ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ウナガ編 第一章⑫

「まあ女神さんにとっちゃ、今の状況でも結婚してるのと変わらないと思ってるんだろうけど、でもやっぱり『部下』として『上司』を支えてもらうよりは、『同じ立場』で支えてもらいたいはずさ。ピドナの女王となった後なんかは特にね」

「それは・・確かに」

「だろう?それに、さっきアンタは言ったね。『結婚する事でミューズ様に全てを背負わせるつもりか?それは虫が良すぎる』って。その通りだ。 だからこそ、アンタは女神さんと結婚して『対等の立場』で全力でサポートすべきだし、私も出来る限りのサポートをする。このタイミングでこれを持ってきたのは、女神さんに直接渡そうとすると絶対に拒否するからだ。『私よりもそれを持つのに相応しい人がいる』とか何とか言ってね」

「それは間違いないな」

「流石。良く分かってるね。だから私がアンタにお願いして、女神さんにこのタイミングで買い物に行かせるよう頼んだんだよ」

「そう言う事だったんですか。なるほど」

 

(あれ?)

 

(じゃあミッチは?)

 

「シャールさん、それじゃあミッチは?ミューズ様を買い物に行かせるために、ミッチも一緒に行かせたと言う事ですか?」

「ミッチにも、ここにいてもらいたくない理由があってね。それは後で分かるだろう」

「はあ。そうですか・・」

「シャール。アンタが女神さんの心配をするのは良く分かる。だが、私を信じてほしい。私もアンタと同じ、七英雄と共に戦ったメンバーの一人だ。女神さん一人に全てを背負わせたりは絶対にしない。そして、自分の事も信じてほしい。もうアンタは女神さんにとって小さな存在では無いって事を。『部下』と『上司』の関係では無く、『対等な立場』でありたいと思っている事を」

「そうか・・。そうだな・・。分かった」

 

シャールさんが折れた・・のか?

 

「そう言う事なら、これはありがたく受け取っておこう。そして結婚の事も、今度ミューズ様と話し合ってみる」

「サンキュ!じゃあこの話は終わりだね。次はウナガの番だ」

「ああ。そのためにお前にも来てもらったんだ」

「どう言う事ですかシャールさん?」

「ノーラにも意見を訊きたくてね」

「意見?」

 

オイラはシャールさんとノーラさんを交互に見た。

二人とも、さっきよりもさらに硬い表情になっている。

 

「いつ二人が戻ってくるか分からないからな。単刀直入に言おう。ウナガよ。お前の故郷は、『ナジュ王国』だ」

「な・・ナジュ王国!?」

 

ナジュ王国と言えば、オイラが生まれる前に神王教団に滅ぼされた王朝で、『七英雄』の一人、ハリードさんの出身地のはずだ。

この事はノーラさんはまだ聞いていなかったらしく、明らかに驚いた表情をした。

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