ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
それから5分ほどして、トルネードが戻ってきた。
「許可を得てきたぜ。じゃあ早速行こうか」
そう言って、先に歩き出した。
複雑なルートを進み、中央にある、でかい棺がある広間に来た。
「ここだ」
「はっ?ここって何も無い所だぞ?」
「あるんだなこれが」
トルネードが目の前の棺を押すと、その下に階段があった。
「この下か!」
「そうだ」
「でも、何でわざわざこんな造りにしたんだろうな?」
「知るか。聖王に聞いてくれ」
「それ、どう考えても無理だろ!」
「ははっ!まあそうだな」
そんな言い合いをしながら、下に続く階段を下りて行った。
下の階に着くと、目の前に骨がいた。
「骨だ」
「骨だな」
リーケルとルネが確認しあった。
「この骨が先生なのか?」
「そうだ。この骨が『ロアリングナイト先生』だ」
「ロアリングナイト先生・・か。やっぱり骨だよな」
「ああ。骨だ」
「つらいテストだが受けるか?」
「うわ!骨がしゃべった!!」
「落ち着けリーケル。さっきのホブゴブリンもしゃべってただろ?」
「そうだけどホブゴブリンと違って、コイツの言葉は流暢で普通の人間と全く変わらないぞ?!」
「そう言われてみると、確かにモンスターっぽく無いな」
「だろ?だからさっきオレが、『精霊とかに近い存在に思える』って言ったんだ」
「なるほど。納得だ」
「もう一度聞く。つらいテストだが受けるか?」
「二人とも先生に鍛えてもらいな。強くなりたいんだろ?国を守るために」
「!何故それを?」
「リーケル、お前が『洞窟を調べたい』と言う前に、ルネとお互い頷きあったろ?あの時覚悟を決めたはずだ。戦争が避けられないのなら、自分達が強くなって戦争を止めようってな。違うか?」
「そうです。今のままでは、部下達は誰も私達の言う事なんて聞いてくれないでしょうからね」
「そう言う事だ。強くなったオレ達を見れば、もしかしたら親父達を説得させる事も出来るかも知れんからな」
「まさにお前達にとって『試練』だな。お前達に出来るかも『知れん』だけに」
「・・・」
「・・・」
「よっしゃ!やってやる!!」
「おし!オレもだ!!」
「おい!無視するなよ」
二人が武器を構えると、ロアリングナイトも無言で二本の剣を構えた。
「二刀流か・・」
と思ったら、肩の辺りからもう二本腕が伸びてきた。
「げげげ!!!二刀流どころか四刀流かよ!!」
そちらの腕も剣を持っており、合計4本の剣を持っている事になる。
「トルネードさん!何かアドバイスはありますか?」
「死ぬな!以上!!」
「ええ~!?」
「ふざけてんのか?!」
「オレがふざけるような人間に見えるか?」
「さっきのやり取りをもう忘れたのか・・?」
「何だったかな?歳のせいか物忘れがひどくてな」
「ちっ・・。まあ良い。にしても、『死ぬな』なんて当たり前すぎるアドバイスだぜ?」
「ソイツ相手には、ちょっと意味が違うんだ」
「言ってる意味は良く分からんが、とにかく行くぜ!!」
まずはルネが突っ込んだ。