ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
弓使いとの戦いは
ダイカクって奴と戦って以来だな。
エイト戦士’Sとロアーヌ四天王
どちらが強いのかも確認できる。
「フラッシュアロー!!」
「うわっ!?」
俺は眩しさのあまり両眼を瞑り、右手で目を隠した。
おまけに、セト様に近づいていたのを、わざわざ横に迂回する羽目になってしまった。
矢が当たらないようにするためだ。仕方が無い。
「ぐっ!!」
と言った物の、結局当たってしまった。
かなり命中率が高い技だ。
俺が目を開けると、セト様との距離が開いていた。
向こうは俺に近づかれたら終わりだからな。良い判断だ。
「フラッシュアロー!!」
同じ手は二度通じない!!
「サンシャイン!!」
「ぐっ?!」
こちらも相手の目を潰すために術を披露した。
セト様は攻撃をせず、その場から離れるはずだ。
何故なら、俺がその位置に攻撃すると考えるから。
だから俺は、セト様の動きに合わせて動く。
「サイドワインダー!!」
セト様はフラッシュアローを放つのをやめて、別の技を繰り出した。
すると、巨大な蛇に形を変えた矢が飛んできた。
どうやらセト様は目を眩ましていてもお構いなしらしい。
俺はサイドワインダーをかわした。
だが、何とサイドワインダーは俺を追尾してきた!!
「何ィ!?」
俺はひたすら動き回った。
が、どこまでも俺を追尾してくる!
ならばこれでどうだ!!
俺はセト様の方に向かって思い切りジャンプした。
流石に上までは追尾して来ないだろう。
もし追尾してきても、俺はセト様の前でかわし、セト様にサイドワインダーを当てる作戦に出た。
「ショットウェイブ!!」
空中にいる俺目掛けて、セト様が矢を放って来た。
ガードしてそのまま攻撃を・・。
「うわあああああ!!!!!」
この技は浮遊特攻なのか!!
こんな技があるなんて・・。
俺に命中した矢から衝撃波が発生し、俺を包み込んだ。
このままと地面に落下してしまう!
だが、俺は地面に落下する勢いをそのまま利用する事にした。
「黄龍剣!!」
「何だあれは!?龍か・・?」
俺は空中で剣を一振りする事で荒れ狂う龍を呼び起こした。
そして、そのままセト様に突っ込み、セト様の体の内面から破壊した。
「ぐおおおおお!!!!!」
セト様がリング外まで吹っ飛び、そして消えて行った・・。
だが、俺も地面に思い切り激突してしまった。
このまま消えれば引き分けだが・・。
「うわ!!」
さらに、俺を追尾してきたサイドワインダーが今当たった。
これで生きていれば奇跡だ。
「勝者、ユウ!!」
ミカエル様の声が聞こえた。
どうやら俺は無事みたいだ。
まさに奇跡が起きたな・・。
俺は一旦ヴァーチャルの世界から出た。
傷を回復させるためだ。
再度ヴァーチャルの世界に入ると、すでにセト様が戻って来ていた。
「負けたよユウ。大した力だ」
「いいえ。こちらもギリギリでした」
俺はセト様と握手した。
ん?
心が閉じてる?
俺はまた、セト様から妙な違和感を感じた。
「ユウ、このまま次の試合を始めても良いか?」
「もちろんです。傷は完全に無くなっています」
「分かった。では、ユウとラスタはリングに上がれ」
ミカエル様に言われ、俺とラスタ様がリングに上がった。
「負けませんよ、ユウ」
「俺もです」
「それでは始め!!」
ミカエル様の合図を受け、俺達は同時に動いた。