ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ガモリー編 第一章⑥

すると、胴体が緑色で翼が紫色っぽい小さな妖精みたいなのが二匹飛んできました。

 

「あれはインプですね」

「一目見ただけで分かるなんてな・・。まさか、モンスターについても調べたのか?」

「もちろんですよイードさん。以前この世界にいたモンスターは全て網羅しています」

「うへぇ!流石はガモリ―だ」

 

インプは私達を見て驚いた様子でした。

食事を用意していないのに驚いたのか、それとも私の声に反応して、自分達の体が勝手に動いた事に驚いたのか、それは分かりませんでした。

彼らはお互いの顔を見てから、アタフタしているように見えました。

 

「なるほどな。あんな小さいモンスターなら魚以外を狩る事は出来ないし、空を飛んでるなら足跡が付くはずも無いな」

「そうです」

「あの程度の雑魚なら、俺一人でも十分だな」

 

そう言うと、ウォードさんは大剣を構えました。

 

「大丈夫ですか?」

「何がだ?」

「おそらくあのモンスターは子供です。子供が亡くなってあの姿になったのです。それでもよろしいのですか?」

「!!」

 

ウォードさんが固まりました。

でも仕方がありません。

中途半端な覚悟は身を滅ぼします。

 

この隙にインプが逃げ出そうとしました。

 

「ウォードさんはそちらのインプを。向こうは私が処理します」

 

私は先に逃げたインプを追いかけました。

 

「ガモリ―!!」

「私達も!!」

「ここは私だけで充分です!」

 

私は振り向きながら言いました。

二人はその場で立ち止まりました。

 

 

お二人とも

 

 

ありがとうございます。

 

 

「俺達にも生活がかかっているからな。覚悟しな!」

 

ウォードさんが覚悟を決めて、インプの一匹に攻撃を仕掛けました。

そして、倒す事に成功しました。

 

 

流石です。

 

 

大剣の扱い方は

 

 

私よりもうまいかも知れません。

 

 

私も負けていられませんね。

 

 

「みね打ち!!」

 

私は大剣の峰でもう一匹のインプを攻撃して動きを封じました。

インプは地上にフラフラと落ちてきました。

 

「ウォードさん、見事な覚悟でした。今度は私が覚悟を見せる番です」

 

地面に体が痺れて動けなくなったインプがいます。

 

「スマッシュ!!」

 

そのインプ目掛けて、私は大きく大剣を振りかぶりました。

この技は威力がある分、当たりにくいですが、相手が動けなければほぼ当たります。

私の攻撃を受けたインプは、静かに消えていきました。

 

「お前だけが手を汚さなくても・・」

「そうよ。私達だっているのに・・」

 

二人の元に戻ると、次々に言いました。

 

「イードさん、メリアさん、ありがとうございます。ですが、これは『私が決めた事』なのです。相手が何であろうと、自分が手を下す事はすでに決めていた事なのです」

「相手がどんな奴か、予想してたって事?」

「そうですね。『魚以外は減っていない』と聞いてからですが。彼らは食事と言う、『自分達が生きるためには仕方が無い事』をしていました。ですので、本来は裁く事が許されるかどうか分からない事でした」

「そうか分かったぜ・・。それを全部お前が背負うって事なんだな?」

「そうです。私がすべき事はただ一つ。『ピドナの全国統一』です。その目的の障害は何であっても取り除かなければならないのです。自分でそう決めた以上、他の人の手を汚させる訳にはいきません」

「『障害は何であっても取り除かなければならない』・・か」

 

イードさんが何やら意味ありげに呟きました。

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