ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ガモリー編 第一章⑯

「済まなかったなガモリー。気を悪くしただろう?」

「いいえ、大丈夫です」

「まあ、気にしないように。ここにいる者は皆、君の味方だからね」

 

と、クレティン大将が仰いました。

クレティン大将は20代後半ぐらいでしょうか。

髪の色は紫色で、かなりの童顔です。

あと、言葉遣いが丁寧で、とても好感が持てます。

 

「ああ!その通りだ!!」

 

と、今度はグラフ中将。

グラフ中将は30代前半ぐらいでしょうか。

髪は橙色で筋骨隆々としており、牛をイメージさせます(褒めてますよ)。

逆に妹であるミルダ王妃は、髪の色は同じですが、少し気弱な感じを思わせます。

 

「そう言う事です。ルートヴィッヒ様、これ以上奴を調子に乗らせない方が・・」

 

ローファ少将も苦言を呈しました。

ローファ少将も30代前半ぐらいでしょうか。

髪の色は黄緑色で、少し神経質な印象を受けます。

 

「ガリンは前国王の部下でな。奴を冷遇すると、前国王の支持者が騒ぎ出しかねないのだ」

「あんな性格の部下を優遇したら、それこそ前国王の支持者が騒ぎ出しそうですが」

 

と私は言いました。

 

「その通りだ。だからこそ奴を優遇しているのだよ。奴が表に出れば出るほど、前国王の支持者は減っていくだろうからな」

「そうでしたか。流石です」

「理解してもらえて良かったよ。あと、アルスについてだが、彼は私の親戚でね。実力は申し分無いが、性格が悪い。彼の事についても、申し訳なく思っている」

「いいえ。私の事でしたら大丈夫です。お気遣いありがとうございます」

「それならば良かった。では、改めて状況を聞こうか」

「はい」

 

そこで私は、

 

①スタンレーとファルスは、スタンレーの攻撃待ちである事

②ユーステルム、ランス、ヤーマスとは協力関係を結んだ事

 

を、ルートヴィッヒ様に報告しました。

 

「ふむ・・。初日にしては上出来だ。良くやってくれた」

「ありがとうございます」

「明日はどうするつもりだ?」

「明日はリブロフを支配下に置こうと考えています」

「そうか。リブロフか・・」

「ルートヴィッヒ様・・」

 

ミルダ王妃が、ルートヴィッヒ様の事を気遣ったようです。

リブロフはルートヴィッヒ様の故郷だからです。

支配下に置く事について、色々な想いが巡ったのでしょう。

 

「大丈夫だミルダ。ガモリーよ。全てお前に一任する。とりあえず、今日はゆっくり休むと良い」

「はい。ありがとうございます。お先に失礼します」

「メリア、イード。お前達も一緒に行け。私はもうしばらく仕事があるからな」

 

と、ヴォルフ元帥が仰いました。

ヴォルフ元帥は40代前半ぐらいでしょうか。

幼馴染ではありますが、ルートヴィッヒ様より少し年上のようです。

普段から表情はものすごく険しいですが、優しい父親であるとイードさんが言っていました。

私もそう思います。

 

「はい、分かりました」

「お先に失礼します。父上」

 

私達は同時におじぎをして、玉座の間を出ました。

 

 

 

「いや~!スカッとしたぜ!!見たか?ガリンの表情を」

「ええ!心の中で、『ガモリー良くやった』って思っちゃった」

「俺も俺も!!」

「あんなひどい人間がこの世の中にいるなんて、ちょっとショックですね」

「ああそうか‥。ガモリーには記憶が無いんだっけか」

「はい」

「ある意味それは幸せだったのかも知れないな。アイツら以上に嫌な人間だって多分・・いや。いないか」

「いないわね」

「良かったです」

 

お二人が笑いました。

私達は、私の部屋の前まで来ました。

 

「おっと!ガモリーの部屋に着いちまったな。じゃあ、この話はこの辺にしておいて・・。明日はリブロフか・・。俺達は一緒に行けないかもな」

「そうね。顔を知られてるし」

「ガモリー、一人で大丈夫か?」

「大丈夫ですよイードさん。偵察に行くだけですから」

「俺は簡単には諦めん。一緒に行けるよう父上と交渉してみる」

「父上やルートヴィッヒ様に迷惑をかけるのだけはやめてよね!」

「分かってるよ姉貴」

「それでは二人とも、お休みなさい」

「ああ、お休み」

「お休みなさい」

 

私は二人と別れ、部屋に入りました。

 

 

 

シャワーを浴びてベッドで横になると、明日のシミュレーションをする事にしました。

ああして・・。

こうして・・。

それから・・。

いつの間にか眠っていました。

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