ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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待ち受ける何か ウナガ編①

リーケルとルネの二人と別れたオイラは、ランスに戻って行った。

ちょうど昼頃だったので、ランスのレストランで昼食を摂る事にした。

寒い所では温かい食事が一番なので、ビーフシチューを食べる事にした。

この先、どのくらい待ち続けるか分からないからね。

力はつけておかなくちゃ!!

 

って思ったけど、その不安はすぐに徒労に終わった。

何故なら・・。

 

「ん?」

 

今レストランに入って来た男・・。

『黒髪ロング』に『黒い瞳』に『褐色の肌』。

そして、隙の無い身のこなし・・。

 

その人と目が合った。

その人がオイラの方にやって来る。

 

「もしかして、ウナガ・・か?」

 

その人がオイラに尋ねた。

 

「ハ・・ハリー・・!」

「シィ!!」

 

ハリードさんがオイラの口を慌てて抑えた。

 

「一応、七英雄の一人なんでな。キャーキャー騒がれたくない」

 

小声でそう言ったので、オイラはウンウンと頷いた。

すると、ようやくオイラの口が解放された。

 

「やはりウナガか。久しぶりだな」

 

ハリードさんが俺の真向かいの席に座った。

 

久しぶり?

オイラ、ハリードさんと会った事があるの?

 

「オイラ、以前会った事が・・?」

「ああ。まあお前がかなり小さい時だからな。憶えていないのも無理は無い」

「そうですか・・」

「大体、お前の事をシャールの所で見つけてなきゃ、シャールにお前がナジュ王国の人間である事を伝える必要も無いだろう」

「それは・・確かに・・」

 

オイラはちゃんと返事が出来なかった。

戦わなくちゃいけない人が目の前にいるんだ。

 

どうやら、ハリードさんもそれに気づいたみたいだ。

 

「そうか。俺と戦うんだったな。って、これは俺が言った事だったか・・」

「・・・」

「よし。準備が出来たら、ランス~ファルス道に来い。少し進んだ所の右側に窪んだ場所がある。そこで待ってるからな」

 

そう言って、ハリードさんが立ち上がり、レストランから出て行った。

店の従業員が胡散臭そうな表情でハリードさんを見ていた。

何も注文せずに出て行ったんだから仕方ないよね・・。

 

オイラはしっかりと食事休憩を取った後、ランス~ファルス道へと向かった。

 

 

 

その窪んだ所はすぐに分かった。

確かに、ここなら他の通行人の邪魔にはならない。

おまけに十分な広さがあるから、思い切り動いても問題無さそうだ。

良く観察してるな~。

 

「来たか。ではやるか」

 

そうは言ったけど、ハリードさんは武器を構えない。

もしかして、嘗められてるのかな?

・・まさかね。

対するオイラは『ファルシオン』を構えた。

あまり使い慣れていないけれど、やれるだけやってみよう!

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