ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「遅っっっっっせーーーーーんだよ!!!!!」
スタンレーの入口に到着すると、ルネに怒鳴られた。
「わーー!!ゴメンゴメン!!」
「お前が決めた時間に小一時間も遅れやがって!」
「だから悪かったって!これでも猛ダッシュで来たんだぞ?そのおかげで遅れが小一時間で済んだんだ!」
「そんな言い訳が通用すると思ってるのか!?」
ルネ。
水色の髪に紫の瞳の、見た目が派手な超イケメン。
けど、性格は内向的。
見た目がカッコいいから女性にモテまくる。
それが羨ましい。
なのに、女性にはあまり興味が無いらしい。
それが憎らしい。
ルネが一緒の時にナンパすると必ず成功するけど、ルネはいつもムスッとして女性を避け続けている。
多分、好きな女性がいるのだろうけど、訊きたくても訊けない。
ルネは怒ると非常に怖いからだ(今も怖い)。
それでも、ルネと一緒にいると楽しい。
俺には無い物がルネにはあるから。
「本当にゴメン!この借りは必ずどこかで返すから!!」
リーケル。
鼠色の髪に茶色の瞳の、見た目はクソ地味な奴。
けど、性格は外交的。
普段はおちゃらけてる癖に、いざピンチになると、とんでもない頭の切れ味を発揮する。
そんなコイツが時々羨ましくなる。
なのに、女が相手だと頭の切れ味もにぶくなる。
そんなコイツが時々憎たらしくなる。
女を良くナンパするけど、オレがいない時は一度も成功した事が無いらしい。
成功しないのが分かってるなら、もうやめりゃ良いのにって思う。
それでも、リーケルと一緒にいると楽しい。
オレには無い物がリーケルにはあるから。
「本当だな?まあ良い。今回はここまでにしてやる。いつオレ達がいない事に気づかれるか分からないからな。早く行くぞ」
「行くって。どこへ?」
「お前・・。オレを誘っておいて、行くアテが無いなんて言わないだろうな?」
「スミマセン・・。何も考えずに誘ってしまいました・・」
「はあ・・。こう言う時こそ、お前の頭のキレの見せ場だろうに。まあ良い。今回はオレにアテがある」
「おっ!ナイス!!で、どこだ?」
「7年前、ランスからファルスやヤーマスへの荷物を襲った野盗が隠れ住んでいた洞窟さ。野盗は壊滅して全て終わったと思ってたけど、もしかしたら新しい野盗が住みついたかも知れんからな。気になって確認しに行きたかったんだけど、外に出してもらえなくなっちまったし・・」
「なるほどな・・。で、そこはどこにあるんだ?」
「スタンレーの北西さ。大した距離じゃない」
「そうか。それで今回確認しようと思ったんだな」
「まあ、そう言う事さ」
「よっしゃ!じゃあ早速そこに行ってみようぜ!!」
「おう!!」
俺達は、『野盗の巣窟』へと向かう事にした。