ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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待ち受ける何か ユウ編⑧

斧使いとの戦いはネビユ以来か。

ネビユとどちらが上だろうか?

 

まずはラスタ様の力を確かめるべく、ラスタ様の元に思い切り走った。

ラスタ様もその場で待ち構え、俺の攻撃に備える事にしたようだ。

 

それから、俺達の武器が二度・三度ぶつかり合った。

 

 

ん?

 

 

この斧は・・。

 

 

俺は一度離れる事にした。

今ので、ラスタ様のある程度の能力は把握できたと思う。

ネビユと良い勝負じゃ無いだろうか。

ネビユもかなり強かったんだな・・。

 

「その武器、手斧では無いですね」

「ええ。これは『戦斧』です。私もセト同様、モンスターを倒して手に入れました」

「どんなモンスターでした?」

「アフカル(ゾンビLV4)です」

「色々なモンスターが増え始めましたね・・」

「そうですね。早く何とかしませんと。ですが今は、あなたとの戦いを楽しみたい」

「望む所です」

 

俺はとりあえずラスタ様に向かって再び突っ込んだ。

 

「ウォーターポール!!」

 

対するラスタ様は、玄武術を使用した。

この術は、地相が玄武の時のみ、あらゆる攻撃から身を守ってくれる魔法盾だ。

ルネも使用した術だな。

 

どうやらさっきこの術を使わなかったのは、ラスタ様も俺の実力を計るためだったようだ。

ラスタ様は俺の実力をどう思ったのだろうか?

 

俺は目を瞑って地相を確認してみた。

『水の流れ』を感じる。

つまり、地相は玄武だと言う事だ。

 

こうなってくると俺の技は、『失礼剣』と『剣閃』しか効かなくなる。

もしくは、地相を変えてしまえば良いが・・。

 

「十文字斬り!!」

 

俺は地相を『太陽』に変えるために、十文字斬りを使用した。

 

「ブレードロール!!」

 

ラスタ様は高速回転し、十文字斬りを防いだ。

こんな使い方もあるのか。

俺は咄嗟にラスタ様から離れた。

 

けど『十文字斬り』は、アンデッドモンスターには効果があるが、それ以外には大した攻撃でも無いはず。

それなのに、ここまで守りを固めて来るとは・・。

 

ラスタ様の回転は止まらず、そのまま俺に向かって突っ込んできた。

やはりメインは攻撃か!

 

さっきみたいに剣で攻撃したとしても弾かれるのは間違いない。

と言う訳で、ここは術で攻撃だ!

 

「太陽風!!」

 

俺は小型の太陽を呼び寄せて、その強烈な光線でラスタ様を攻撃した。

この『太陽風』は熱・冷・雷の混合属性だ。

 

「ぐっ!!」

 

ラスタ様の回転が少しずつゆっくりになり、完全に止まった。

おまけに太陽風のおかげで、地相が太陽に変化した。

『日の輝き』を感じたのだ。

 

 

ここだ!!

 

 

「剣閃!!」

 

俺はラスタ様が再びウォーターポールを使っても問題ないように、剣閃を使用した。

さっきも言ったが、この技なら魔法盾も関係無いからな。

なら最初から使えば良いだろうと思うかも知れないが、戦いには色々と駆け引きがある。

ここが一番良いタイミングなんだ。

 

「うわあああああ!!!!!」

 

剣閃をモロに受け、ラスタ様はセト様と同じようにリングの外まで吹き飛ばされた。

そして消えて行った・・。

 

「勝者、ユウ!!」

 

ミカエル様の声が聞こえた。

 

俺は勝った。

確かに勝ったのだけど、何か釈然としない。

ラスタ様は手加減していたように感じた。

もしそうなら、何故だろう?

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