臨海学校が終わり、いつも通りの学園生活が始まった。
ホームルームが行われる中、ロズワールは、ある事を口にする。
「た~い育祭が、近付いていぃ~るよ?」
「ロズっち先生、この間臨海学校があったばっかりだってのにもう体育祭って、スケジュール的に変じゃねぇか?」
「え⁉︎そうなのかぁい?」
ロズワールは近々、体育祭が行われることを口にする。
そんなロズワールの発言に、スバルが手を挙げながら質問し、その質問にロズワールは少し驚いた。
それを聞いていた他のメンツは。
「いや、なぁ………」
「この世界は、全部おかしいんだから、そんな事を言われても今更なんだよな……」
「確かに…………」
「そうかも…………」
スバルの言葉に、カズマと湊翔がそう言って、宝翔とはなも同意する。
「まぁまぁ、皆で力を合わせて優勝してくれたまぁ~え?」
「優勝って………」
「そんな事言われてもなぁ…………」
「優勝すると、何があるのか?」
ロズワールの言葉に、リムルとフォルテは困惑するようにそう言うと、灯悟はそう聞く。
すると、ロズワールの発言に、全員が耳を疑う。
「そうだねぇ………元の世界に戻れちゃったりする、かぁ~もね⁉︎」
「っ⁉︎」
ロズワールのその言葉に、全員が驚く。
体育祭で優勝すれば元の世界…………正確には、前に居た世界に戻れる。
それはこの場に居る面子の殆どにとって吉報だった。
「それは…………本当なのか⁉︎」
「やったね!」
「マジか…………!」
ハッコンがそう言うと、ラッミスとヒュールミはそんな風に反応する。
すると。
「でも…………ロズワール殿」
「そもそも優勝って言ったって、この世界に来たのは俺達だけだろ?」
「他のクラスとかないはず…………」
「あるよぉ」
「え?」
「隣に教室があぁるじゃな~いか?」
「「「「えっ⁉︎」」」」
ケロロ、スバル、アークはそんな尤もな事を言う。
実際、この世界に来たのは、この二組のメンツだけなのだ。
すると、ロズワールは隣に教室があると言った。
驚いた三人と灯悟は、教室から飛び出して、隣を見に行く。
すると。
「「「「えっ⁉︎えぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ⁉︎」」」」
三人は驚いた。
隣の教室には生徒が座っており、その中にはケロロ、スバル、アークの知り合いも居たのだ。
「え⁉︎おま…………ラインハルト⁉︎」
「紅丸⁉︎紫苑⁉︎蒼影⁉︎ ガビル⁉︎ヤシチにカクシン、スケロウ、蒼華、ラミリス、トレイニーさんまで………⁉︎」
「ガルル小隊まで………⁉︎」
スバル、リムル、ケロロは、知り合いがいる事に驚いていた。
すると、教室に居たいる人物が口を開く。
バニルが声をかける。
「フハハハハハハハハハハハハ!そこの目つきの悪い男にスライムにカエル型宇宙人よ!」
「「「ん?」」」
「動揺に我を失う様は見ていて楽しいものだが、とりあえず吾輩のクラスの授業の邪魔するでない!」
困惑するスバル達に声をかけたのは、湊翔とカズマの世界の出身であるバニルだった。
バニルはそんな風に言うと、リムル達は口を開く。
「誰なんだ………?」
「誰でありますか?」
「さぁ…………?」
リムル達は困惑しながらそう話す。
ちなみに、黒板には、ツイーテ・ナイカ・タイヤネンと書いており、欠席しているようだ。
一方、灯悟、ハッコンとラッミス、アーク、宝翔、はなも廊下に出ており、隣を覗いていた。
すると。
「どうやら、新たなクラスは一つだけじゃないみたいだ」
「こっちにもクラスがあるのか」
「えっ⁉︎」
「マジかよ⁉︎」
フォルテはそんな風に言うと、白夜達はそう言って、その隣のクラスを覗く。
視線の先には、三組があり、そこにも知り合いの姿があった。
「あれは…………⁉︎」
「ケリオイル団長達だよね…………⁉︎」
「なんでここに居るんだ⁉︎」
「錆丸先輩に、蓮華先輩⁉︎」
「2人もここに居るの⁉︎」
「どうやら、何人か知り合いが居るみたいだな」
三組を見たハッコン達に宝翔とはなはそんな風に反応する。
何せ、知り合いが目の前にいるのだから。
