異世界でくてっと   作:仮面大佐

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第12話 協力!たいいくさい

 晴天、音だけの花火が鳴る空。

 体育祭当日、その日は絶好の体育祭日和の天気だった。

 そんな空の下、グラウンドには二組の面々が全員集まっていた。

 

「……うん!今日は皆、頑張りましょう!」

『おぉお」』

 

 皆の前に立っていたエミリアの言葉に答えるように、殆どの面々が気合を入れて拳を上げた。

 皆がそれぞれの、元の世界に戻る為に必要な体育祭が、今始まろうとしていた。

 カズマ、めぐみん、湊翔、トウカ、スバル、エミリア、レム、ケロロ、冬樹、宝翔、はな、灯悟、イドラが話していると。

 

「み!見付けたわよ!」

『ん?』

「おぉ、ゆんゆん」

「ゆんゆん!」

 

 すると、1人の少女がそんな風に話しかける。

 そこに現れたのは、めぐみんの自称ライバル、ゆんゆんだった。

 すると、ゆんゆんが口を開く。

 

「めぐみん!今日こそは勝負よ⁉︎」

「何この子?お前達の知り合い?」

「勝負とか言ってるけど………」

「まったく知らない人です。人違いじゃないですか?」

 

 ゆんゆんはめぐみんを指差しながら、そんな風に叫んだ。

 そんなゆんゆんを見てスバルとイドラはそう聞くが、めぐみんはそっぽ向きながら答えた。

 それを聞いたゆんゆんは。

 

「あんたちょっと待ちなさいよ⁉︎私達は終生のライバルで………!」

「…………で、何の用ですか?」

「そ、そうだった。え~……ゴホン!今日の体育祭!私達三組が、優勝させて貰うわよ!」

「3組の生徒ね」

 

 めぐみんの素っ気ない反応を見たゆんゆんはそんな風に叫ぶ。

 ゆんゆんは、めぐみんの問いに対して少し顔を赤らめながらポーズを取り、宣戦布告の様な事を言う。

 すると、トウカの呟きを聞いて、少しだけショックを受けた。

 すると。

 

「おお!カズマに湊翔じゃねぇか!」

「ダスト!リーン!」

 

 1人の燻んだ金髪の男性が話しかけてくる。

 声をかけてきたのは、湊翔とカズマと同じ世界の住人のダストとリーンだった。

 ダストは仮面ライダーメリー、リーンは仮面ライダーシローに変身する。

 

「お前達も来てたのか」

「そうね。ちなみに、ゆんゆんと一緒のクラスだから」

「優勝するのは、俺たちだぜ!そして………へへへ………!」

 

 カズマがそう聞くと、リーンはそう答えて、ダストはそう言う。

 その表情は顔を赤らめており、下卑た笑い声を出していた。

 それを見ていた人は。

 

「ダスト…………」

「何考えてるんだろ………?」

「ダストってば………!」

 

 女性陣は、全員呆れていた。

 ダストの存在に。

 すると。

 

「よぉ兄ちゃん!」

「ん?おぉフェルト!……ゲェ⁉︎ユリウス……!」

 

 そんな中、スバルは聞き覚えの声がある声が聞こえて振り向く。

 そこには、スバルと同じ世界出身のフェルトとラインハルト・ヴァン・アストレアとユリウス・ユークリウスが居た。

 スバルはその内のユリウスの姿を見て、少し苦虫を噛んだような顔をした。

 そんな中、フェルトが口を開く。

 

「兄ちゃんには悪りぃが、今回は一組が勝たせてもらうかんな!」

「ゲェっ⁉︎とはご挨拶だな。スバル、騎士らしく正々堂々と戦おう」

「……何この仲良く出来なさそうな奴」

「言いたい事はわかる」

 

 フェルトが話した後、ユリウスは自身を少し輝かせながらそう言う。

 そんなユリウスを見ながら、カズマは顔を顰めながらそう言った事に対して頷くスバルだった。

 お次は。

 

「湊翔!」

「リア!シエロにエーリカ、ミツルギも居たのか」

「お兄様!」

「おお〜!アイリス!」

 

 カズマ達に声をかけたのは、ミツルギ、リア、エーリカ、シエロ、アイリスだった。

 ミツルギ、リア、シエロ、エーリカに関しては、仮面ライダーである。

 

「今回は、ライバルという訳だ!」

「僕たちが勝ちますよ!」

「覚悟しなさいよ!」

「お互いに頑張ろう!」

「…………何か、ミツルギって奴の声が、ユリウスに似てるような………」

「お兄様、負けませんよ!」

「おう!」

 

 リア、シエロ、エーリカ、ミツルギはそう話し、スバルは、ミツルギの声がユリウスに似ている事を気にしていた。

 アイリスがそんな風に言うと。

 

