リグルドを介して、臨海学校が行われると知った二組の面々。
この日は、臨海学校について話す事になった。
「この度の臨海学校。折角だからクラス活動として、全員で何かやろうではないか。反対意見のある者は、挙手してくれたまえ」
『あんな恐ろしそうな生き物の提案を拒否できる奴なんていません!』
放課後のホームルーム。
そこで今度行われる臨海学校でのクラス活動の意見を聞こうとするアインズの質問に対し、カズマは目を逸らしながらそう思った。
特に、反対意見は上がらなかった。
「………誰も反対意見はないみたいだな」
「そうだな」
「反対」
『拒否してる奴いたぁああああああああああ!』
リムルとフォルテがそう言う中、アクアはそんな風に言う。
アクアが手を挙げながら反対したのを見て、カズマは心中で驚くしかなかった。
それを見て、湊翔が即座に叫ぶ。
「アクア!何でお前はすぐに噛みつこうとするんだよ!」
「何でアンデッドや魔王なんかの提案聞かないといけないの⁉︎却下‼︎却下‼︎却下‼︎却下‼︎」
湊翔に突っ込まれながらも、反対するアクア。
それには、アルベドが怒りを抑えていて、ディアブロとウルティマも、アクアに対して蔑む視線を向ける。
リムルとフォルテは、ディアブロとウルティマを抑えつつ、理由を説明する。
「確かに、俺やフォルテ、アインズのアドバイスもあったけど、これを提案したのは、エミリアなんだぞ」
「話を聞かずに即座に却下するのはやめろ」
「あ、あのね!せっかく……同じクラスになって、初めての……イベントだから……臨海学校が何か良く知らないけど、皆がもっと仲良くなれたら良いなって」
リムルとフォルテがそう言うと、エミリアはそんな風に言う。
それを聞いたアクアはたじろぐ。
「そ、そう言われたら、私…………」
『ジーーーーーーー…………』
「あぁもう良いわよ!皆でクラス活動しましょう!そうしましょう!」
アクアがたじろぐ中、カズマ、湊翔、白夜、武劉がアクアを見つめ、アクアが折れたのか、そんな風に言う。
リムルは一息吐くと、スバルに話しかける。
「何とかなったな………。スバル、何か良い意見ないか?」
「何で俺⁉︎」
「いや、スバルなら、面白そうな意見を出しそうだからな」
リムルがそう聞くと、スバルは驚いた。
それに対して、フォルテはスバルに意見を求める。
そう聞かれたスバルは。
「そう言われるとちとプレッシャーだけど、やっぱ俺的にはドキドキごちそうさまイベント、みたいのが希望かな?」
「ドキドキごちそうさまイベント?」
「何ですか?それ」
「あぁ…………簡単に言えば……男子と女子が臨海学校中に良い関係になる、的な奴かな?」
「ん?」
スバルはそんな風に案を出す。
スバルの提案した案を聞いて、はなとテルティナが質問し、スバルはそう答える。
スバルの話を聞いたアルベドの脳裏には………。
「『ドキドキ……ごちそうさま………イベントぉ‼︎』あうぅううううううううううん‼︎」
「うわぁ凄い出血⁉︎保健委員⁉︎保健委員⁉︎」
アインズと良い感じな雰囲気で、キスまでしてしまう光景が写り、それを思い浮べたアルベドは鼻血を大量に噴き出して倒れてしう。
それを見て驚いたスバルは保健委員を呼んだ。
それに対して。
「はい!レムは保健委員ですが………。」
「残りの人たちも、鼻血を出したり、熱を出してるんだけど……………」
「保健委員役に立たねぇええええ?!」
「皆、大丈夫?」
レムとりんなはそう言いながら立つが、他の保健委員であるシャルティア、タママ、桃華、モアは、軒並みダウンしていた。
シャルティアはアインズ、タママとモアはケロロ、桃華は冬樹といい感じになる事を想像したようだ。
ちなみに、それ以外にも、イドラ、ラッミス、トウカといった面子も顔を赤くしていた。
「ビーチフラッグに………釣りっと………」
「一応、今の所出てる物ね」
「もう他に、アイデアはありませんか?」
