母の魂を浄化してくる」
「そうですか・・」
「じい、本当に良いの?母に会えるのはこれが最後なんだよ?」
「私はすでに諦めて・・」
何故か途中で言葉が途切れた。
「やはり、私もご一緒してよろしいでしょうか?」
「じい!」
「今までは何となく『最期』にならないと言う予感みたいなのがあったのでしょうね。なので、ご一緒しませんでした。ですが、今回は確実に最期となるでしょう。ですので最後に一目、娘の姿を見たいと思います」
「うん!それが良いよ!!早速行こう!!」
ネビユは嬉しそうだ。
ネビユの祖父を加えた4人は、財宝の洞窟にたどり着いた。
なお、ネビユの祖父は『少し頭の中を整理したい』との事で、一切話さず附いてきた。
「あれ?誰かいるよ?」
「本当ですね。誰でしょう?」
ネビユが洞窟の前で佇む男に気づいた。
男は黒い髪で、向こうを向いているので顔は分からないが、洞窟に入るかどうか悩んでいるようだ。
「ん?あれは・・」
ノーラが呟いた。
「ブラック!ブラックかい?!」
「んっ?その濁声は・・」
ブラックと呼ばれた男が振り返った。
「やっぱりノーラか!何でこんな所に?」
「濁声は余計だよっ!!そう言うアンタこそ何でここに?」
「忘れたのか?ここはオレが隠した財宝がある洞窟だぜ?」
「でも、財宝はほとんど取りつくしたじゃないか?」
「まあそうなんだが、まだ何か残ってなかったかと思ってな。それで今考えていた所だ」
「何だい?急にお金が必要になったの?」
「ああ。それもかなりのな」
どうやら雲行きが怪しくなって来たようだ。