ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「にしても彼らのギャラ、高いんじゃないの?」
「姫はそんな事気にしなくて良いのです!姫の安全が第一です。それに、そんなに高くも無いのです。私も値段を聞いた時驚きましたよ。かなり良心的な値段でしたので」
「そっか。それならまあ良いか」
アタシ達は三人の所に戻った。
「お待たせしました。そろそろ行きましょうか」
「了解」
「お三方とも、姫をよろしくお願いします。以前お話しした通り、試練の時は決して手を出さないでくださいね。それが我らのしきたりですから」
「分かったわ」
「姫、くれぐれもお三方に迷惑をおかけしませんように」
「分かってるわよぉ。じゃあ行ってきます!」
「行ってらっしゃいませ」
アタシ達4人はグレートアーチを出発した。
町を出る途中、のんびり眠っているムクチャーを見つけた。
ムクチャーはツヴァイクの近くの森に住む天才教授のペットだったけど、教授が改造して、モンスターに対する結界に変貌を遂げたとの事。
と言うか、ムクチャーはいつも寝てると思うんだけど、本当に結界の効果があるんだろうか?
それが心配になる。
一つ目の洞窟は北東にやや歩いた所にあった。
そう言えば、ニシコからグレートアーチに向かった時見かけた気がする。
普通、洞窟と言うのは簡単には見つからない所にあるはずだけど、ここは遠くからでもすぐにその存在が分かるほど目立っていた。
「あれが一つ目の洞窟か・・」
そうアタシが呟いた時、洞窟のそばの岩陰から男が5人ほど出てきた。
明らかに野盗か盗賊の類だ。
「これはこれは・・。美しい女性が三人に男が一人か・・。羨ましいねえ・・。オレも混ぜてもらえないかな?」
「ぎゃははは!!!」
「ぐへへへ!!!」
こう言う男って、何でこんな事で笑うのかなぁ?
訳が分からないよ。
「気持ち悪い男!」
アタシは斧を取り出した。
か弱い女だと思って、舐めないでよね!
「あら、やっぱりあなたも斧を使うんだ。実はあたしもなんだ」
エレンさんがそう言って、自分の斧を取り出した。
「ここはあたし達に任せてよ。あなたは儀式に集中しなきゃ」
「わ・・分かりました!」
「あと、同じ斧使いなんだから、あたしの技を見て参考にしてみる?」
「おお!それはグッドアイデアですね!!」
「て・・てめえら、オレ達を無視してんじゃねえよ!」
「ったく・・。さっきからうるさいおっさんだなぁ・・。さっさと来なよ。達者なのは口だけかい?」
「ざけんじゃねえ!!かかれーーー!!!」
リーダーらしき男以外の4人が襲ってきた。
リーダーらしき男とは、さっきまでしゃべってた奴の事だ。
エレンさん達の陣形は『オープンデルタ』。
エレンさんとセイマさんが前衛、サラさんが後衛だ。