フォルテがそう呟くと。
「……………申し訳ない。君たちも驚くのは無理もないが、こちらのクラスの授業を邪魔しないでほしい」
「ギロリ⁉︎」
三組にいた1人の男が口を開く。
そこには、デザイアグランプリの関係者であるギロリが居て、白夜が驚いていた。
すると、ロズワールが話しかける。
「さぁ~てさて、教室に戻ろうじゃなぁ~いか?」
「ここにクラスなんて、無かった筈だぞ?」
「気づいてたか?」
「いや…………」
「知らないぜ?」
「昨日までは存在すら…………」
「突然、現れたよな?」
「確かに………何も無かった筈………」
ロズワールが教室に戻る様に言う。
そんな中、湊翔がそう言うと、アインズ、アーク、ターニャ、リムル、フォルテはそんな風に話す。
すると。
「そう言う世界だと、受け入れるしかなぁ~いね」
ロズワールはこの場に居る全員を見ながら、そう話したのだった。
その後、湊翔、カズマ、スバル、ターニャ、アインズ、リムル、フォルテ、ケロロ、アーク、灯悟、ハッコンとラッミス、宝翔とはなの面々が集まっていた。
新たに現れたクラスにいる面々の情報交換が目的だ。
「隣のクラス、1組と3組って書いてあったけど…………うちの知り合いが何人か居たぞ」
「ウチの戦闘メイド、プレアデスもいたな」
「戦闘メイドって、ちょっと設定強すぎね?」
「鬼っ子メイドと仲良しのお前が言うか?」
「本当だよ」
湊翔がそう言って、アインズがそう言う。
戦闘メイドプレアデスとは、ナザリック地下大墳墓の第十階層で、《玉座の間》へ進むプレイヤーを待ち構える為に配置された防衛チームだ。
それを聞いたスバルがそう突っ込むと、フォルテとカズマもスバルにそう突っ込む。
鬼っ子メイド…………レムとラムのことだ。
すると、ターニャは口を開く。
「あの突如現れた1組と3組には、我々の世界から追加で転移されて来た者が居ると言う事だな」
「そうみたいだな」
「この異世界転移の状況は変化し続けてると考えるべきだな」
ターニャがそう言うと、それを聞いた灯悟とアークはそう言う。
すると、それを聞いて頷いたターニャもまた口を開く。
「そして、今回の体育祭。優勝は我々にとって必須事項となっている」
「そうだな。ロズワール先生の話によると、優勝出来たら元の世界……正確には、前にいた世界に戻れると言う事らしいしな」
「元の世界に戻れるんなら、ラッキーじゃん!なっ!ホッパー1!」
「ホッパー!」
「私たちも頑張ろう!フレフレ!」
ターニャと湊翔は現時点で得た情報を話す。
体育祭で優勝出来れば、この世界に来る前の世界に戻れると。
それを聞いて、宝翔とはなはそんな風に言う。
すると。
「でも………あのロズワールって先生、いまいち信用出来ないでありますな………」
「確かにな」
「胡散臭い部分があるからね…………」
「それは……あぁ………どうだろう?」
ケロロはロズワールに不信感を抱いているのか、そんな風に言い、それを聞いてフォルテとハッコンもそう言う。
それを聞いて、スバルも思うところがあるのか、うまく反論出来なかった。
すると、湊翔が口を開く。
「まあ、何はともあれ、まずは1組と3組に勝てなきゃ戻れないって訳だ。………いまいち自信ないけどな」
「……アインズ君、彼我の戦力差は?」
「少なくとも、あそこにいたプレアデス相手なら、我々が負ける事はない。他の皆はどうだ?」
「俺んとこは…………特に知り合いがいないからな」
「あまり、ダンカ殿とゴエモン殿と戦うのは、気が引けるが、大丈夫だ」
「私たちのところは大丈夫だよね?」
「うん。カズトや先輩達が相手でも、全力で頑張るだけだ!」
湊翔はそんな風に言う。
最後の方は、自信がないのか、少し萎んでいたが。
それを聞いたターニャはアインズにそう聞く。
ターニャの質問に、アインズはそう答えつつ、他の皆にも話を聞く。
アインズの問いに、灯悟とアーク、宝翔とはなはそんな風に答えた。
実際、灯悟の知り合いは確認できなかったのだ。
だが、スバル、湊翔、カズマ、リムル、フォルテ、ケロロ、ハッコンとラッミスは不安そうな表情を浮かべていた。
