ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
(熱い!)
(熱いよぉ!!)
(どうして『アタシ』が)
(燃やされなければならないの?!)
ネビユは、かつての『秘女』が受けた苦しみを受け続けていた。
つまり、過去の『秘女』の中に、生きたまま火を付けられた者がいたと言う事だ。
(こんなのひどいよ・・)
(アタシが何をしたって言うの?)
(人の心を読んで)
(アドバイスしてあげたたけじゃない)
(それだけなのに)
(剣で刺されたり、槍で突かれたり)
(挙句の果てには生きたまま燃やされて)
(どうしてこんな目にばかり合うの?)
(もうヤだよ)
(お母さん・・)
ネビユは苦しさのあまり目を瞑った。
(誰?)
(誰かがアタシに語りかけてる)
(誰なの・・?)
「ネビユ」
「もしかして・・お母さん?」
その時、ネビユの視界が開けた。
まだ自分の体なのかどうか曖昧だが、先ほどまでとは違い、顔を動かしたり話したりできるようになった。
なので、先ほど声が聞こえた後ろを振り返ってみた。
そこにいたのは、まぎれもなくネビュラだった・・。
「お母さん!!」
「ネビユ!良かった。まだ大丈夫みたいね」
ネビユはネビュラに抱きついた。
ネビュラもネビユを思い切り抱きしめた。
「お母さん、ひどいよ!アタシにひどい記憶ばっかり見せて!!」
「あなたも、『秘女』が『悲女』と呼ばれる理由が良く分かったでしょう?」
「・・うん」
「でもね。『秘女』になるためには、それを乗り越えなければいけないの。それはあなたが望んだ事でしょ?」
「うう・・。それを言われると何も言えない・・」
「正直言って、『あなた一人』じゃ耐えられなかったでしょう。だけど、あなたに力を送ってくれた人がいる。その人のおかげで、私もこうして存在出来ているの」
「えっ?誰なのかな?」
「あなたのお友達」
「まさか・・ガモリーが?」
ネビユがネビュラから離れた。
「どうやら彼女にも、ほんのわずかだけど、私達と同じ力があるみたい」
「えっ・・?それ・・どう言う事?」
「おそらく彼女は以前、『奴ら』の一人と接触したのでしょうね。その時に、心の中に入り込まれそうになった。その時に『奴ら』の力の一部が、彼女の体の中に入りこんだ。だから彼女には、霊体の私の声が聞こえた・・」
「ちょっと待ってお母さん!『奴ら』って・・?」
「・・どうして私が、私達の事を『呪われし一族』なんて言ったと思う?」
「心が読めたりするからじゃ無いの?それで余計な事を言ったせいで皆ひどい目に・・」
「そうね。大体それで合ってるんだけど、もっと許されない事があってね」
「それは?」
ネビユは息を呑んだ。