ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ネビユ編 第一章⑥

「あ・・アニキ!!」

「さあて・・。アンタ達はどうするの?」

 

三人がじりじりと野盗二人ににじり寄った。

 

混乱していた野盗はもうすっかり元に戻っている。

まさかさっきのは、混乱したフリとかじゃ無いよね?

上司に対する積年の恨みなんて、いくらでもありそうだし。

 

「い・・命ばかりはお助けを~!!」

 

野盗二人はその場で土下座を始めた。

 

「分かった分かった。別にアンタ達の命に興味は無いよ。だけど、今度同じ事をやった時はぜっっっっったいに許さないからね!!」

「は・・はいーーー!!!!」

 

野盗二人は一目散に逃げて行った。

 

「まあ、ざっとこんなもんよ!」

 

エレンさんがアタシにウインクして見せた。

 

うお~!

一生附いていきますお姉さま!!!!

 

「皆さんお見事でした!」

 

アタシは三人を労った。

 

「もしかして護衛している時って、毎回こんな感じなのですか?」

「そうね・・。とりあえず歩きながら話そうか」

「あ、はい」

 

そうか・・。

あんまり時間が無いんだよね・・。

 

アタシ達は、洞窟へ向けて歩き出した。

 

「何せ、美人の女性が二人と気弱そうな男が一人でしょ?だから相手からも狙いやすいんじゃない?」

「お姉ちゃん・・。わざわざ自分の事を美人だなんて言わなくても・・」

「分かりやすく例えただけよ!ね?分かりやすかったでしょネビユ?」

「はい!すごく」

「ほらね」

「・・最近お姉ちゃん、男性ファンだけじゃなく、女性ファンも増えてない?」

「あ、やっぱりそうなのですか?」

「あ・・。自分がファンだって自覚はあるんだ」

「エレンさんって女のアタシから見てもすごく魅力的ですよ!ぜひ弟子になりたいです」

「何の弟子に?」

「斧使いの弟子にです。あ、あと、ウインクの極意を教えてほしいです!」

「ウインクはともかく、斧使い・・ねえ・・」

 

サラさんが困った顔をしている。

何だろう?

 

「どうかしたのですか?」

「お姉ちゃんが最も得意としている武器はね、実は斧じゃ無いの」

「え?じゃあ一体・・?」

「話は一旦中断しよう。洞窟に入るよ」

「あ、はい!」

 

エレンさんが話を止めた。

続きをされたくなかったのかな?

 

一つ目の洞窟は、単純な一本道だった。

中は多少暗い程度で、明かりを必要としなかった。

前に進みながら階段を少し上り、さらに上り、三度上り、再び上ると行き止まりにたどり着いた。

 

「モンスターはここにはいないみたいだね」

「祖父が一人で来られるぐらいには、ここは安全なのでしょう」

「あ、確かにそうだね」

「あっ!宝箱がある」

 

行き止まりに一つ宝箱があり、その宝箱に白い紙が一枚貼ってある。

 

「これがじいやの式神か・・」

「となると、あたし達は後ろで待機だね」

「はい。お願いします」

 

エレンさん達は最後の階段を下りた所で待機した。

 

それを確認すると、アタシは宝箱に付いていた紙を剥がした。

すると白い紙が宙に浮き、見る見る内にモンスターの姿に変わった。

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