ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「どうやら、今回は私も行かねばならないわね」
そばにいたカタリナ様が言った。
「良かろう。お前もゴドウィンには借りを返さねばならないしな。ただし、マスカレイドは無しだぞ?」
「ええ。無くても大丈夫でしょう。それより、ユリアンとモニカ様もおそらく行きたがると思うけど?あの二人も、シーバーで情報は聞いてると思うし」
「そうだな。あの二人もゴドウィンには借りがあったな。とは言え、あいつらにはユリカの世話もあるし・・」
「その心配は必要ありませんわ」
モニカ様とユリアン様が俺達の元にやって来た。
「話はお聞きしました。ユリカの事は乳母に任せてあります。私もユリアンもゴドウィンに借りを返したいです。ぜひとも私達もお連れください」
「俺・・私からもお願いします!!」
「やれやれ・・。お前達に何かあったらユリカはどうなる?・・と言ったものの、お前達の気持ちも分からなくも無いからな」
「ミカエル様!では・・」
「二人とも必ずロアーヌに無事に帰る事!これが条件だ。良いな?」
「はい!ありがとうございます!!」
二人は子供のように喜んだ。
ミカエル様はモニカ様達とのやりとりを終えると、俺の方を向いて言った。
「ユウよ。お前も来るか?」
「えっ、良いのですか?」
「ああ。お前もそろそろ自分の力がどの程度か知りたいだろう。外に出てみないと分からない事もたくさんある。それに、お前の力でモニカとユリアンを守ってほしい」
「俺が・・守る?」
「そうだ。お前が守るんだ」
守り切れるだろうか?
あの時、大切な人を守れなかった俺が・・。
いや。
出来る出来ないじゃない。
やるんだ!!
「は・・はい!ぜひお願いします」
「よし!では準備をしよう」
こうして、ゴドウィン元男爵討伐部隊が編成された。
メンバーは俺、ミカエル様夫妻、ユリアン大臣夫妻、ラドム将軍、ロアーヌ四天王(各隊隊長)の10名がメインメンバー、歩兵隊長アリエス氏と歩兵1000名(城から少し離れた場所から城を囲う役目)がサブメンバーとして城に向かう事になった。
「アリエスよ。歩兵の位置などは全てお前に一任するぞ。こちらで確実に仕留めるつもりだが、もし万が一逃がした場合の処理は頼んだ」
「はっ!承知いたしました!!」
「ブラッドレー、コリンズ、パットン。城の留守役は任せたぞ!」
「はっ!!」
三人が勢いよく叫んだ。
三人は城の守備を得意とし、『バランスのブラッドレー』、『速攻のコリンズ』、『突撃のパットン』と呼ばれ、それぞれに得意分野があるようだ。
「では出陣!!」
メインメンバーが馬で颯爽と出発し、その後を歩兵部隊が走って追いかけていく。
戦争になった場合は
もっとすごいんだろうな・・。
俺は漠然とそう思った。