ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「あっ!」
「どうしたリーケル?」
「あそこにオーガの武器が落ちてる」
リーケルがスリッジハンマーの所に向かった。
そして、それを拾い上げた。
「ぐえ!お・・重い・・」
「流石にそれは、お前にはまだ扱えないと思うぜ?」
「ですね・・。くっそぉ・・。せっかく良い武器を見つけたと思ったのに・・そうだ!」
「どうした?」
「コイツを洞窟に隠しておけば良いんだ!で、俺がもっと強くなったらここに取りに来る」
「なるほど・・。流石はリーケル」
「へへ!よっしゃ!!」
「じゃあそろそろ良いか?邪魔者もいなくなった事だし、中に入るとするぜ」
三人は洞窟の中へと入って行った。
「おかしい・・」
「モンスターが一匹もいない・・?」
三人はかつて『野盗の巣窟』と呼ばれていた洞窟を奥へと進んでいる。
だが、地下一階に下りても、いまだに一匹のモンスターとも出会っていない。
「まあそうだろう。世界中でモンスターが現れたと言っても、まだまだ数はそんなに多くない。大体、モンスターの数が増えたら、それこそ大問題だからな」
「何当たり前な事言ってるんだ?」
「それが『当たり前』な事じゃ無いんだよな」
「それってもしかして、『モンスターの正体が何やら曰く付き』って言うのと関係があるのですか?」
「おお。関係大ありだ。・・知りたいか?」
「何だか聞くのが怖いですね・・。聞くのやめようかなぁ・・」
「まあオレが話さなくても、否が応でもお前達は知る事になるさ」
リーケルとルネは不安からか、お互いの顔を見合った。
地下二階。
この階が最下層だ。
そして以前、野盗のボスがいた所までたどり着いた。
「まだ先があるな」
以前、野盗のボスがいた所の奥に、細い道が続いているのが見える。
「変だな・・。オレが以前調査に来た時は、ここまでだったはずだが・・」
「それっていつの話だ?」
「オレがまだ城から自由に出してもらえてた時だから、2年前か。そうか・・。あれからもう2年・・か」
ルネが物思いに耽ってしまったようだ。
「どうしたルネ?」
「あ、いや・・。何でも無い」
「ふ~ん・・?まあ良いか。トルネードさん」
「何だ?」
「あなたは、この洞窟の変化について何か知っていますか?」
「オレもここに来るのは7年ぶりだな。だからこんな風になってるのは知らなかった」
「そうですか。では、先に進むしか無いと言う事ですね」
「そう言う事だな。よし。ここからはオレが先に行く。お前達、後ろにも十分注意しろよ」
「了解!」
トルネードの言葉に、二人が同時に返事をした。
その道は一人ずつしか進めないくらいの広さなので、トルネード、ルネ、リーケルの順で一列で進む事になった。