ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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リーケル&ルネ編 第一章⑬

「ホブゴブリンか・・」

「トルネードさん。この際なのではっきり言ってください。あのモンスター達は人間だったのですか?」

「そうだ。と言っても、すでに死んだ人間だがな。人間だけじゃ無い。最近は死んだ犬は犬っぽいモンスターになっているし、枯れた植物は植物のモンスターになっている」

「以前は死んだ人間だけだったのですか?」

「そうだ。だから見た目もゴブリンとか、オーガとか、人間に近い存在になっていたが、それもどんどんと多様化して来ている。人間がコウモリみたいなモンスターになってたのも見たな」

「まさか自然に・・?」

「いや。もちろん自然にじゃ無いぜ。何者かが死んだ人間に術をかけてモンスターにしてやがるんだ」

「そ・・そんな」

「馬鹿な・・」

「昔はモンスターになるのにも、かなりの時間が必要だった。だが、最近はかかる時間がかなり短くなってきているようなんだ。モンスターが急激に増えた理由はそれだな」

「何で時間が短くなった?」

「分からん。考えられるのは、術をかけた奴の力が強くなったって事ぐらいか」

「そうか・・」

 

リーケルとルネはショックのあまり黙ってしまった。

 

「トルネードさん」

「何だリーケル?」

「モンスターにされた人達って、どう思ってるのでしょうか?『生きたい』と思っているのでしょうか?それとも・・」

「あいにくモンスターにされた事が無いんで分からん。だがオレなら、モンスターになってまで生きたいとは思わないな」

「私も同じです」

「オレもだ」

 

二人とも真剣な表情になった。

 

「迷いは無くなったようだな」

「はい。早速奴らの情報を教えてください」

「まず、周りの4体のうちの体が青い2体はブラザー。剣で攻撃し、持ってる盾でガードする事はあるが、攻撃力は大した事は無い。残りの体が緑の2体はゴブリン。まあ、お前達も名前ぐらいは聞いた事があるだろう。はっきり言って、ブラザーよりも弱い」

「ふむふむ・・」

「で、奴らのリーダーがホブゴブリン。決して弱くは無いが、オーガよりも一段階劣るな」

「なんだ。それなら楽勝ですね」

「リーケル、奴を甘く見るな。奴はカウンター攻撃も仕掛けてくるぞ」

「なるほど・・。では、カウンターを受けない攻撃をした方が良さそうですね」

 

その時、ホブゴブリンがこちらに気づいた。

 

「何だお前らは!?ここに何じに来だ?!お前ら、穴掘りは中断じろ!!」

 

穴を掘っていた残りの4体もこちらにやって来た。

 

「今回はオレも積極的に戦闘に参加させてもらうぜ。少しは運動したいんでな」

「よろしくお願いします!」

 

トルネードは持っていた曲刀で、ブラザーを切り裂いた。

一撃でブラザーを倒した。

 

「うおっ・・」

「つ・・強い・・。しかも速い!」

 

リーケルとルネは開いた口が塞がらなかった。

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