ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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リーケル&ルネ編 第一章⑭ 

「リーケル!俺達も行くぜ!!」

「よっしゃ!!じゃあカウンターを受けないように、今度は俺達の術の力を見せてやろうぜ!!」

「任せろ!まずはオレからだ!『スコール』!!」

 

洞窟内に雨雲が出来て、たたきつけるような大雨が降った。

だが、ゴブリンにすら大したダメージは与えられなかった。

 

「やっぱり水が無い所じゃ、その術はあまり効果が無いだろうな。って事で、ここは俺の出番だ!」

 

リーケルが術の詠唱を始めた。

その間に、ハリードがブラザーをもう一体片づけた。

 

「ストーンバレット!!」

 

洞窟内の石が固まり、勢いよくホブゴブリンに向かって行った。

ホブゴブリンは持っているバックラーでガードした。

 

「やるねぇ・・。中身はやっぱり人間か・・」

「リーケル!このままじゃオレ達良い所無しだ!まずは雑魚から片づけようぜ!」

「よっしゃ!!分かった!」

 

リーケルとルネは、ぞれぞれ残っているゴブリンに攻撃を仕掛けた。

 

「回転撃!!」

「チャージ!!」

 

リーケルとルネはそれぞれ全力でゴブリンを攻撃した。

二人とも、ゴブリンを一撃で仕留めた。

 

 

《ありがとう》

 

 

「えっ!?」

「リーケル、お前も聞こえたか?」

「ああ・・。『ありがとう』って。お前も?」

「ああ」

「それは、ゴブリン達の感謝の言葉だ。ゴブリン達は倒されて感謝してるって事さ」

 

トルネードが二人の元にやって来て言った。

 

「変だなぁ・・。オーガを倒した時は何も聞こえませんでしたけど」

「オレも」

「そりゃ、お前達はオーガを倒した時、浮かれていたからさ」

「ああ~・・。確かに」

「少しは反省しろよ」

「はい・・」

「あいよ・・」

 

二人は浮かれすぎた事を反省した。

その後、三人ともホブゴブリンの方を見た。

 

「さて・・と。残るのはお前だけだな」

「オノレ・・。我らの邪魔をじおっで・・」

「何でランスを目指しているかは、教えてくれないだろうな?」

「教える必要など無い!お前達はごごで死ぬのだがらな!!」

 

ホブゴブリンが三人の元に向かってきた。

すると、トルネードが二人の前に出た。

 

「オレがやる。一瞬だからな。しっかり見てろよ」

「は・・はい」

「お・・おう」

 

二人はトルネードの言葉に従い、任せる事にした。

 

「デミルーン!!」

 

トルネードとホブゴブリンが交錯した瞬間、全てが終わっていた。

ホブゴブリンの体が崩れ去って消えて行ったのだ。

 

「リーケル・・。何をしたか見えたか?」

「何も・・」

「だよな・・」

 

リーケルとルネはあまりの速さに圧倒された。

トルネードは、ホブゴブリンを倒した刀を腰の鞘に収めながら戻ってきた。

 

「どうだ、恐れ入ったか?」

「はい・・」

「全く・・。恐れ入ったよ・・」

 

二人はそれ以上、言葉が出なかった。

リーケルは、ふとトルネードの腰にあるもう一本の刀に気づいた。

 

「あれ?」

「どうした?」

「トルネードさん、もう一本刀を持っているのですね。そっちは使わないのですか?」

「ああ・・。こっちの刀はな・・。斬れないんだ」

「斬れない刀を持っているのですか?」

「まあ、お守りみたいなもんさ」

「そうですか。それにしては・・いえ。何でも無いです」

 

リーケルはそれ以上尋ねなかった。

トルネードから尋ねてほしくないと言うオーラが漂っていたのだ。

 

「さてと。じゃあ、あの段差を上って外に出ようか」

 

三人は段差を上り、洞窟の外に出た。

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