ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
斧使いとの戦いはネビユ以来か。
ネビユとどちらが上だろうか?
まずはラスタ様の力を確かめるべく、ラスタ様の元に思い切り走った。
ラスタ様もその場で待ち構え、俺の攻撃に備える事にしたようだ。
それから、俺達の武器が二度・三度ぶつかり合った。
ん?
この斧は・・。
俺は一度離れる事にした。
今ので、ラスタ様のある程度の能力は把握できたと思う。
ネビユと良い勝負じゃ無いだろうか。
ネビユもかなり強かったんだな・・。
「その武器、手斧では無いですね」
「ええ。これは『戦斧』です。私もセト同様、モンスターを倒して手に入れました」
「どんなモンスターでした?」
「アフカル(ゾンビLV4)です」
「色々なモンスターが増え始めましたね・・」
「そうですね。早く何とかしませんと。ですが今は、あなたとの戦いを楽しみたい」
「望む所です」
俺はとりあえずラスタ様に向かって再び突っ込んだ。
「ウォーターポール!!」
対するラスタ様は、玄武術を使用した。
この術は、地相が玄武の時のみ、あらゆる攻撃から身を守ってくれる魔法盾だ。
ルネも使用した術だな。
どうやらさっきこの術を使わなかったのは、ラスタ様も俺の実力を計るためだったようだ。
ラスタ様は俺の実力をどう思ったのだろうか?
俺は目を瞑って地相を確認してみた。
『水の流れ』を感じる。
つまり、地相は玄武だと言う事だ。
こうなってくると俺の技は、『失礼剣』と『剣閃』しか効かなくなる。
もしくは、地相を変えてしまえば良いが・・。
「十文字斬り!!」
俺は地相を『太陽』に変えるために、十文字斬りを使用した。
「ブレードロール!!」
ラスタ様は高速回転し、十文字斬りを防いだ。
こんな使い方もあるのか。
俺は咄嗟にラスタ様から離れた。
けど『十文字斬り』は、アンデッドモンスターには効果があるが、それ以外には大した攻撃でも無いはず。
それなのに、ここまで守りを固めて来るとは・・。
ラスタ様の回転は止まらず、そのまま俺に向かって突っ込んできた。
やはりメインは攻撃か!
さっきみたいに剣で攻撃したとしても弾かれるのは間違いない。
と言う訳で、ここは術で攻撃だ!
「太陽風!!」
俺は小型の太陽を呼び寄せて、その強烈な光線でラスタ様を攻撃した。
この『太陽風』は熱・冷・雷の混合属性だ。
「ぐっ!!」
ラスタ様の回転が少しずつゆっくりになり、完全に止まった。
おまけに太陽風のおかげで、地相が太陽に変化した。
『日の輝き』を感じたのだ。
ここだ!!
「剣閃!!」
俺はラスタ様が再びウォーターポールを使っても問題ないように、剣閃を使用した。
さっきも言ったが、この技なら魔法盾も関係無いからな。
なら最初から使えば良いだろうと思うかも知れないが、戦いには色々と駆け引きがある。
ここが一番良いタイミングなんだ。
「うわあああああ!!!!!」
剣閃をモロに受け、ラスタ様はセト様と同じようにリングの外まで吹き飛ばされた。
そして消えて行った・・。
「勝者、ユウ!!」
ミカエル様の声が聞こえた。
俺は勝った。
確かに勝ったのだけど、何か釈然としない。
ラスタ様は手加減していたように感じた。
もしそうなら、何故だろう?