復活したトウカとさあやが、案として出た物を黒板に書き込んでいく。
エミリアはアイデアが無いか、他のクラスメイトに尋ねる。
すると。
「爆裂魔法大会!」
「我慢比べ!」
「真夏のガンプラ大会!」
「サバイバル訓練!」
「皆で夢を語り合う!」
めぐみん、ダクネス、ケロロ、ギロロ、灯悟がそう叫ぶ。
それを聞いたアインズは。
「うむ、無いようだなー」
『なぁ⁉︎』
「何でだぜ⁉︎皆で夢を語り合って、更に絆を結ぼうぜ!」
「……………浅垣灯悟。これは臨海学校とやらの話し合いなのだぞ」
「わざわざ海に行ってまでする必要があるの?」
「あははは……………」
だが、アインズがそれらの意見をスルーして、めぐみん、ダクネス、ケロロ、ギロロはそんな風に反応する。
灯悟がそんな風に言うと、ロゥジー、アリアンはそう突っ込み、宝翔は苦笑する。
「一応、昼にやる事は揃いましたけど…………」
「そうだな。夜にやる事がないな。」
「夜に⁉︎あぁ~夜に…あぁ~!」
「うん、言い方がまずかった。夜に皆でやる活動だ」
「夜に皆で!あぁ~!あぁ~~!」
「どう言ったらまずくなくなるんだ……」
「本当にごめんなさい………」
さあやがこれまでのアイデアを見ながらそう呟き、アインズが呟く。
すると、それを聞いて、アルベドは腰をくねくねさせながらそんな反応をする。
そんなアルベドを落ち着かせようとするが、今度は、ダクネスが腰を動かしながら喜び、それを見てアインズは困ったようにツッコみ、トウカが謝罪する。
それを見ていた一部の人たちは。
「アルベド殿やダクネス殿は、どうして腰をくねくねさせているのでしょうか?」
「知らない方が良いんじゃない…………?」
チヨメが首を傾げると、夏美はそんなふうに言う。
そうこうしている内に日も落ちてて来て夕方になり、下校時間も迫っていた。
「ふわぁ~~。リア、そろそろ帰る時間だよ?」
「そうね。ケツかっちんね」
「ケツかっちんって今日日聞かねぇな」
「あなたは一々突っ込まないと気が済まないの?」
時計を見ながらパックがそう言うと、エミリアはそう答える。
そんな会話を聞いて、スバルがツッコんだのを見て呟くイドラだった。
「誰か、何か良いアイデアはないか?」
そろそろ下校時間が迫って来て再びリムルが皆に質問すると、今度は宝翔が手を挙げてながら立ち上がった。
「一ノ瀬?」
「どうしたの?」
「ちょっとね。肝試しとか、どうかな?」
「肝試し?」
「うん。夜だし、ちょうど良いと思う」
りんなとはながそんな風に反応すると、宝翔はそう答えつつ、肝試しを提案する。
宝翔のアイデアを聞いてエミリアが首を傾げ、それに宝翔が話しかける。
すると。
「いやいやいや!宝翔⁉︎」
「ん?」
「まず見ろよ、このクラスメイト達!どう見ても肝試しを仕掛ける方だろ⁉︎」
「………まあね」
スバルは立ち上がりながら、主にナザリックの面々を見ながらそう言う。
それには、宝翔も苦笑しながら同意する。
「一般的に肝試しってのは…………女子が、(あぁ~!!私怖いぃ!!)(僕が付いてるから大丈夫さ!!)(頼りになる!!キャー!!)と抱きついた瞬間胸がぁ!胸がぁ!見たいな………!」
「………大丈夫ですか?頭可笑しいですか?」
「頭がイカれてるのか?」
「何を言ってるのよ」
「姉様ばりの容赦ないツッコミどうもありがとよ!」
「容赦ないなぁ…………」
スバルが自論を言う中、めぐみんとヒュールミとほまれが呆れながらそう言い、それにスバルが突っ込む。
それを見て、ハッコンはそんな風に呟いていた。
すると、ラムが口を開く。
「バルスの頭がまともだった事なんて、一度も無いわ」
「そして、本家本元の容赦ないツッコミどうもありがとよぉ!」
ラムの容赦ない突っ込みに、スバルは突っ込む。
すると。
「やりましょう!」
「え………?」
「肝試し!私もアインズ様と、やりとうございますわ!」
