ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

8 / 197
ユウ編 第一章④

「どうやら、今回は私も行かねばならないわね」

 

そばにいたカタリナ様が言った。

 

「良かろう。お前もゴドウィンには借りを返さねばならないしな。ただし、マスカレイドは無しだぞ?」

「ええ。無くても大丈夫でしょう。それより、ユリアンとモニカ様もおそらく行きたがると思うけど?あの二人も、シーバーで情報は聞いてると思うし」

「そうだな。あの二人もゴドウィンには借りがあったな。とは言え、あいつらにはユリカの世話もあるし・・」

「その心配は必要ありませんわ」

 

モニカ様とユリアン様が俺達の元にやって来た。

 

「話はお聞きしました。ユリカの事は乳母に任せてあります。私もユリアンもゴドウィンに借りを返したいです。ぜひとも私達もお連れください」

「俺・・私からもお願いします!!」

「やれやれ・・。お前達に何かあったらユリカはどうなる?・・と言ったものの、お前達の気持ちも分からなくも無いからな」

「ミカエル様!では・・」

「二人とも必ずロアーヌに無事に帰る事!これが条件だ。良いな?」

「はい!ありがとうございます!!」

 

二人は子供のように喜んだ。

ミカエル様はモニカ様達とのやりとりを終えると、俺の方を向いて言った。

 

「ユウよ。お前も来るか?」

「えっ、良いのですか?」

「ああ。お前もそろそろ自分の力がどの程度か知りたいだろう。外に出てみないと分からない事もたくさんある。それに、お前の力でモニカとユリアンを守ってほしい」

「俺が・・守る?」

「そうだ。お前が守るんだ」

 

 

守り切れるだろうか?

 

 

あの時、大切な人を守れなかった俺が・・。

 

 

いや。

 

 

出来る出来ないじゃない。

 

 

やるんだ!!

 

 

「は・・はい!ぜひお願いします」

「よし!では準備をしよう」

 

こうして、ゴドウィン元男爵討伐部隊が編成された。

メンバーは俺、ミカエル様夫妻、ユリアン大臣夫妻、ラドム将軍、ロアーヌ四天王(各隊隊長)の10名がメインメンバー、歩兵隊長アリエス氏と歩兵1000名(城から少し離れた場所から城を囲う役目)がサブメンバーとして城に向かう事になった。

 

「アリエスよ。歩兵の位置などは全てお前に一任するぞ。こちらで確実に仕留めるつもりだが、もし万が一逃がした場合の処理は頼んだ」

「はっ!承知いたしました!!」

「ブラッドレー、コリンズ、パットン。城の留守役は任せたぞ!」

「はっ!!」

 

三人が勢いよく叫んだ。

 

三人は城の守備を得意とし、『バランスのブラッドレー』、『速攻のコリンズ』、『突撃のパットン』と呼ばれ、それぞれに得意分野があるようだ。

 

「では出陣!!」

 

メインメンバーが馬で颯爽と出発し、その後を歩兵部隊が走って追いかけていく。

 

 

戦争になった場合は

 

 

もっとすごいんだろうな・・。

 

 

俺は漠然とそう思った。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。