ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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リーケル&ルネ編 第一章⑤

少しずつ明るくなって来た。

昔は暗い中を歩くのは危険だと言われていた。

何故なら、夜にしか活動しないモンスターもいたからだ。

けど、今はモンスターなんていないから、暗かろうが明るかろうが関係ない。

それでも一応身を守るため、俺もルネも武器は持っている。

ルネはアーメントゥームで、俺はバトルハンマーだ。

ルネのアーメントゥームだが、ファルスにはロングスピアしか売ってないから、俺がスタンレーで売っているアーメントゥームをプレゼントしてやった。

今も俺がやったアーメントゥームを持ってきている。

何故分かるのか?

実は、俺の名前を小さく書いておいたんだ。

結構前にやったのに、綺麗なままだ。

大事に使ってくれていると言う事だ。

まあ、物を大切にする事は、ロボ鷹の使い方で良く分かってはいたがね。

 

 

男の二人旅なんて、オレもそうだが、むしろリーケルの方が嫌がるはずだ。

だって、四六時中女の事しか考えていないような奴だぜ?

オレはこいつとの旅は別に嫌じゃ無いが、リーケルはどうなんだ?

正直、嫌がってる素振りは全然見せていない。

嘘を吐くのが下手な奴だから、オレとの旅は別に嫌じゃ無いって事か・・。

まあ、それは置いておいて・・。

リーケルの武器が『バトルハンマー』ってのはどうなんだろうな?

せっかく『ロボ鷹』を作れるほどの器用さがあるんだから、レイピアとかの方が合ってそうだが・・。

バトルハンマーが使いやすいのだろうか?

オレのアーメントゥームはリーケルからもらった物だが、ほとんど使っていない。

おそらく、リーケルも実戦はほとんど無いだろう。

ガキの頃にモンスターはいたけど、ガキの頃にモンスターと戦うなんて論外だし、今はモンスターがいなくなった事で、戦う奴もいなくなった。

もし今とんでも無い敵が目の前に現れたら、オレ達はどうしたら良いんだろうな?

 

 

二人はそんな事を考えながら黙々と歩いていた。

すると、すぐに山が見えてきた。

 

「あの山の中だ」

「山を登るのか?」

「登るけどすぐだ」

 

二人は山を登り始めた。

ルネの後を、リーケルが遅れずに附いて行く。

 

木々に囲まれた道を歩いていたが、やがて広くて見通しが良い所に出た。

 

「ここを左に・・!?」

「どうした・・」

「戻れ!」

 

リーケルが何か言いかけたのをルネが制した。

そして、リーケルを押し戻して木陰に隠れた。

 

「な・・何だアイツは・・?」

「何かいるのか?」

 

二人が小声で話し始めた。

 

「ああ・・。洞窟の前にデカい奴が・・。見てみるか?」

 

リーケルは返事をする代わりに頷いた。

二人がゆっくりと木陰から左側をそっと覗いた。

洞窟までは30メートルと言った所か。

ルネが言った通り、人の二倍以上のデカさのオーガみたいな奴が洞窟の前に立っている。

どうやら見張りをしているようだ。

 

「あ・・あれはモンスターじゃないか!?モンスターは絶滅したんじゃ無いのか・・?」

「し・・知るかよ・・」

「どうする・・ルネ・・?」

「どうするって言われても・・」

「奴はオーガだな」

「うわぁ!!!!」

 

後ろからいきなり声が聞こえ、二人は驚きの声を上げてしまった。

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