「え………」
そんな中、アルベドが笑みを浮かべながら肝試しに賛同し、それを聞いてアインズは少し驚いた。
「他の人も、それで良いですか?」
その後、エミリアは皆の意見を聞こうとすると、皆も賛同したのか全員頷いた。
「じゃあ、肝試しで決定します!!準備はロズワール先生とリグルドさんにお願いをしておきましょう」
「そうだな」
「じゃあ、ロズワール先生とリグルドには、俺が伝えておくよ」
「それではホームルームを終わります」
結果、夜には肝試しをやる事になり、エミリアとリムルとフォルテがそう話す。
すると、タイミングよくチャイムが鳴り、アルベドの挨拶と同時にホームルームが終了した。
「ねぇ、宝翔!」
「うん?」
「私たち、これから水着を買いに行くんだけどさ」
「せっかくなら、宝翔君も来ない?」
「俺は良いけど…………九堂は?」
「…………ダメって言ってないじゃない」
はな達は宝翔に話しかけて、宝翔も誘う。
それを聞いて、宝翔がそう聞くと、りんなはそう言う。
「よし、決まり!」
「ラッミスさんにヒュールミさん達も誘ってあるんだ」
「行こう」
はな達はそう話して、教室から出ていく。
一方、エミリアはスバルに話しかけていた。
「良かったな、エミリアたん」
「うん、ありがとう!ところでスバル」
「ん?」
「肝試しって……何?」
「…………え?」
スバルとエミリアはそう話す中、エミリアはスバルにそう問いかける。
エミリアの問いに、スバルは呆然とする。
その頃、一部のメンツは、デパートへと到着し、女性陣は水着を見ていた。
「凄〜い!たくさんあるね!」
「こんなにあると、迷っちゃうわね」
「何しようかな〜」
「そこまで派手じゃなくていいかも………」
女性陣はそんな風に話す。
ここに居るのは、はな、さあや、ほまれ、りんな、夏美、桃華、小雪、イドラ、テルティナ、ラッミス、ヒュールミだった。
はな、夏美、さあや、りんながそう言う中。
「おや?貴殿らも水着選びか?」
ターニャが声をかける。
振り返ると、ターニャとヴィーシャの2人がいた。
「ターニャさん、ヴィーシャさん」
「2人も、水着を買いに来たの?」
「はい……でも私、こういうの着た事無くて」
「あまり扇情的な物でなければ良いのではないか?」
2人を見て、桃華とイドラが声をかける。
それにヴィーシャは答えながら少しの不安を口にし、それを聞いたターニャは腕を組みながら答えた。
「グランツ中尉達からは、女とは思えないと言われていますが…………」
「えぇ〜!ヴィーシャさん、すっごく可愛いのに!」
「それは、あいつらに見る目が無いだけだな」
「そうね。ヴィーシャ、可愛いから」
「フフッ、三人共ありがとうございます」
『まぁ……生死を分ける世界に生きる者が、そう言う目で仲間を見てしまうようでは、困りものだからな』
ヴィーシャの話を聞いて、ラッミス、ヒュールミ、ほまれがそう言うと、ヴィーシャはそれを聞いて微笑んだ。
そんなヴィーシャを見ながら、ターニャはそう考える。
すると。
「んぅ~!なんて素晴らしいコスチューム!」
『ん?』
男性の水着エリアから声が聞こえてきて、全員がそちらを向くと、そこにはアルベドとシャルティアの2人がいた。
2人は、自分達ではなく、アインズの水着を選んでいる様だった。
「あぁ~…………!これ何てどうかしら?アインズ様の野性味溢れる魅力を、表現出来ていると思わない⁉︎」
「確かに素敵でありんすね……でもこっちはどうでありんす!アインズ様の骨盤を、あえて開放していくスタイル‼︎」
「ダ、駄目⁉︎鼻血が止まらない!」
「ありんす!ありんすぅ!」
「…………あそこまで扇情的過ぎると、清々しいな」
「アハハ………」
そんなアルベドとシャルティアを見ながら、ターニャはそう呟き、愛想笑いをするヴィーシャだった。
一方、男性陣は。
「皆、遅いな…………」
「まあ、のんびりしようぜ!」