それを見たはなは。
「どうしたの?不安そうだけど…………」
「いやぁ~………さっき居た奴、ラインハルトってやつなんだけど…………」
「あのどっかの騎士見たいな男か?」
「アイツ多分、俺が居た世界で最強」
「え?」
「は?」
「どういう事だ?」
はながそう聞くと、スバルはそう答える。
ラインハルトが、スバル達の世界で最強だと。
スバルの言葉に、それを聞いた全員が耳を疑う。
フォルテがそう聞くと、スバルがその理由を話す。
「俺達の世界って加護って呼ばれてる、何て言うかチート見たいな奴があるんだけど……アイツそれが付きまくってるんだよね………」
「加護?我々の世界のスキルや武技とも違うようだな」
「俺たちの世界のスキルに近いみたいだな」
「それで、そのラインハルトは、どんな加護を持っているんだ?」
スバルの言葉に、アインズとフォルテがそう分析する。
スバル達の世界の加護というものが何なのかを。
カズマがどんな加護を持っているか聞く。
すると、スバルは口を開く。
「聞いて驚けよ……アイツ、初めて見る攻撃が当たらない。ファーストアタックが当たらない。ちなみに二度目以降も当たらない。これは噂だけど、死んでも蘇るってもあるらしい。更に遠距離攻撃は食らわないのに、相手には必ず命中するし、呪術バフデバフの効果も無い。更には全ての属性攻撃…………」
「待て待て待て待て待て待て待て!」
スバルはそんな風に語っていく。
スバルの言葉に、リムルが待ったをかける。
すると、他のメンツが口を開く。
「何だよ、それ!反則だろ⁉︎」
「凄いね…………」
「マジか…………」
「それは、反則であります!」
「…………それを聞くと、何か、俺たちの世界の面子が弱く感じるな………」
「そういえば、湊翔にカズマにケロロ、リムルとフォルテが気にしている事は何だ?」
ラインハルトのあまりの性能に、ハッコンとラッミス、灯悟、ケロロはそんな風に言う。
実際、ラインハルトの加護は戦闘向けの物から、日常生活を快適に送る為の加護まで様々あるのだ。
湊翔がそう呟く中、アインズが湊翔、ケロロ、リムル、フォルテに質問をする。
すると、湊翔とカズマが口を開く。
「いや、俺とカズマの知り合いが1組と3組の両方に居たけど……………」
「ほとんどが仮面ライダーに変身出来るんだよな……………」
「マジか!絆の結びがいがありそうだぜ!」
「目的を見失ってないか?」
湊翔とカズマはそう言うと、灯悟はそんな風に反応する。
それに対して、アインズはそう突っ込む。
それを聞いた他の人達は、微妙な表情を浮かべると、スバルはリムルとフォルテに話しかける。
「それで、リムルとフォルテの方は?」
「俺の世界の面子のうち、一組と三組に1人ずつ魔王が居るんだよな………。それと、ヴェルドラとシンシヤもいるからな。しかも、実力者揃いだから、そう簡単にはいけないのが現実だな」
「魔王って…………⁉︎」
「おお…………⁉︎」
スバルがそう聞くと、リムルはそう答える。
一組にはラミリス、三組にはミリムの姿があるのを確認しているのだ。
そして、リムル達の世界では竜種の内の一体であるヴェルドラと、リムルとほぼ同じ力を持つシンシヤがいる事を話す。
それを聞いて、ハッコンとアークはそんな風に反応する。
「なるほど………それで、ケロロは?」
「ガルル小隊は、隊長のガルル中尉が、ゲロモンの悪夢という異名を持っているんでありますよ…………」
「ゲロモンの悪夢?」
「何せ、ケロン軍の中では、最高のスナイパーでありますから………。それに、戦闘能力も高いでありますし…………」
「スナイパーか………」
湊翔がケロロにそう聞くと、ケロロはそう答える。
ガルル小隊の隊長、ガルル中尉。
ギロロの実兄であり、ケロン軍のエリート将校にして、ケロン軍最高のスナイパーであり、『ゲロモンの悪夢』という異名がある。
ケロロ小隊とも一戦交えた実力者であり、かなりの強敵であり、A級侵略部隊である。
ターニャがそんな風に反応する中、灯悟は口を開く。
「そういえば、ハッコン達の世界の知り合いはいたのか?」
「居たは居たんですけど…………」
