ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ネビユ編 第一章⑩

「僕はサラが自分と同じ存在だとすぐに分かった。だから多分、サラもすぐに気づいたと思う。気づいたからこそ、僕に近づいたんだと」

「それで・・?」

「最初はサラに対しても、他の人と同じように関わらないでおこうと思った。でも、すぐに考えが変わった。どうしてサラは僕に関わろうとしているのか、興味が湧いた。だから、サラと旅をする事に決めたんだ」

「結果は、サラさんに助けられた・・」

「えっ!?何故分かったんだい?」

「あなたは今、ものすごくその当時の事を意識していました。ですので、あなたの心の中が読めたのです。アビスゲートを閉じようとしたあなたに代わり、サラさんがゲートを閉じ、ゲートと共に消えて行ったのも見えました」

「ま、まさか、相手の想いが強ければ強いほど、相手の心が読めるって事なのかい?」

「はい、そうです」

「こ・・これはびっくりだ・・。けど、あの時の事を君は見ていないのにも関わらず、あの時の事を完璧に話してみせた・・。これはまぎれもない事実だ」

 

サラさんとセイマさんは見た目は似ていない。

生きて来た人生もまるで違う。

だから姉弟では無い。

けど、アタシは合点した。

サラさんとセイマさんのオーラの色と形がそっくりな理由。

それは彼らが姉弟とかじゃなく、『二人とも同じ星の元(死星)に生まれてきたから』だったんだ。

 

「それじゃあ、僕達が破壊の力を呼び寄せてしまったのも見えたよね?」

「はい、見えました」

「僕らの事、恨むかい?」

「恨む?何故ですか?」

「同じタイミングで宿命の子が二人現れたせいで、世界は破滅する寸前まで来たんだ。いや・・。もし僕達が運命に負けていたら・・」

「運命に勝ったから今があるのですよね?それは、セイマさんとサラさんの創造の力が、破壊の力に打ち勝ったと言う事」

「まるで自分で見てきたような言い方だなあ」

「そうですね・・。先ほどのセイマさんの心の中では、破壊するものと今でも戦っているみたいでした。それほど強い想いだったのです」

「そうか・・。僕達以外にも特別な人間はいるんだね。世界は広いや」

 

エレンさんとサラさんの二人が、次の洞窟の前で待ってるのが見えた。

 

「ありがとうネビユ。おかげで僕はもっと強くなれそうだよ」

「お礼を言うのはアタシの方です。アタシももっと強くなれそうです」

「ははっ!そうか。良かった」

 

セイマさんは、初めてアタシに飛び切りの笑顔を見せた。

 

何だ・・。

こんなに素敵な人なんじゃない。

 

サラさんもセイマさんの表情を見て疑問を抱いたみたいだ。

 

「どうしたのセイマ?何だかすごく嬉しそう」

「ああ。何だか心が晴れ晴れとしているんだ。こんなのは初めてかも知れない」

「へえ・・。ネビユのおかげかな?」

「うん。そうだね」

「そっか。ありがとねネビユ」

「いえいえ!仲間なんですから当然です」

「おっ!言うようになったじゃない」

 

4人で一斉に笑った。

 

「よし!じゃあ二つ目の洞窟に、いざ出発!!」

「おー!!」

 

エレンさんの合図に、3人で同時に答えた。

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