「そうだな」
宝翔、灯悟、ハッコンはそう話していた。
すると。
「カズマと湊翔の水着とか、どうでも良いじゃ無い!」
「「「ん?」」」
アクアの声が聞こえてきて、声の方を向くと、カズマ、湊翔、アクアの三人がいた。
「うるさいわい!こう言う勝負イベントこそ勝負パンツが必要なんだよ!」
「プゥークスクス!貧相な身体してる癖に何が勝負パンツよ⁉︎笑っちゃうんですけどぉー!」
「この野郎ぉ~!」
湊翔「アクア!あまり挑発するな!」
そのカズマが言った事に対して、アクアはバカにするように笑いながらそう言う。
アクアがそう言ったのを聞いて、カズマは今にでも殴りかかろうとし、湊翔はアクアに注意する。
「あっ!湊翔!カズマ!」
「ああ、宝翔!それに、灯悟達も一緒か」
「お前達も水着を買いに来たのか?」
「ああ。………といっても、基本的には女性陣の荷物持ちで、俺はラッミスの付き添いだけどね」
「俺たちは、イドラ達を待ってるんだぜ!」
「そうなのか………うん?」
宝翔が湊翔に気づいたのか、そんな風に話しかけると、湊翔とカズマはそう聞く。
それに対して、ハッコンと灯悟がそう答えると、カズマはそう反応する。
ふと、カズマが水着売り場を見ると、アルベドとシャルティアと目が合う。
そのすぐ後にアルベドとシャルティアの目にアクアが写った。
「あら?」
「無礼なバカ女でありんす」
「………アンデッドの仲間達」
互いに見た直後、睨み合いながら一触即発状態に陥るアルベドとシャルティアとアクア。
それを見た湊翔とカズマは、アクアを抑える。
「なぁアクア。そろそろ皆と上手くやってくれよ」
「エミリアさんも言ってただろう?『皆がもっと仲良くなれたら良いなぁ……良いなぁ……良いなぁ……』」
カズマは、エミリアの真似をしながらそう言う。
アクアは落ち着いたのか、静かになる。
それを見て、宝翔達も口を開く。
「ま、まあまあ…………」
「お互いに相性が悪いのは分かってるんだけどさ…………」
「お互いに絆を深めていこうぜ!」
「……………偉大なるアインズ様も上手くやれとおっしゃっていましたし、私達はそれに従うべきだわ」
「仕方ないでありんすね」
宝翔達が、アルベドとシャルティアにそう話しかけると、アインズの命令もあり、それに頷く。
「ほぉら~、お前だけ子ども見たいだぞ?」
「納得いかないかもしれないけど、少しはクラスメイト達と協力してくれ。協調性が必要だろ」
「ムゥ~!分かってる!分かってるわよ⁉︎サキュバスにヴァンパイアなんかと仲良くなんかしたくないけど、攻撃はしない」
「そうそう。相手がサキュバスとヴァンパイアだからって………」
それを見て頬を膨らませるアクアにカズマと湊翔はそう言う。
2人がそう言ったのに対し、アクアが答えたのを聞いてカズマも納得したと思いきや。
「……ふぇ⁉︎サキュバス⁉︎」
「カズマ?」
アルベドがサキュバスだと気付いたカズマはそう叫ぶ。
すると、カズマは頬を赤らめ、鼻の穴を少し大きくさせながらアルベドに近付いた。
「あ……あの、アルベドさん?」
「何……かしら?」
「アルベドさんって、サキュバス何ですか⁉︎」
「それが、何か?」
「と言う事は⁉︎アレですか⁉︎夢の中で⁉︎いやあの……その……。」
カズマの質問に対してアルベドは首を傾げながら答えると、カズマは思わず息を荒くしながらアルベドを見ていた。
それを見て、湊翔は呆れた風に首を振る。
すると。
「ブゥハハハハハハハハハハハハハッハ!それが普通の反応でありんすよねぇ⁉︎」
「えぇ?何が?」
「いやぁ……あの男の顔を見るでありんす」
そんなカズマを見て、シャルティアが高笑いする。
アルベドが聞くと、シャルティアは今のカズマの顔を見せるように指をさした。
「ハァ……ハァ……ハァ………!」
「ブサイクな顔だわ」
「性欲ダダ漏れだな」
「どうしたんだ?」
「さぁ…………?」
「あははは…………」
