ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ガモリー編 第一章⑨

ランス陸送隊は、主にファルスやヤーマスに物品を輸送する会社です。

つまり、私の部下が襲う予定の会社でもあります。

 

「いらっしゃいませ。本日はどう言ったご用件でしょうか?」

 

ランス陸送隊の社員の男性が私達に尋ねました。

 

「私達はピドナ軍の者です」

 

これを聞くと、ランス陸送隊の社員は明らかに警戒した表情を見せました。

やはり、軍の者はどこでも歓迎されませんね。

 

「何故、ピドナ軍の方がここに?」

「あなた方が野盗に困っていると聞いています。野盗を退治するためにやって来ました」

「その見返りは何ですか?ただで我々を助けてくれるとは思えませんが」

「もちろんです。ですが、大した事は求めていません。有事の際、ランスにある物を最優先でピドナに持って来ていただきたいのです。もちろん、お代は払います」

「具体的にはどう言った物を?」

「小麦をお願いします」

「えっ?それだけですか?確かにランスには小麦が豊富にありますけど・・」

「はい」

「そうですか・・。小麦なら、我々が管理している『ランス農場』から直接送る事も出来ますからね。少々お待ちください。社長に話して参ります」

 

そう言って、社員は一旦私達の前からいなくなりました。

社員がいない間、お二人は何も訊きませんでした。

私を信じてくれていると言う事でしょう。

 

5分ほどで社員が戻ってきました。

 

「お待たせいたしました。社長からOKが出ました」

「ありがとうございます」

「これからヤーマスへ商品を運ぶので、護衛をお願いします。お代はいらないのですよね?」

「はい、必要ありません。先ほど申し上げた事を守っていただければ」

「それはもちろん。では、すぐに参りましょう」

 

こうして私達三人はヤーマスへと向かう事になりました。

元々ヤーマスにも行く予定だったので一石二鳥ですね。

 

 

 

私達三人は馬に乗りながら、荷主の馬車を前と左右から囲んで護衛して行きました。

 

「止まってください!」

 

私は、後ろの馬車と二人に止まるように命じました。

止まったのを確認すると、私は馬から降りました。

すると、木の陰から野盗が5人出てきました。

ランスを出発してから10分もかかっていません。

貧弱な装備のため、私の部下では無い事が確定しました。

幸先良いですね。

 

「おっ!ガキ三人が護衛か!こいつは楽勝だな」

「荷物を全て置いていきな。そうすれば命だけは助け・・」

「足払い!!」

 

野盗が言い終わらない内に、イードさんが攻撃を仕掛けました。

『ガキ』と言われた事が気に食わなかったようです。

 

「うおお!!??」

 

フリーファイトの陣形を組んでいた野盗は、全員スタンしました。

 

「アクセルスナイパー!」

「巻き打ち!!」

 

そこをすかさず、私とメリアさんが素早い攻撃で追撃しました。

野盗『二匹』を撃破しました。

 

「何だこいつら!?ただのガキじゃ・・じゃあああああ!!!!」

 

『ガキ』と言われた瞬間、イードさんの槍が襲い掛かりました。

これで、あと二匹です。

 

「おいおいおい!!もう少し手加減してくれよ!俺達、同じ人間だろう!?」

「私は、あなた方を人間とは思っていません。他人から物を奪うモンスターと同じ存在と見ています」

「私もよ!」

「俺もだ!」

「ぐぬうううう!!引き上げだー!!」

 

リーダー格の野盗と、部下一匹が逃げようとしました。

 

「逃がしません!払い抜け!!」

 

私は猛スピードでリーダーに追いつきました。

そして、追い抜きざまに強烈な払い攻撃をお見舞いしました。

 

「ぎゃあああああ!!!!」

 

リーダーも倒しました。

ですが、部下一匹には逃げられてしまいました。

もちろん、わざとですが。

 

「私はこれから彼の跡を追い、アジトを潰します。お二人は・・」

 

そう言おうとして、私はウォードさんの、『仲間を頼れ』と言う言葉を思い出しました。

 

 

どちらかに協力をお願いしましょうか?

 

 

     ➡  イードさんお願いします。

 

        メリアさんお願いします。

 

        なんでもないです。

 

 

「イードさんは私と一緒に来てください。メリアさんは引き続き護衛を。私達の馬の足跡を追って来てください」

「任せておいて!」

「よし!助かるぜ。逃げた奴は、最初に『ガキ』って言った奴だからな。絶対に逃がさん!!」

 

こうして、私とイードさんは先行する事にしました。

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