「ちょっと、複雑な関係で…………」
「何かあったのか?」
灯悟はそんな風に聞くと、ラッミスとハッコンは何とも言えない表情で口を開く。
アークがそう聞くと。
「実は…………俺たちの世界で、冥府の王って存在に寝返った人たちがいて…………」
「その人たちは、自分の息子達を助けようとしたんです」
「息子を…………でありますか」
「それと、そのケリオイル団長って人は、加護を打ち消す加護を持ってるんです」
「加護を打ち消す加護か…………」
「そのケリオイルという者をラインハルトにぶつければ、ラインハルトの加護を打ち消せるのではないか?」
「どうだろうな…………?」
ハッコンとラッミスはそう説明する。
ケリオイル達は、愚者の奇行団と呼ばれるグループの初期メンバーだ。
だが、負の加護をかけられた息子を救うため、冥府の王へ寝返る事を選択した。
その為、複雑な関係だと。
ケリオイル団長が、加護を打ち消す加護を持っているのだ。
それを聞いたアインズはそう聞くと、スバルは何とも言えない表情を浮かべる。
加護を打ち消せれば、ラインハルトを無力化出来るが、確証がないのだ。
すると。
「フッフッフッフッフ…………!」
「フォルテ?」
「どうしたの?」
フォルテはそんな笑い声を出して、湊翔と宝翔はそんな風に反応する。
すると。
「面白いじゃないか…………!様々な世界の強者と戦える…………!こんな機会を逃してはいられないな…………!」
「なんか、スイッチ入ってないか?」
「フォルテって、強者の話を聞くと、興味が出るからな…………」
フォルテは悪い笑みを浮かべながら、そんな風に言う。
フォルテは戦闘狂の側面もあるのだ。
そんな風に、他のクラスの事を話し合っていると、廊下からアクアの声が聞こえる。
「あぁーーー!」
『ん?』
アクアの叫び声が聞こえてきて、全員が廊下を覗く。
すると。
「クリス⁉︎何であなたがここに居るのよ⁉︎
「そんな事言われても……あっ!ダクネス!」
「クリス⁉︎これは一体……。」
アクアが指さした先には、アクアやカズマ達と同じ世界出身で、一組にも居たクリスが居た。
アクアの質問に困惑していたクリスは、後ろに居たダクネスに気付き、声を掛けられたダクネスは振り向きながら聞いた。
「いやさぁ、良く分からないんだけど、私も急にここに飛ばされたんだよ。ダクネス達も?」
「あぁ、気が付いたらこの学園に」
クリスはダクネスの問いにそう答えると、ダクネスはそう言う。
そんな風に話をしていた。
「クリスも居たのか」
「知り合いなんでありますか?」
「ああ。…………ん?」
カズマがケロロの質問に答えるなか、湊翔はスバルの方を見る。
一方、スバルはある事を考えていた。
「『そういえば………俺の………俺の死に戻りはどうなるんだ?前の世界じゃ死んでも強制セーブまで戻ってたけど、もしこの世界でそれが通用しないなら………死んだらお終いだ…………』……いや、あの世界でも死にたかねぇけど」
「…………?」
「スバル?」
スバルはそんな風に考えていた。
スバルの呟きに、リムルが首を傾げる。
「『そもそもこの世界でもあの言葉って言っちゃダメなのか?……試してみるか』なぁ……ちょっと耳塞いでくれねぇか?」
『ん?』
「良いから!」
スバルはふと、そんな風に思った。
スバルは疑問を解決しようと、近くに居た湊翔、カズマ、スバル、ターニャ、アインズ、リムル、フォルテ、ケロロ、アーク、灯悟、ハッコンとラッミス、宝翔とはなにそう頼み込む。
訝しんだ表情を浮かべたが、頼まれた湊翔達はとりあえず耳を塞いだ。
「あぁ……ゴホン!……俺は死に………っ⁉︎」
目の前の全員が耳を塞いだのを確認した後、スバルが何かを話そうとした。
すると、次の瞬間、黒い霧の様な物に包まれたスバルの背後から黒紫の手が伸び、その手はスバルの胸、心臓を掴む………。
「……っ⁉︎戻って……来たぁあああああああああああ!『ペナルティは健在って事か………』」
その直後、スバルは額から汗を掻きながら叫び、胸を押さえて息を整えながら考えていた。
それを見ていたフォルテは。