カズマは顔を赤らめ、鼻の下も伸びて息も荒くしており、アルベドはそう吐き捨てた。
湊翔がそう言う中、灯悟と宝翔は首を傾げて、ハッコンは苦笑する。
すると。
「そこのカズマとやらに、そこの4人!」
「「「「ん?」」」」
「一つ良い事教えてやるでありんす」
そんな状況が面白くてしょうがないのか、シャルティアはカズマだけでなく、湊翔、宝翔、灯悟、ハッコンにも話しかけた後、五人と集まって話し始めた。
「ゴニョゴニョゴニョ……ゴニョゴニョゴニョ……」
「うぇ?……えぇ⁉︎」
「信じられないかもしれないけど、真実でありんす!」
「よく分からんが………」
「逆にレアじゃないですか!」
「そうでありんす!レアでありんすよぉ~!」
「シャルティア?何の話をしているのかしら?」
シャルティアは、五人に何かを話す。
すると、カズマがそう叫ぶ。
ちなみに、後の4人は、よく分からないのか、首を傾げる。
そんなシャルティアにアルベドが話しかける。
すると。
「いやぁ、アルベドは清い乙女だと言う話を……ブッハハハハハハハハハハハハハハ!アハハハハハハハハハ!」
「なぁ⁉︎」
シャルティアがアルベドの秘密を暴露されたのを聞いて、アルベドは顔を真っ赤にしながら魔力のオーラを出した次の瞬間。
「シャルティアぁあああああああああああああああああああああ⁉︎」
『ぬぉおお⁉︎」
「だってぇ!面白過ぎるでありんすよ!男性を虜にするサキュバスが処女だなんて!」
「だってだってぇ!アインズ様がアインズ様がぁ‼︎」
赤面しながら叫んだアルベドに対して、全員が驚く中、未だにに笑っているシャルティアに対してアルベドが反論していた。
すると。
「別に良いじゃない」
「「ん?」」
シャルティアとアルベドの間に入るように、アクアは腕を組みながら話し始めた。
「好きな相手の為に純血を守る事は、別に笑われるような事ではないわよ?」
「アクア……」
「それは種族とか関係ないでしょ?恥じる事なんて全くないわ!堂々としてればいいの!」
アクアが珍しくまともな事を言ったのを聞いて、カズマだけでなくアルベド達も思わず聞き入ってしまう。
「お前、まともな事、言えるんだな」
「いや、私女神だから。……とにかく!そんな事で人を評価しちゃダメって事よ!堂々と出来ない行為ってのは、基本的にないの」
「女神?」
「アクアって人、そう言ったよな?」
「確かに…………」
「気にしないでくれ」
湊翔に言われた事にツッコみながら、アクアはアルベド達に対して頭上から光を照らされながら話す姿は、ある意味女神らしいと言えば女神らしかった。
宝翔と灯悟とハッコンがアクアが女神である事に首を傾げる中、湊翔が声をかける。
すると、光が消え、アクアはある爆弾発言をする。
「……あ、でもアレはダメね。胸にパッドとか入れるのは」
「かぁあ⁉︎」
アクアが言った言葉を聞いてシャルティアはショックを受け、逆にアルベドは笑みを浮かべた。
「胸が無いからって、パットを入れて誤魔化すとかは本当にダメ。エリスって私の後輩が居るんだけど、胸をパットで誤魔化してるの!嘘や懺悔を受け入れる立場で、胸を誤魔化してるってどうなのかしらーって」
「……………おい」
「それ以上はやめとけって……………」
アクアはそんな風に言う。
アクアの言葉は、もう途中から後輩女神であるエリスの悪口になっていた。
それには、カズマと湊翔はそう言う。
湊翔としては、シャルティアにダメージを与えているのに気づいているからだ。
そんな中、アルベドは笑いを堪えていたのだが我慢できずに。
「プププ……アハハハハハハハハハ!アハハハハハハハハ!アハハハハハハハハ!そうねぇ!パットとか入れたらダメねぇ!」
「そうよ。それだけは恥ずべき行為だわ」
「んぅ⁉︎」
「アハハハハハハハハ!ですってシャルティア!」
床を叩き、涙目になりながら笑いまくったアルベドが言った事にアクアが頷く。
