ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「まず最初に言っておく事は、『デッドリースピン』は『ブレードロール』の応用だって事だ」
「つまり、体を高速回転して突進すると言う事ですか?」
「そう言う事だ」
「うう・・。回転はあまり得意じゃないんだけどなぁ・・」
「心配するな。この技は、並大抵の能力では使う事が出来ない。スカイドライブなんてまるで比較にならんくらいに高難易度の技だからな。使えるようになった時には、回転なんて気にならないぐらい強くなってるはずだぜ」
「フムフム・・。なるほどなるほど・・」
「それでだな・・」
ブラックはひたすらデッドリースピンのコツを教えた。
「まあこんな所か。後はお前さん次第だな」
「ありがとうございます!」
「礼なんていらねえよ。あ、そうだ。お前、エレンから『オービットボーラ』について何か聞いてないか?」
「『オービットボーラ』?何ですそれ?」
「お前が持っている『ホークウインド』でのみ使う事が出来る特殊な技だ。威力は『デッドリースピン』と互角だ」
「えっ?!そんな技があるのですか?何も聞いて無いです」
「そうか・・。まだ使えないと判断したのか、あるいは・・」
「あるいは?」
「『オービットボーラ』は、エレンは使う事が出来たが、オレは結局使う事が出来なかった技なんだ」
「へえ~・・。そうなんですか・・」
「だからひょっとすると、オレやお前にマウントを取りたいがために教えなかったんじゃねえかと思ったんだが、よくよく考えると、それならお前に『ホークウインド』を渡したりしねえからな」
「確かに」
「まあ『オービットボーラ』については、お前自身でどんな技か見極めろ、と言う事だな。とりあえずオレが言える事は、『トマホーク』の派生技って事だけだ」
「分かりました!何とかやってみます」
「おう!・・さてと、着いたみてえだな」
宝箱の前に、前と同じ女性が向こうを向いて佇んでいた。
前を進んでいたガモリーとノーラは、すでに戦闘態勢に入っている。
「あ・・あいつか・・。なるほどな。やばい感じがビンビンするぜ・・」
ブラックが少し震えたようだ。
「分かりますか?やっぱり」
「まあな。伊達に修羅場を潜り抜けていねえからな」
「でも大丈夫ですよ。アタシ達は攻撃を当てられませんから」
「あ?何だって・・?ああ・・。そう言えば奴は霊体だったな。それじゃあしょうがねえか。」
「はい。アタシ達は、ガモリーが母の魂を浄化できるまで隙を作るだけです」
「そうか。まあ良いだろう。協力すると言ったからには、オレはやれる事をやるだけだ」
「はい!よろしくお願いします」
5人がネビユの母にさらに近づいた。
すると、母が振り向いた。
「ネビュラ!!!!」
ネビユの祖父がようやく言葉を発した。
「ま・・間違いない・・。ネビュラだ。ネビュラの魂が人の姿を形作っている」
(そうだった・・)
(お母さんの名前)
(『ネビュラ』だった)
(どうして忘れていたんだろう・・?)
ネビユは疑問に思った。
「よ~し!まずは私から行くよ!!」
まずはノーラがネビュラに突っ込んだ。
「活殺重力波!!」
ノーラは直接ダメージを与えるのでは無く、体の内部にダメージを与える技を使用した。
それでも、やはりネビュラには効果が無かった。
「やっぱりダメかい・・」
「なるほどな・・。コイツは攻撃しても無駄なようだぜ」
ブラックが悟った。
「とは言え何もしない訳にもいかねえ。ネビユ!」
「は・・はい!!」
「今から『デッドリースピン』を使う!良く見ておくんだな!!」
「分かりました!」
「それじゃあ行くぜ!!」
今度はブラックが突っ込んだ。