ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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呼ぼ醒まされた記憶⑲

(熱い!)

 

(熱いよぉ!!)

 

(どうして『アタシ』が)

 

(燃やされなければならないの?!)

 

ネビユは、かつての『秘女』が受けた苦しみを受け続けていた。

つまり、過去の『秘女』の中に、生きたまま火を付けられた者がいたと言う事だ。

 

(こんなのひどいよ・・)

 

(アタシが何をしたって言うの?)

 

(人の心を読んで)

 

(アドバイスしてあげたたけじゃない)

 

(それだけなのに)

 

(剣で刺されたり、槍で突かれたり)

 

(挙句の果てには生きたまま燃やされて)

 

(どうしてこんな目にばかり合うの?)

 

(もうヤだよ)

 

(お母さん・・)

 

ネビユは苦しさのあまり目を瞑った。

 

(誰?)

 

(誰かがアタシに語りかけてる)

 

(誰なの・・?)

 

「ネビユ」

「もしかして・・お母さん?」

 

その時、ネビユの視界が開けた。

まだ自分の体なのかどうか曖昧だが、先ほどまでとは違い、顔を動かしたり話したりできるようになった。

なので、先ほど声が聞こえた後ろを振り返ってみた。

 

そこにいたのは、まぎれもなくネビュラだった・・。

 

「お母さん!!」

「ネビユ!良かった。まだ大丈夫みたいね」

 

ネビユはネビュラに抱きついた。

ネビュラもネビユを思い切り抱きしめた。

 

「お母さん、ひどいよ!アタシにひどい記憶ばっかり見せて!!」

「あなたも、『秘女』が『悲女』と呼ばれる理由が良く分かったでしょう?」

「・・うん」

「でもね。『秘女』になるためには、それを乗り越えなければいけないの。それはあなたが望んだ事でしょ?」

「うう・・。それを言われると何も言えない・・」

「正直言って、『あなた一人』じゃ耐えられなかったでしょう。だけど、あなたに力を送ってくれた人がいる。その人のおかげで、私もこうして存在出来ているの」

「えっ?誰なのかな?」

「あなたのお友達」

「まさか・・ガモリーが?」

 

ネビユがネビュラから離れた。

 

「どうやら彼女にも、ほんのわずかだけど、私達と同じ力があるみたい」

「えっ・・?それ・・どう言う事?」

「おそらく彼女は以前、『奴ら』の一人と接触したのでしょうね。その時に、心の中に入り込まれそうになった。その時に『奴ら』の力の一部が、彼女の体の中に入りこんだ。だから彼女には、霊体の私の声が聞こえた・・」

「ちょっと待ってお母さん!『奴ら』って・・?」

「・・どうして私が、私達の事を『呪われし一族』なんて言ったと思う?」

「心が読めたりするからじゃ無いの?それで余計な事を言ったせいで皆ひどい目に・・」

「そうね。大体それで合ってるんだけど、もっと許されない事があってね」

「それは?」

 

ネビユは息を呑んだ。

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