ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ネビユ編 第一章⑯

「あたしが教えられる技は、後3つね」

 

4つ目の洞窟に行く途中、エレンさんがアタシに言った。

 

「本当はもっと強い斧技も知ってはいるんだけど、あいにくあたしには使えなくてね。だからゴメンね」

「いいえ!とんでも無い事です。次元断みたいな強力な技が使えるようになったのはエレンさんのおかげです!本当に感謝してます!!」

「そうかそうか!それは光栄だ」

 

エレンさんが満足そうに笑った。

 

「よし!じゃあ教えていくよ!!」

「はい!よろしくお願いします!!」

 

アタシはさらに気合を入れた。

 

 

 

4つ目の洞窟にたどり着いた。

入口の正面はすぐに行き止まりになっており、左の階段を上る。

すると、左側に小部屋があるが、これは行き止まり。

今度は左に上り階段、右に下り階段があったので、下りを選択。

少し歩くと、左側に再び小部屋を発見。

これも行き止まり。

しかたなく先ほどの分岐まで戻り、今度は階段を上る。

上って少し歩くと、今度はやや大きい部屋を発見。

どうやらここが正解の道のようだ。

前回みたいに隠し通路が無いけど、分岐点が多く階段を上ったり下りたりの繰り返しで、結構面倒くさかった。

 

「あっ!あんな所に宝箱がある」

 

やや大きい部屋に入ると下り階段が二つあるが、何と、今回は一番下に宝箱があった。

 

「じゃあ、ここで待っていてください」

 

と言う訳で、階段の上で皆に待ってもらう事にした。

上からアタシの戦いを見られるなんて、何だか変な気分になる。

 

「さあ行くぞ!」

 

アタシは自分を鼓舞しながら、宝箱から白い紙を剥がした。

いつも通り白い紙が宙に浮き、見る見る内にモンスターの姿に変わった。

その姿は・・。

 

「うわあ!人面樹だぁ!!」

 

今度のモンスターは、目と口と、おまけに足まで付いた木だった。

しかもただの木じゃない。

何と枝が燃えているのだ!

 

「これって戦う前から勝負がついてるんじゃ・・」

「気をつけろネビユ!そいつは『トーチャー』(植物LV8)だ。火に耐性がある!!だから燃えてても関係ないぞ!」

「あっ・・、そうなんですか・・。残念」

 

まあそりゃそうだとは思うけど、セイマさんにそう言われて納得した。

あと、どうでも良い事だけど、セイマさんってモンスターに滅茶苦茶詳しいなぁ。

 

「あと、見た目は面白いけどかなり強いぞ!」

「え~!?それを先に言ってくださいよ!」

 

そうこう言ってる内に、トーチャーが蹴りで攻撃してきた。

 

「あいた!!」

 

短い足なのにかなり痛い!!

けど、蹴るのには絶対に適していない足って言うのが分かる。

 

「お返しだ!『ブレードロール』!!」

 

アタシは高速回転しながらトーチャーを切り裂いた。

でも、あまりダメージは無いようだ。

木なのに滅茶苦茶硬い!

 

「なら、大木断だ!!」

 

アタシは、植物特攻のある大木断で攻撃する事に。

本当は大木断より効果があるダイナミックな技を使いたかったんだけど、まだうまく使えなかったんだ。

 

「えええええ!!!???」

 

大木断でトーチャーの体を裂こうとした瞬間、何と、手斧が折れてしまった!!

強敵との連戦で、刃がボロボロになっていたんだ!

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