ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ウナガ編 第一章⑩

次の日・・。

昨日は卒業試験だったので、今日は稽古が休みだ。

なので、今日はちょっと遅くまで眠っていた。

 

朝起きてリビングに向かうと、シャールさんだけが椅子に座っていた。

ミューズ様とミッチの姿は無かった。

 

「おはようございます」

「おはよう」

 

オイラが挨拶をすると、シャールさんが挨拶を返した。

オイラはシャールさんと向かい合った席に座ると、軽く朝食を食べ始めた。

 

「随分起きてくるのが遅いな」

「いや~・・。昨日緊張の連続で疲れてしまって・・」

 

(ミッチの事で頭が一杯になったのもあるけど)

 

「別に攻めてる訳じゃないぞ?今日は休みなのだからな」

「ああ、はい。ところでミューズ様とミッチは?」

「さっき一緒に買い物に出かけた」

「あ、そうなんですか。でも珍しいですね。二人で買い物なんて」

「そうだな。お前と話をするために人払いをしたんだ」

「ああ・・。故郷の事ですか」

「そうだ。で、そろそろ来ると思うが・・」

「こんちわー。シャールいる?」

 

シャールさんの言葉が終わらない内に、外から大きな声が聞こえた。

シャールさんは席を立ち、ドアを開けた。

ドアを開けると、ノーラさんが入ってきた。

ノーラさんは、細長くてでかいバッグみたいなのを持っている。

 

「ようシャール!」

「良く来てくれたなノーラ」

「ゴンはもう出発したのかい?」

「ああ。済まないな。ゴンの見送りに呼んでやらなくて」

「何言ってんの!呼ばれたって行きやしないさ!家族水入らずの邪魔しちゃまずいからね!だから気にすんな」

「そう言ってもらえると助かる」

 

ここでノーラさんはオイラの方を見た。

 

「よう!ウナガ。元気にしてたか?」

「はい!オイラは元気です。ノーラさんは?」

「聞くまでも無かろうよ!」

 

オイラは、ノーラさんの豪快な感じが結構好きだ。

見た目はちょっときついけど・・。

それでも、ケーンさんと結婚していると言う驚きの事実。

絶対に結婚しないと思ってたのに・・。

そう考えると、やっぱりミューズ様が独身なのは実にもったいない・・。

 

「ノーラさん、今日はどうしたんですか?」

「シャールに頼まれて、コイツらを持ってきたのさ」

 

そう言ってノーラさんは、細長いバッグみたいな物から曲刀を取り出した。

 

「ほい。まずは『ファルシオン』」

 

ノーラさんがファルシオンをテーブルの上に置いた。

 

「で、次に『グラディウス』」

 

ノーラさんがグラディウスもテーブルの上に置いた。

 

「で、最後にコレだ」

「なに?私が頼んだのはこの二つだけだが・・」

「まあ良いから良いから」

 

そう言って取り出したのは、蛇の装飾が付いているものすごく高級そうな小剣だ。

それを見ると、いつも冷静なシャールさんが珍しく驚いた。

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