ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ネビユ編 第一章⑪

二つ目の洞窟は入口から少し歩くと、全体が水に浸かっていた。

と言っても、足元が水で濡れる程度の水量だ。

 

「防水シューズ履いてて良かったー」

 

アタシがそう言うと、何と他の三人も防水の靴らしい。

冒険している最中、いつ何時大雨が降って来るか分からないので、その対策なんだとか。

 

「そう言えば、今回は敵と出会わなかったなぁ。あたしがさっき見せた技だけじゃ絶対今後も苦戦するよね」

「はい。アタシもそう思います」

「おっ!言うじゃない。よし!じゃあ次の試練の場所に着くまでに、出来るだけあたしの技を伝授するよ!」

「本当ですか!?ありがとうございます!!」

 

と言う訳で、アタシは次の試練がある場所に着くまでに、エレンさんに斧技を伝授してもらう事になった。

 

と言ってるそばから行き止まりにたどり着いた。

どうやら行き止まりに穴があり、下に洞窟が続いているようだ。

高さはそんなに無いので、飛び降りても問題は無いように思える。

 

「下りたら出られなくなるなんて事は無いよね・・?」

 

サラさんが恐る恐る尋ねた。

 

「祖父が生きて戻っているのですから大丈夫ですよ」

「ああ・・。そう言う考え方もあるか・・」

 

サラさんはアタシの言葉に納得してくれたみたい。

 

と言う訳で、アタシ達4人は勢いよくその穴に飛び込んだ。

 

 

 

落ちた場所の正面の少し高い場所に宝箱が見えた。

つまり、そこにじいやの式神がいると言う事。

 

アタシ達が反対側へ回り込むと、そこに階段があった。

まるで舞台上に上がるための階段みたいだ。

 

「あちゃあ・・。もう着いちゃったか・・。仕方が無いね」

 

エレンさんが額をペチッと叩いた。

 

「教えられた技は少ないけど、何とかやってみて!」

「はい!やってみます!!」

 

アタシは三人を残して階段を上った。

案の定、宝箱に白い紙が貼ってある。

 

(今度はどんな式神だろうか・・)

 

アタシが紙を剥がすと、白い紙が宙に浮き、見る見る内にモンスターの姿に変わった。

その姿は火に包まれた鳥だった。

ただ、普通の鳥と違うのは、その鳥が『骨だけ』である点だ。

 

「エルムバード(骸骨LV5)か・・。それほど大した奴じゃ無いけど・・」

 

セイマさんが呟いた。

確かに普通の人にとっては大した事無いのだろうけど、今のアタシには大した事大ありだ。

 

「相手はアンデッドだ!エレンさんから教わった『スカルクラッシュ』を使うんだ!!」

 

と、セイマさんがアドバイスをくれた。

アタシが火を恐れず攻撃できると信じているんだ。

 

「ありがとうセイマさん!!」

 

ちょっと怖いよ。

でも戦う!!

 

エルムバードがファイアボールを使って来た。

やっぱりファイアボールは使って来るんだ。

 

「うおおおお!!!!」

 

アタシは思い切り叫んで自分を奮い立たせた。

そして、ファイアボールを真正面から受け止めた。

 

「熱い!!!!」

 

まあ、当たり前なんだけどね。

けど、それほどダメージは受けなかったみたい。

 

「よ~し!次はこっちの番だ!!」

 

アタシはエルムバードに突っ込んだ。

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