『サテラのペナルティは健在か』
そんな風に考えていた。
その時だった。
「って⁉︎えぇえええ⁉︎わぁああああああああああああああああ⁉︎」
「すみませんアインズ様ぁあああああああ!」
「申し訳ありません!我が主ぃぃぃ!」
「申し訳ない!」
「何でお前達ここに居るのぉ⁉︎」
「嵐牙⁉︎ゴスペル⁉︎」
「なんでここに居るんだ?」
飼育小屋に居るはずのハムスケとデスナイトがスバルに向かって走ってきており、その背後でアウラと嵐牙とゴスペルはそう叫んだ。
突然現れたハムスケ達に、流石のアインズとリムル、フォルテも驚いた。
その後ハムスケとデスナイトの暴走を収める為に、アウラは2体の頭を思いっきり殴ったのだった。
「申し訳ありませんアインズ様。急にこの子達が興奮して走り出しちゃって………」
「一体……どうしてでありますか?」
「それ……俺の体質に反応したんだと思う」
「体質って?」
頭を下げたアウラはそう言う。
アウラ曰く、突如として、ハムスケとデスナイトが興奮して、走り出したのだ。
アウラの話を聞いてケロロが首を傾げると、スバルが自身に指差しながら話した。
はながそう聞くと、スバルは口を開く。
「俺って魔獣とか呼び寄せちゃう能力があるんだよぉ。アンデットも呼び寄せるとは思わなかったけど…………」
「呪い………の類か?」
「そうだな……」
スバルはそう語る。
スバルの話を聞いてアークが聞き、それにスバルはため息混じりに答えた。
それを聞いたターニャは。
「………呪いには、お互い苦しめられるな」
「お互い?………ってそこら辺の話も聞きたいんだけどその前に………。助けてくれるとスゲェ助かるんだけどぉ⁉︎」
『あっ⁉︎』
ターニャはそんな風に呟く。
ターニャの言う呪いは、ターニャが使うエレニウム九十五式という演算宝珠にあった。
エレニウム九十五式は、存在Xの介入により、使用した際には、『神に祈りたくなる』という精神汚染が発生する為、無神論者のターニャはあまり使いたがらないのだ。
ターニャの呟きを聞いたスバルは、またもやハムスケに頭を齧られており、齧られてるスバルはこの場の全員に助けを頼んだ。
その後、思いっきり叱られたハムスケは、デスナイト、嵐牙、ゴスペルと共に飼育小屋に戻ったのだった。
その際、ハムスケは、『私は悪い子です』と書かれたプラカードを持たされた。
午後のホームルームにて。
「と言う訳で、我々が元の世界に戻る為には、体育祭で優勝しなくてはならないようだ」
「皆、協力してくれるか?」
「頼む」
アインズ達はそんな風に言う。
アインズとリムル、フォルテの言葉に、誰も反対しなかった。
「俺たちも、優勝目指して頑張ろうぜ!」
「そうだな。まあ、急いで戻る必要性はないけど、やれるだけはやろう!」
「そうね!私たちは仮面ライダーだもの!手を抜くなんてごめんだわ!」
「だな。手を抜くのはごめんだ」
「ですね!」
「ああ」
湊翔、カズマ、トウカの三人がそう言うと、白夜、朱翼、武劉もそう言う。
すると、それに触発されたのか。
「そうだな。敗北を目的として戦争を始める間抜けはいない。やるからには全ての力を勝利に注ぎ込むべきだ。なぁ諸君?」
ターニャはそんな風に言う。
ターニャがそう言うと、203 航空魔導大隊の面々は立ち上がりながら敬礼する。
「流石はリムル様とフォルテ様です!」
「僕たちもついていくよ」
ディアブロとウルティマの2人はそんな風に言う。
「もちろんだぜ!」
「私も、この世界に留まり続ける訳にはいかないわ!」
「私もです。ねぇ、ロゥジー」
「テルティナ様の言うとおりです」
「私も頑張る!」
灯悟達も、そんな風に答えた。
「我も、全力で行くだけだな!」
「全力を出すのは良いけど、全力出し過ぎて、他の人達に迷惑かけないでよね?」
やゴエモン殿も居るとは………負けてられません!」
「キュ!」
アークがそう宣言して、アリアンはアークに釘を刺して、チヨメも気合を入れる。
「俺たちも負けてられないよ!」
「そうだね」
「頑張ろう!さあや!ほまれ!」
「うん!」
「そうだね」
宝翔とはなはそう言うと、りんな、さあや、ほまれはそう答える。
