ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
二つ目の洞窟は入口から少し歩くと、全体が水に浸かっていた。
と言っても、足元が水で濡れる程度の水量だ。
「防水シューズ履いてて良かったー」
アタシがそう言うと、何と他の三人も防水の靴らしい。
冒険している最中、いつ何時大雨が降って来るか分からないので、その対策なんだとか。
「そう言えば、今回は敵と出会わなかったなぁ。あたしがさっき見せた技だけじゃ絶対今後も苦戦するよね」
「はい。アタシもそう思います」
「おっ!言うじゃない。よし!じゃあ次の試練の場所に着くまでに、出来るだけあたしの技を伝授するよ!」
「本当ですか!?ありがとうございます!!」
と言う訳で、アタシは次の試練がある場所に着くまでに、エレンさんに斧技を伝授してもらう事になった。
と言ってるそばから行き止まりにたどり着いた。
どうやら行き止まりに穴があり、下に洞窟が続いているようだ。
高さはそんなに無いので、飛び降りても問題は無いように思える。
「下りたら出られなくなるなんて事は無いよね・・?」
サラさんが恐る恐る尋ねた。
「祖父が生きて戻っているのですから大丈夫ですよ」
「ああ・・。そう言う考え方もあるか・・」
サラさんはアタシの言葉に納得してくれたみたい。
と言う訳で、アタシ達4人は勢いよくその穴に飛び込んだ。
落ちた場所の正面の少し高い場所に宝箱が見えた。
つまり、そこにじいやの式神がいると言う事。
アタシ達が反対側へ回り込むと、そこに階段があった。
まるで舞台上に上がるための階段みたいだ。
「あちゃあ・・。もう着いちゃったか・・。仕方が無いね」
エレンさんが額をペチッと叩いた。
「教えられた技は少ないけど、何とかやってみて!」
「はい!やってみます!!」
アタシは三人を残して階段を上った。
案の定、宝箱に白い紙が貼ってある。
(今度はどんな式神だろうか・・)
アタシが紙を剥がすと、白い紙が宙に浮き、見る見る内にモンスターの姿に変わった。
その姿は火に包まれた鳥だった。
ただ、普通の鳥と違うのは、その鳥が『骨だけ』である点だ。
「エルムバード(骸骨LV5)か・・。それほど大した奴じゃ無いけど・・」
セイマさんが呟いた。
確かに普通の人にとっては大した事無いのだろうけど、今のアタシには大した事大ありだ。
「相手はアンデッドだ!エレンさんから教わった『スカルクラッシュ』を使うんだ!!」
と、セイマさんがアドバイスをくれた。
アタシが火を恐れず攻撃できると信じているんだ。
「ありがとうセイマさん!!」
ちょっと怖いよ。
でも戦う!!
エルムバードがファイアボールを使って来た。
やっぱりファイアボールは使って来るんだ。
「うおおおお!!!!」
アタシは思い切り叫んで自分を奮い立たせた。
そして、ファイアボールを真正面から受け止めた。
「熱い!!!!」
まあ、当たり前なんだけどね。
けど、それほどダメージは受けなかったみたい。
「よ~し!次はこっちの番だ!!」
アタシはエルムバードに突っ込んだ。