それらを聞いて小さな悲鳴を上げたシャルティアにアルベドが聞く。
すると、シャルティアは震えだした。
「……アクアとか言ったでありんすね」
「えぇ」
「……殺す!」
アクアに対して殺意をむき出しにしたシャルティアは手を伸ばしながら近づこうとしたが、アルベドが笑いながら羽交締めをして止める。
「ぬわぁあああああああああああああああああああああ!」
「ダメよぉシャルティア?アインズ様の言いつけを……プゥ!アハハハハハハハハ!アハハハハハハハハ!」
「ん?」
「多分……お前は人知れず他人を傷つけたな」
「だな」
「何なんだろ………?」
「さぁな?」
「女性って、胸の大きさを気にしてるんだな…………」
アクアが首をかしげる中、湊翔とカズマがそう言って、宝翔達は呆然とするのだった。
そんなシャルティアの叫び声は、ターニャ達の方にも届いており。
「にしてもアイツら、何時まで騒いでいるんだ?」
「少佐~!こっち何てどうですか?凄い可愛いと思うんですけどぉ!」
ターニャが気にする中、ヴィーシャが、ターニャにそう声をかける。
その水着は、スカートが付いたピンクの水着だった。
一方、レジでは。
「海に大勢の男女、何も起きないはずはなく……」
「早くレジ打ってください」
「フッ………」
荒くれ者は、そんな意味深な事を言い、グランツからそう言われるが、鼻で笑う。
一方、別の場所では。
「ふぅ〜…………買ったな」
「これだけあれば、バーベキューは盛り上がるだろ」
「そうだな」
リムル、フォルテ、アインズはそう話す。
リムル達は買い出しを行なっており、バーベキューに使う材料を買っていた。
すると。
「それにしても、この世界って、本当に変だよな〜」
「む?」
「ん?」
リムルはそんな風に呟いた。
それを聞いたフォルテとアインズがそんな風に反応する中、リムルは口を開く。
「いやさ、俺たちはこの世界に転移してきた訳だけどさ…………この世界って、俺ら以外に人が見当たらないんだよな」
「確かに…………そこが引っかかっていた。お店やコンビニに行っても、1人のおじさんが対応してるしな」
「そうだな…………まあ、学食の方は、デニスという者が対応しているみたいだが」
リムルがそう言うと、アインズとフォルテはそんな風に反応する。
1人のおじさんというのは、荒くれ者の事だ。
「それに、この世界は俺たちの前世…………日本に似ている。まるで、地球をコピーしたような感じがする」
「あとは、俺たち元日本人や、ケロロ達、宝翔達を除いた面々が、この現代文明を不思議と理解しているからな…………」
リムルがそう言うと、フォルテもそう言う。
本来なら、技術が圧倒的に違う異世界人達が、普通に生活できている事が気になっていたのだ。
ちなみに、宝翔やはな達、ケロロ達が現代日本から来ているのは確認している。
「この世界は…………色々と不自然な事が多いな」
「色々探ってみるか」
「そうだな」
アインズ達はそんな風に話す。
そんな違和感を抱きながらも、臨海学校の準備を進めていくのだった。
今回はここまでです。
今回は、臨海学校についての話し合いと買い出しです。
色々と出し物を出す中、めぐみんを始めとする一部の面子のリクエストは却下されました。
肝試しに決まり、買い出しを行う。
そんな中、リムル、フォルテ、アインズはこの世界の違和感についてを話し合う。
人が自分達以外に見当たらない、異世界人も問題なく生活できるなどの違和感を。
その違和感はどんどん大きくなっていく。
いよいよ、臨海学校の幕が上る。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
次回のいせかるは、カズマがネットゲームにハマるみたいで。
尚文とカズマは、相性がいい気がしますからね。
実際、予告でも尚文がも、カズマのやっているゲームをやっている事を口にしていますし。