「俺たちも頑張ろう!」
「うん!」
「そうだな。ケリオイル団長達も居るのには驚いたが、負けてられないな」
ハッコン達もそんな風に話して、気合を入れる。
「スバル君、レム達も頑張りましょう!」
「にーちゃの為ならベティも頑張るかしら」
「ラムの代わりにバルスが頑張るわ」
「一人頑張らない宣言会ったけど………俺達も頑張るぜ!」
「皆………!」
レムとベアトリスとラムはそんな風に言う。
三人の話を聞いた後スバルも言い、それを聞いてエミリアは笑みを浮かべた。
そして、ケロロ小隊も。
「そうでありますな!我輩達も、特訓をするでありますかな!」
「いつもの侵略の時も、それくらいはやる気を出せ!」
「タルルがいる以上、負けてられないですぅ!」
「拙者も、頑張るでござる!」
「まあ、他の奴らが頑張るから、大丈夫だぜ。ク〜クックックッ」
「てゆーか、粉骨砕身?」
「僕も、出来る限りは頑張るよ!」
「元の世界に戻る為にね!」
「冬樹君も頑張るなら、私も………!」
「この小雪の嬢にお任せを!」
「そうだね。頑張るとしようか」
そう言って、皆が気合を入れた。
すると。
「素晴らしい!」
「ん?」
「ケロロ軍曹!貴殿の心意気、お見事である!なので、203航空魔導大隊名物の訓練で、貴殿らを一人前の兵士にしてみせよう!フォルテも協力を頼めるか?」
「そ、そうでありますか………」
「構わないが」
『ん?何で、ヴァイス達が青褪めてるんだ?』
ターニャはケロロに対して、そんな風に言う。
そして、フォルテにも協力を頼み込む。
ターニャの言葉に、ヴァイス達が青褪めている事に疑問を抱いた他のクラスメイト達だった。
すると。
「ヴァイス大尉!」
「ハイ!少佐殿!」
ターニャに呼ばれてヴァイスが他の面々と一緒にスコップを持ちながら立ち上がったのを見て、全員が嫌な予感をする。
その嫌な予感は、的中した。
「「「あぁぁぁぁぁ!!」」」
グラウンドに、ケロロ、宝翔、カズマの悲鳴が響く。
その理由は…………。
「ほらほらほら!ほ~らほら!」
「まだまだ行くぞ!」
「うまく避けないと、死ぬぞ!」
パックとギロロが上空から、氷、バズーカを連射していたのだ。
そして、フォルテはバトルチップて様々な障害物を降らせたり、地面から突き出していく。
使っているのは、サイドバンブー、バンブーランス、ストーンキューブ、フレイムタワー、アクアタワー、ウッディタワーなどだ。
「そら泣け!喚け!貴様らの悲鳴が皆様の娯楽だぞぉ!」
そんな風になっていた。
ちなみに、それを見てトラウマが蘇ったのか、203航空魔導大隊の面々は全員顔色を悪くし、グランツに至ってはまた泡を吹いていた。
それを見ていたスバル、アインズ、リムル、アーク、灯悟、ハッコン、はな、湊翔、エミリアは。
「俺……アイツらが一番恐ろしいわ」
「それで合っていると思うぞ〜………」
「マジかよ…………」
「恐ろしいな…………」
「皆、大変でドッタンバッタンね」
「ドッタンバッタンって………」
「今日日聞かないよな…………」
「確かに……………」
「話してないで、止めろォォォォォッ!」
「死んじゃう、死んじゃう!」
「お助けでありま〜す⁉︎」
スバル、アインズ、灯悟、アーク、エミリア、リムル、湊翔がそんな風に話している中、ケロロ、カズマ、宝翔はそう叫ぶ。
ちなみに、この後、漏れなく全員が特訓を受けて、一部を除いて、死にかけたのだった。
今回はここまでです。
今回は、体育祭の直前の話です。
一組と三組の存在が明らかになり、話し合う事に。
それぞれの世界の知り合いが居ますからね。
そして、ターニャ、パック、ギロロ、フォルテによる地獄の特訓が幕を開けた。
中学生であるのにも関わらず、特訓を受ける羽目になった宝翔が哀れでしたね。
次回から、体育祭の話に入ります。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
前回の話での、アインズの湊翔の過去に対する反応が、かなり賛否両論分かれました。
今後の展開でリクエストがあれば、受け付けています。