ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「ネビユ、大丈夫!?」
アタシを心配して三人が走って来てくれた。
「はい・・。何とか・・」
「火が苦手だなんて、そんな重要な事を何で黙ってたの?」
「じいやが教えていないのなら、アタシも教えない方が良いかな?と思いまして」
「ったくもう・・。見てるこっちの心臓に悪いよ」
「ごめんなさい」
「お姉ちゃん。ネビユが火が苦手なのは、きっと深い理由があるんだよ。私には分かるの」
「もしかして、あなたの雷嫌いに通じる所があるの?」
「うっ・・!それを言わないでよお姉ちゃん」
そう言いつつ、二人は笑った。
珍しくセイマさんも笑った。
ああ・・。
アタシの事を元気づけてくれてるのか。
何て良い人達なんだろう。
「さあ立って!次の洞窟に行くよ!」
エレンさんがアタシに手を貸してくれた。
「ありがとうございます」
アタシはエレンさんの手をしっかりと掴んで立ち上がった。
女性なのに何て頼もしい手なんだろうか!
「あっ!さっき鬼火が消えた場所に何かあるよ?」
「えっ?」
サラさんが何かに気づいたので確認すると、それは五芒星の形の一部と思われる石板だった。
アタシはその近くに向かって確認した。
「この石板が鍵の一部か・・」
アタシはその石板を拾い上げた。
どうやら石板である事は間違いない。
何故なら、重いし固いから。
「さてと・・。それじゃあ、あなたが『火』が苦手な理由、さっそく話してもらおうか!」
アタシが戻ると、エレンさんが早速言い出した。
「話さなきゃ・・ダメですかね・・?」
「当然!あたし達、仲間なんだよ?楽しい事も辛い事も共有しなきゃ、何のための仲間なの?」
「アタシも仲間に入れてもらえるのですか・・?」
「当たり前でしょそんなの。ね?二人とも」
「うん!そうだよネビユ」
「そうだね」
エレンさんの言葉に、サラさんもセイマさんも肯定してくれた。
アタシに・・仲間・・?
ずっと独りぼっちだったアタシに・・?
「うう・・」
「ちょ・・ちょっとどうしたのネビユ?」
「まさか、さっきの戦いでどこか痛めたの?」
「あ、いいえ・・。嬉しくて・・。アタシ・・。ずっと・・一人でしたから・・」
「ネビユ・・」
「ああっ・・!もうっ・・!!どうしよう・・!!涙が・・止まんない・・!!」
アタシはついに声を出してわんわん泣いてしまった。
どうして涙が止まらないの?
アタシって、そんなに独りぼっちだったの・・?
そうだよね・・。
アタシの一族は、もうアタシ一人しかいないんだから・・。
「ゆっくりでも良いから歩ける?ここはジメジメしてるからね。とりあえず日の当たる場所に出よっか?」
「・・はい」
アタシは、エレンさんに支えられながらゆっくりと歩いた。