ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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リーケル&ルネ編 第一章④

「遅っっっっっせーーーーーんだよ!!!!!」

 

スタンレーの入口に到着すると、ルネに怒鳴られた。

 

「わーー!!ゴメンゴメン!!」

「お前が決めた時間に小一時間も遅れやがって!」

「だから悪かったって!これでも猛ダッシュで来たんだぞ?そのおかげで遅れが小一時間で済んだんだ!」

「そんな言い訳が通用すると思ってるのか!?」

 

ルネ。

 

水色の髪に紫の瞳の、見た目が派手な超イケメン。

けど、性格は内向的。

見た目がカッコいいから女性にモテまくる。

それが羨ましい。

なのに、女性にはあまり興味が無いらしい。

それが憎らしい。

ルネが一緒の時にナンパすると必ず成功するけど、ルネはいつもムスッとして女性を避け続けている。

多分、好きな女性がいるのだろうけど、訊きたくても訊けない。

ルネは怒ると非常に怖いからだ(今も怖い)。

 

それでも、ルネと一緒にいると楽しい。

俺には無い物がルネにはあるから。

 

「本当にゴメン!この借りは必ずどこかで返すから!!」

 

リーケル。

 

鼠色の髪に茶色の瞳の、見た目はクソ地味な奴。

けど、性格は外交的。

普段はおちゃらけてる癖に、いざピンチになると、とんでもない頭の切れ味を発揮する。

そんなコイツが時々羨ましくなる。

なのに、女が相手だと頭の切れ味もにぶくなる。

そんなコイツが時々憎たらしくなる。

女を良くナンパするけど、オレがいない時は一度も成功した事が無いらしい。

成功しないのが分かってるなら、もうやめりゃ良いのにって思う。

 

それでも、リーケルと一緒にいると楽しい。

オレには無い物がリーケルにはあるから。

 

「本当だな?まあ良い。今回はここまでにしてやる。いつオレ達がいない事に気づかれるか分からないからな。早く行くぞ」

「行くって。どこへ?」

「お前・・。オレを誘っておいて、行くアテが無いなんて言わないだろうな?」

「スミマセン・・。何も考えずに誘ってしまいました・・」

「はあ・・。こう言う時こそ、お前の頭のキレの見せ場だろうに。まあ良い。今回はオレにアテがある」

「おっ!ナイス!!で、どこだ?」

「7年前、ランスからファルスやヤーマスへの荷物を襲った野盗が隠れ住んでいた洞窟さ。野盗は壊滅して全て終わったと思ってたけど、もしかしたら新しい野盗が住みついたかも知れんからな。気になって確認しに行きたかったんだけど、外に出してもらえなくなっちまったし・・」

「なるほどな・・。で、そこはどこにあるんだ?」

「スタンレーの北西さ。大した距離じゃない」

「そうか。それで今回確認しようと思ったんだな」

「まあ、そう言う事さ」

「よっしゃ!じゃあ早速そこに行ってみようぜ!!」

「おう!!」

 

俺達は、『野盗の巣窟』へと向かう事にした。

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