ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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リーケル&ルネ編 第一章⑧

「あの洞窟を調べたいです」

「そうか。じゃあ奴を倒さないとな。けど、さっきも言ったが奴は『オーガ』だ。お前達のようなヒヨッコじゃ、絶対に勝てないぜ」

「そう言えば、あなたはモンスターがいるって分かっても全然驚いて無いですけど、何か知っているのですか?」

「知ってるも何も、もうすでにモンスターとは何度か会ってるんでね」

「ええ!?じゃあ、世界中にモンスターが・・?」

「ああ。しかもモンスターの正体が何やら曰く付きでな」

「???」

「まあ、それはおいおい話すとして・・。ここで本題だ。奴を倒すためにオレを雇わないか?」

「いくらだ?」

「1万オーラム」

「い・・1万オーラムだって!?」

 

ルネが驚いた。

 

「そんな大金、オレには払えねえぜ!」

「確かに、スタンレーの王子には厳しいだろう。だが、ファルスの王子ならどうかな?」

 

ルネがリーケルの方を見た。

 

「そう言えば、オレに借りを返してくれるんだったよな?」

「あ・・ああ。忘れてない」

「今、ここで返してくれるか?」

「わ・・分かった」

 

(1万オーラム・・)

 

(今の俺の全財産だ・・)

 

「えっと・・。一つ条件がありますが良いですか?」

「何だ?」

「あなたの実力が分からないのに、そんな大金は払えません。ですから、奴を倒すのに協力するのに5000オーラム、倒してからさらに5000オーラムって言うのはどうでしょう?」

「懐かしいねぇ・・その払い方。7年前のスタンレーとファルスの戦争を思い出すぜ。良いだろう。契約成立だ」

 

リーケルが男に5000オーラム支払った。

 

「じゃあ改めて自己紹介を。私はリーケルです」

「ルネだ」

「オレの名は『トルネード』だ。よろしくな」

「ト・・トルネードだって!?」

「どうしたんだルネ?」

「そうか・・。じゃあアンタが、スタンレーの伝説の傭兵・・」

「流石に知ってたか」

「どう言う事だよルネ?」

「7年前、ファルスに勝てたのは、このおっさんのおかげなんだよ」

「な・・何だって!?でも何でルネは『トルネード』って名前を知ってるんだ?」

「スタンレーには傭兵があまり来なかったからな。まあ、負けると分かってる側にわざわざ来る奴が珍しいのだが・・」

「オレは行ったぜ。スタンレーの方が報酬が高かったからな」

「そのおかげで勝てたんだから感謝しないとな。で、戦争が終わった後に傭兵の資料を確認したんだが、目まぐるしい活躍をした部隊を指揮していたのが『トルネード』だった訳だ」

「はあ~・・。たった一人でファルス兵1500人以上の価値があるって事か。実力は十分すぎるな。確認する必要は無いかも」

「いや。ぜひ確認してくれ」

「はあ・・。それじゃあお願いします」

「ああ、任せろ。『お前達が奴を倒す協力』をきっちりしてやるぜ」

「へ?」

「心配するな。お前たちを鍛えてやるって言ってるんだ。正直言ってお前達はかなり見どころがある。鍛え上げれば化けるだろう」

「ほ・・本当ですか?」

「ああ。で、奴の厄介なのは、あの巨体に合うパワーだけだ。奴の『スリッジハンマー』での攻撃や蹴り、体当たりなんかが当たったら、お前達は即死だ。けど、スピードははっきり言って遅い。だから、奴に攻撃させなければ良いんだ」

「何だか良く分からんがやってやるぜ!なあリーケル!!」

「よっしゃ!やってやろうぜ!!」

「その意気だ。じゃあ行くぜ」

 

三人は木陰から出た。

すると、すぐにオーガがこっちを見た。

その場からは動かないが、戦闘態勢に入った。

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