ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
次の日・・。
昨日は卒業試験だったので、今日は稽古が休みだ。
なので、今日はちょっと遅くまで眠っていた。
朝起きてリビングに向かうと、シャールさんだけが椅子に座っていた。
ミューズ様とミッチの姿は無かった。
「おはようございます」
「おはよう」
オイラが挨拶をすると、シャールさんが挨拶を返した。
オイラはシャールさんと向かい合った席に座ると、軽く朝食を食べ始めた。
「随分起きてくるのが遅いな」
「いや~・・。昨日緊張の連続で疲れてしまって・・」
(ミッチの事で頭が一杯になったのもあるけど)
「別に攻めてる訳じゃないぞ?今日は休みなのだからな」
「ああ、はい。ところでミューズ様とミッチは?」
「さっき一緒に買い物に出かけた」
「あ、そうなんですか。でも珍しいですね。二人で買い物なんて」
「そうだな。お前と話をするために人払いをしたんだ」
「ああ・・。故郷の事ですか」
「そうだ。で、そろそろ来ると思うが・・」
「こんちわー。シャールいる?」
シャールさんの言葉が終わらない内に、外から大きな声が聞こえた。
シャールさんは席を立ち、ドアを開けた。
ドアを開けると、ノーラさんが入ってきた。
ノーラさんは、細長くてでかいバッグみたいなのを持っている。
「ようシャール!」
「良く来てくれたなノーラ」
「ゴンはもう出発したのかい?」
「ああ。済まないな。ゴンの見送りに呼んでやらなくて」
「何言ってんの!呼ばれたって行きやしないさ!家族水入らずの邪魔しちゃまずいからね!だから気にすんな」
「そう言ってもらえると助かる」
ここでノーラさんはオイラの方を見た。
「よう!ウナガ。元気にしてたか?」
「はい!オイラは元気です。ノーラさんは?」
「聞くまでも無かろうよ!」
オイラは、ノーラさんの豪快な感じが結構好きだ。
見た目はちょっときついけど・・。
それでも、ケーンさんと結婚していると言う驚きの事実。
絶対に結婚しないと思ってたのに・・。
そう考えると、やっぱりミューズ様が独身なのは実にもったいない・・。
「ノーラさん、今日はどうしたんですか?」
「シャールに頼まれて、コイツらを持ってきたのさ」
そう言ってノーラさんは、細長いバッグみたいな物から曲刀を取り出した。
「ほい。まずは『ファルシオン』」
ノーラさんがファルシオンをテーブルの上に置いた。
「で、次に『グラディウス』」
ノーラさんがグラディウスもテーブルの上に置いた。
「で、最後にコレだ」
「なに?私が頼んだのはこの二つだけだが・・」
「まあ良いから良いから」
そう言って取り出したのは、蛇の装飾が付いているものすごく高級そうな小剣だ。
それを見ると、いつも冷静なシャールさんが珍しく驚いた。