ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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待ち受ける何か 交わらない三人⑨

ガモリーは建物の中に入った。

中は八畳一間ぐらいの大きさで、確かに物置みたいにそこら中に物が置いてあった。

だが、村長の言っていた通り、ちゃんと休める場所もあった。

 

 

さてと・・。

 

 

ガモリーは休める場所に座り、トランシーバーの二刀流に挑戦した。

 

「ガリン中佐、アルス少佐、もし応答出来る状況であれば応答してください」

 

≪大丈夫だ≫    ≪大丈夫です≫

 

同時に返信が帰って来た。

 

「ありがとうございます。それでは作戦を変更いたします。本日、今から30分~1時間後に、スタンレー・ファルス両国の国王を暗殺してください。合図は変わらずグラフ中将の雄たけびです。何か質問があればお知らせください。何も無ければ返事は結構です」

 

返事は無かった。

 

 

流石ですね。

 

 

急な変更にも文句一つ言わない。

 

 

お二人とも実力は本物です。

 

 

ガモリーはトランシーバーのチャンネルを変えた。

 

「グラフ中将、今どの辺りでしょうか?」

 

≪もう目的地に着いている。スタンレーとファルスの中間で、森とまでは言わないが、木が密集している場所だ≫

 

≪俺達もいるぜ≫

 

≪私達もいるわ≫

 

イードとメリアが会話に参加してきた。

『達』と言うには、イードとメリアが連れて来た騎馬隊の事だろう。

 

「結構です。それでは作戦変更を命じます。今から30分~1時間後に、グラフ中将は全力で雄たけびを上げてください。タイミングはこちらで指示します。そして、ほぼ間を空けずに、メリア大尉、イード中尉は騎馬隊を連れ、それぞれスタンレー、ファルス両国に向かってください。何か質問はありますか?無ければ返事は結構です」

 

≪俺は無いが、イードがあるらしい≫

 

≪何で急に作戦を変更する事になったんだ?≫

 

ガモリーはスタンレーにファルス王子が、そしてファルスにスタンレー王子がそれぞれ戦争を止めるためにやって来た事を話した。

 

「そして両国は、戦闘開始を一日延ばす事にしました。今頃兵士達は寛いでいる事でしょう。緊張が和らいでいる今がチャンスです。そしてもう一つ、スタンレー王子とファルス王子が戻る前に勝負を決めておく必要があります。何故なら、二人が戻ってしまうと、兵士達が冷静さを取り戻してしまい、交渉が失敗する事になりかねません。正直言いますと、おそらく両国王よりも両国王子の方が、兵士の心の拠り所になっていると思われますので。以上です。いかがですか?」

 

≪良く分かったぜ。だから両国の国王が暗殺されたすぐのタイミングで、俺達は両国に向かわなければならないんだな?≫

 

「はい、そうです」

 

≪よし。それなら納得だ≫

 

≪了解。いつでも行けるように準備しておくわ≫

 

「よろしくお願いします」

 

通信が終わった。

 

 

後は・・

 

 

タイミングですね。

 

 

ガモリーは目を瞑った。

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