ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
(きれいな人・・)
三人とも20代だと思われるが、先頭を歩いてきている女性を見てそう思った。
茶髪をポニーテールにしていて、如何にも活発的な感じに見えた。
(あれ?)
(あの二人、オーラの色も形も似てる)
(姉弟なのかな?)
「姫、紹介しましょう。まず男性は『セイマ』さん」
「よろしく。えっと、名前は?」
「ネビユです。よろしくお願いします」
セイマさんは黒い髪に黒い瞳、そして褐色の肌が特徴だ。
あと、少し悲しそうな表情をしている。
「続いて、緑の髪の女性がサラ・カーソンさん」
「よろしくねネビユ」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
「そして、最後に紹介しますのは、サラさんのお姉さんであり、このチームのリーダーであり、伝説の七英雄の一人でもある、エレン・カーソンさんです」
「ええ~!?」
(『そっち』が姉妹なの?!)
「流石の姫も驚きましたか!いや~、連れてきた甲斐があったと言う物です」
「あ、いや・・。まあ確かに驚きはしたけど・・」
「町長さん!七英雄と呼ぶのはやめてと言ったでしょ?」
「いや、これは失礼・・。姫の驚く顔が見たくてですね」
「全くもう・・。英雄だなんて、あたしはそんな大それた存在なんかじゃ無いんだから。とにかく、よろしくねネビユ」
「はい!こちらこそ、よろしくお願いします!!」
アタシは三人に深くお辞儀をした。
「彼女らは、姫が儀式の最中、姫を護衛してくださる護衛集団『SINON(シノン)』のメンバーです」
「護衛?モンスターはもういないでしょ?」
「それがですね・・。つい最近再び現れ始めたみたいです。実際、彼らも目撃しているそうなので」
「うん。間違いないよ。まだ数は少ないけれどね」
リーダーであるエレンさんが答えた。
「・・と言う訳です。それにモンスターだけでなく、強盗や野盗なんかも後を絶ちませんからね」
「いつの世も、一番恐ろしいのは『人間の形をした悪魔』って事か」
「そう言う事です。ですので、彼らへの護衛の依頼も後を絶たないとか・・」
「実はそうなの。次の現場も決まってるから、あまりゆっくりしていられないんだ。ごめんね」
どうもこう言う事は、全てエレンさんが話す事になってるみたいだ。
と言うより、他の二人が話すのが苦手な感じ。
「流石は今大人気のメンバーですなー!ははは」
「じいや、ちょっと・・」
「はい、何ですかな?」
「済みません、少し祖父と話がありますので・・」
そう断ってからアタシはじいやを連れて、三人と少し距離を置いた。
「じいやはどうやってあの人達と知り合ったの?」
「まあその・・。うっかり足を滑らせて転んだ所に偶然居合わせましてね。それで、助けていただいたついでに今日の事をお話したら、『協力する』と仰ってくれて」
「って、それじゃあじいやは、アタシが絶対に『秘女の儀』を行うって分かってたって事?!」
「そのぐらいの事は分かりますよ。何せあなたは、娘と一緒で頑固ですからね」
「お母さんもそうだったんだ・・」
「ええ。それはもう・・」
母の事を思い出して、何だか切なくなった・・。