ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ネビユ編 第一章⑧

「ネビユ、大丈夫!?」

 

アタシを心配して三人が走って来てくれた。

 

「はい・・。何とか・・」

「火が苦手だなんて、そんな重要な事を何で黙ってたの?」

「じいやが教えていないのなら、アタシも教えない方が良いかな?と思いまして」

「ったくもう・・。見てるこっちの心臓に悪いよ」

「ごめんなさい」

「お姉ちゃん。ネビユが火が苦手なのは、きっと深い理由があるんだよ。私には分かるの」

「もしかして、あなたの雷嫌いに通じる所があるの?」

「うっ・・!それを言わないでよお姉ちゃん」

 

そう言いつつ、二人は笑った。

珍しくセイマさんも笑った。

 

ああ・・。

アタシの事を元気づけてくれてるのか。

何て良い人達なんだろう。

 

「さあ立って!次の洞窟に行くよ!」

 

エレンさんがアタシに手を貸してくれた。

 

「ありがとうございます」

 

アタシはエレンさんの手をしっかりと掴んで立ち上がった。

女性なのに何て頼もしい手なんだろうか!

 

「あっ!さっき鬼火が消えた場所に何かあるよ?」

「えっ?」

 

サラさんが何かに気づいたので確認すると、それは五芒星の形の一部と思われる石板だった。

アタシはその近くに向かって確認した。

 

「この石板が鍵の一部か・・」

 

アタシはその石板を拾い上げた。

どうやら石板である事は間違いない。

何故なら、重いし固いから。

 

「さてと・・。それじゃあ、あなたが『火』が苦手な理由、さっそく話してもらおうか!」

 

アタシが戻ると、エレンさんが早速言い出した。

 

「話さなきゃ・・ダメですかね・・?」

「当然!あたし達、仲間なんだよ?楽しい事も辛い事も共有しなきゃ、何のための仲間なの?」

「アタシも仲間に入れてもらえるのですか・・?」

「当たり前でしょそんなの。ね?二人とも」

「うん!そうだよネビユ」

「そうだね」

 

エレンさんの言葉に、サラさんもセイマさんも肯定してくれた。

アタシに・・仲間・・?

ずっと独りぼっちだったアタシに・・?

 

「うう・・」

「ちょ・・ちょっとどうしたのネビユ?」

「まさか、さっきの戦いでどこか痛めたの?」

「あ、いいえ・・。嬉しくて・・。アタシ・・。ずっと・・一人でしたから・・」

「ネビユ・・」

「ああっ・・!もうっ・・!!どうしよう・・!!涙が・・止まんない・・!!」

 

アタシはついに声を出してわんわん泣いてしまった。

 

どうして涙が止まらないの?

アタシって、そんなに独りぼっちだったの・・?

そうだよね・・。

アタシの一族は、もうアタシ一人しかいないんだから・・。

 

「ゆっくりでも良いから歩ける?ここはジメジメしてるからね。とりあえず日の当たる場所に出よっか?」

「・・はい」

 

アタシは、エレンさんに支えられながらゆっくりと歩いた。

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