ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ガモリ―編 第一章①

「それでは作戦を説明しますね」

 

私は部下を集めてから言いました。

ここは、スタンレーとファルスの中間辺りにある平野です。

 

「本物の野盗と出会ったら徹底的に叩き潰して、アジトも乗っ取ってください。そして、二度と野盗生活が出来ないようにしてください」

「はっ!」

「それから、そこのアジトを拠点にして、スタンレーにやって来る積荷を見かけたら襲ってください。もちろん護衛を含め、荷主は全て殺さぬようお願いします」

「はっ!」

「そして、最初の積荷を襲ってそこから引き揚げる際、『ついうっかりファルス軍のペンダントを見せる』ようにしてください。これで、生き延びた人達は、ファルス軍が野盗のフリをしているのだと思うでしょう。二度目以降は見せる必要はありません」

「はっ!どのような方法で見せてもよろしいのでしょうか?」

「はい。そこはお任せします」

「はっ!」

「ただし、決して無理はなさらないようお願いします。『命あっての物種』ですから。強い相手と遭遇した場合は、すぐに退却してください」

「はっ!心得ております!!」

「それでは皆さん、よろしくお願いしますね」

「はっ!お任せください!!」

 

私の部下7名は、スタンレーの方向に向かって歩いて行きました。

 

「いや~・・。相変わらず惚れ惚れする物言いだねぇ・・。部下を想う上官の鑑だ」

 

そばで一部始終を見ていたイードさんが言いました。

イードさんは私と同い年ぐらいですが、それでも呼び捨てはどうかと思うので、出会ってからずっと『さん』付けして呼んでいます。

最も、本人は呼び捨てしてもらいたいみたいですが。

何が不満なのか、私には分かりません。

 

なお、私の部下は7人だけではありません。

先ほどの7人は選抜メンバーと言った所です。

 

「部下と言えど、一人一人に命があります。大切に想うのは当たり前の事です」

「ああ。その通りだ。それをはっきり言っちまう所も良いなぁ。それに・・」

 

イードさんが、私の事をまじまじと見てきました。

こう言うのって、『セクハラ』と言うのですかね?

 

「風になびく『銀色のロングヘア』に、太陽の光で燦燦と輝く『金色の瞳』。ん~、絵になるなぁ」

 

イードさんは基本良い人なのですが、こう言う軽口が玉に瑕ですね。

 

「こらこら。あんまりべた褒めするんじゃない!ガモリ―が困ってるでしょ?」

 

彼女はイードさんの2つ上のお姉さんである、メリアさん。

メリアさんは元々はイードさんと同じ茶髪だったそうですが、ある時水色に染めたのだとか。

おまけに、着ている物も全て水色で統一しています。

水色が好きらしいのですが、何か理由があるのでしょうか?

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