ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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リーケル&ルネ編 第一章⑲

10戦後・・。

 

「よっしゃ!!技は閃かなかったけど、もう安定して先生を倒せるようになったぞ!!」

「だな!」

 

二人にとって、もはやロアリングナイトは敵では無かった。

 

「まったく・・お前達と来たら・・。この短時間で大した奴らだ」

「よっしゃ!!ありがとうございます!!」

「トルネードさん。サンキュな!!」

 

トルネードに褒められて、二人は上機嫌だ。

 

「よし。もう良い時間だな。じゃあ特訓はこれで終わりにして宿に泊まろう。少し話したい事もあるんでな」

「了解!!」

「じゃあな先生。また会おうぜ」

「・・・」

 

三人はランスのホテルに向かった。

 

 

 

「それで、話とは何ですか?」

 

三人で部屋に入ると、早速リーケルが尋ねた。

 

「お前達、次にどこに行くかのアテはあるのか?」

「いいえ、全く」

「最初に洞窟に行こうって言ったのもオレだしな。ちなみに、オレにも次のアテは無い」

「じゃあ、ツヴァイクに行ってみな」

「ツヴァイクに?ここからだと、ツヴァイクへはどう行けば良いんだ?」

「まずはユーステルムまで徒歩、そこから船でキドラントへ行き、再び徒歩だ。ユーステルムやキドラントは極寒の地だからな。ユーステルムで毛皮のベストを買うのを忘れるな」

「ユーステルム、キドラントの順で行けば良い訳か。けど、何でツヴァイクなんだ?」

「ツヴァイク武闘会がそろそろ始まる頃だからな」

「ツヴァイク舞踏会?」

「何だ、王族なのに知らないのか?」

「いいえ。舞踏会なら出た事ありますけど・・」

「あ~そうそう。オレもリーケルもダンスは下手くそでな~・・。もう二度と参加するのはゴメンだ」

「その『舞踏会』じゃない!『武器で闘う大会』の方の『武闘会』だ!!」

「ああ・・。そっちでしたか。その武闘会に参加しろと言うのですか?」

「そうだ。今のお前達でどこまでやれるか、試してみたいと思わないか?」

「そうですね。そう思います」

「オレもだ」

「それで良い。まあ王族なら躍る方の舞踏会に出る事もあるか・・」

「オレは嫌々参加して、リーケルはナンパ目的で参加した感じだ」

「そうそう!って何言わせるんだよルネ!?」

「事実だろ?」

「まあそうだけど・・」

「やっぱコイツらを選んだのは失敗だったか・・?」

「私達を選んだのですか?何に?」

「世界を守る役に選んだんだが・・。失敗だったかもな」

「へっ?世界を?」

「いきなり何言ってんだ?」

「今この世界は再び危機に晒されている。その危機からこの世界を守るのが、お前達の役目だ」

「何だか話が壮大すぎて付いて行けないのですが・・。自分達の国を守る事すら大変なのに・・」

「オレもだ」

「確かにな。だがお前達も見たろ?モンスター達を。今はまだ少ないが、人が死ねば死ぬほど、その数はどんどん増していく。これを世界の危機と言わないで何と言うんだ?」

「それは・・確かに・・」

「トルネードさんは、私達にその力があると仰るのですか?」

「ああ。ある。お前達は若く、そして才能に満ち溢れている。その才能はとどまる事を知らない」

「そ・・それは光栄です!」

 

リーケルは感動のあまり言葉が続かなかった。

 

「で・・ですが、私達だけで何とかなるとは思えません。トルネードさんにもぜひ協力していただきたいのですが・・」

「そうだそうだ!人に指図しておいて、自分はやらないなんて無しだぜ?」

「済まないな。オレには別にやる事がある。お前達には多分、オレなんかよりもずっと若い仲間が出来るだろう」

「そうですか?」

「多分、いや・・。絶対に出来る」

「そうですか」

「それにだ。オレはすでに、一度この世界を破滅から救ってるんでね。二度目はゴメンだ」

「えっ・・」

「それってまさか・・」

「ああ・・。そう言えばあと5000オーラムもらって無かったが、まあ良いや。その金は世界を救うために使ってくれ」

 

それだけ言うと、トルネードは扉を開けて部屋から出ようとしたが、すぐに二人の方を振り返った。

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