ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「ブレイザー(鳥LV6)だね・・。それほど強くないとは思うけど・・」
「思うけど?」
アタシはセイマさんに尋ねた。
「一人で戦うには結構きついかも・・ね」
「ええ!?そうなのですか?!」
アタシがびっくりしている間に、ブレイザーが炎を吐いてきた。
「きゃあああ!!!熱ぅい!!!!」
アタシはさっきの戦いと同じくガードしたけど、エルムバードのファイアボールとは威力がまるで違った。
今度はとても苦しかった・・。
「お返しだぁ!!『アクセルターン』!!」
アタシは火炎を受けながらも反動をつけながら猛然とダッシュし、ブレイザーに接近、直前で半回転・急停止して、その運動量を斧の攻撃に変えて斬りつけた。
この攻撃はかなり効果があったみたいで、ブレイザーが慌ててアタシから離れた。
「ようし!効いてる効いてる!!畳み掛けるぞぉ!!」
そう思ってブレイザーに近づくと、ブレイザーの体に火がまとわりついた。
どうやら、朱鳥術の『セルフバーニング』を使ったようだ。
こうなってくると、直接攻撃をすると手痛い反撃を受ける事になる。
「なら間接攻撃をお見舞いしてやる!『メガホーク』!!」
アタシはトマホークの強化版の技をお見舞いした。
とは言え、トマホークと違う所は、予測もつかない方向から敵を攻撃するって事だけだけど。
そのおかげで多少は攻撃力が上がるけど、この技の真骨頂は敵が一体じゃ無い時だから、まあ今回はそれほど活躍出来てないかな?
今後の戦いに期待しよう!
「きゃあああ!!!!」
そんな事を思ってる最中に、また火炎攻撃が来た。
これを喰らい続けると、流石にやばい!
そろそろ決着をつけないと・・。
でも、やっぱり手斧じゃダメージが心もとない・・。
「それじゃあ、とっておきを見せてあげる!『次元断』!!」
アタシは次元を断ち割り、その次元断層にブレイザーを突き落として抹消した。
この技は便利なんだけど、効かない敵も多いし、そもそも命中率もそれほど高く無いのが難点。
けど、成功すれば一撃で敵を倒す事が出来る。
びっくりだよね。
まあ、全部エレンさんからの受け売りなんだけど。
「次元断まで見事に決めるとは・・」
階段を上って来たエレンさんが呆気に取られたみたいだ。
「えっ?アタシが出来ると思って教えてくれたのでは?」
「まあそうなんだけど、そう簡単に出来るとは思ってなかったんだよなぁ」
「あれ?もしかしてアタシ、信用されてない?」
「いや、そう言う訳じゃ無いよ。ただね、あたし結構苦労したんだよ?次元断が使えるようになるまでに」
「そうそう。お姉ちゃんてば斧が得意じゃないのに、わざわざ斧使うんだもん」
「それさっきも言ってましたよね?じゃあ、エレンさんの得意武器ってなんですか?」
「それはね・・」
「サラ!そんな事は後!ネビユも早く石板を取って来なさい」
「あっ!そうでしたね」
アタシが振り返ってみると、次元のはざまに突き落としたはずのブレイザーも、ちゃんと石板に変化していた。
アタシは石板を拾い上げた。
「後一つか・・」
「この洞窟には出入口は一ヶ所しか無さそうだ。入口まで戻ろう」
「はい。分かりました」
セイマさんにそう言われて、アタシ達は洞窟の入口まで戻った。