「お兄様⁉︎」

「カズマって、妹が居たのか⁉︎」

「めちょっく⁉︎」

「気にするな。懐いてるだけだから」

 

 宝翔、灯悟、はなはそんな風に叫んだ。

 あまりにも、見た目が違うカズマとアイリスを見て。

 それを聞いた湊翔は、そんな風に呟いた。

 すると。

 

「お前達も居たのか」

「黒鋼先輩…………!」

「うちらもいるで!」

「うん」

「蓮華先輩!錆丸先輩!」

 

 そこに、3人組がやってきた。

 やってきたのは、黒鋼カズト、鶴原錆丸、銀杏蓮華の3人だった。

 3人とも錬金術師であり、カズトは自らが作った錬金術師装甲であるヴァルバラドを身に纏う。

 

「ここがどんな世界かは知らんが、体育祭では戦うんだ。手加減はしないぞ」

「それはこっちのセリフ!負けないからな!」

「おお〜!燃えてるね〜!」

「はぁ…………子供みたい」

「錆丸先輩と蓮華先輩も来ていたんですね」

「そうみたい…………」

「まあ、先輩ズは違う組やけど、お互いに頑張ろうや!」

「ええ」

 

 カズトがそんな風に言うと、宝翔はそんな風に対抗意識を燃やしていた。

 はながそう言う中、りんなは冷ややかな視線を向けていた。

 さあや、錆丸、蓮華、ほまれの3人もそんな風に話をしていた。

 一方、ケロロ達、アーク達、ハッコン達の方にも人が来ていた。

 

「お久しぶりです。ケロロ軍曹!」

「ゲ〜ロ〜⁉︎ガ………ガルル中尉!」

「兄ちゃん⁉︎」

 

 ケロロの前に現れたのは、ガルル小隊の面々だった。

 ガルルの姿を見たケロロは、急いで敬礼をする。

 そんなケロロに対して、ガルルも敬礼を返す。

 

「ケロロ軍曹。今回、我々は1組というクラスに配属されたが、お互いに手加減なしで行きましょう!」

「そ、そうでありますな!」

「よろしくね、皆!」

「タママ師匠!今回は負けませんからね!」

「タルル!」

「なぁ〜んで、僕がこんな面倒臭い事をしないと行けないんだがねぇ………」

「クソガキ………」

「今日こそ、決着の時だ!ゼロロ!」

「ええ〜っと………。ダ………ダササ君?」

 

 ガルル小隊とケロロ小隊は、そんな風に話していた。

 ガルル小隊は、ケロロ小隊の面々とは関係があり、ガルルはギロロの実兄、プルルはケロロとギロロとドロロの幼馴染、タルルはタママの弟子、トロロはクルルとは因縁があり、ゾルルはドロロと同じアサシン部隊に所属していたのだ。

 一方。

 

「冬樹さ〜ん!」

「灯君!明ちゃん!」

「やっほ〜!」

「ケロロ君!」

 

 冬樹達の方には、新ケロロ、火ノ原灯、金阿弥明が来ていた。

 火ノ原灯と金阿弥明は、冬樹達と同様に、ケロロ達のことを認識しており、新ケロロは灯の家に居候しているケロン人だ。

 

「今日はよろしく」

「僕たち、3組なんだ!ライバルだね!」

「おお!更に増えた!」

「そ、そうですね………」

「どうやら、一筋縄じゃあ行かなそうだね」

 

 明と新ケロロはそんな風に言う。

 灯達は、三組に入っていたのだ。

 それを聞いた小雪、桃華、サブローがそんな風に話す。

 すると、再びケロロ達の方には。

 

「こんにちは〜!」

「アロ〜ハ〜!」

「カララ⁉︎チロロ⁉︎」

 

 ケロロの元に、緑色とレモンイエローのケロン人が現れる。

 2人はカララとチロロ。

 ケロロ達の元に度々訪れるケロン人である。

 

「ワイら、3組なんや!」

「よろしくな!」

「ゲロ………」

 

 カララとチロロの2人がそう言うと、ケロロはそう答える。

 ケロロは、カララとチロロの2人に苦手意識を抱いていた。

 何故なら、カララは惚れっぽい性格であり、ケロロ小隊の面々に惚れては、トラブルを引き起こしていたからだ。

 冬樹達の方にも。

 

「冬樹」

「ア、アリサちゃん!?」

 

 冬樹に1人の少女が話しかける。

 冬樹に話しかけたのは、アリサ・サザンクロス。

 闇に潜む者を狙う、闇の狩人だ。

 すると、アリサのリボンが変化する。

 

「今回は、よろしく頼むぞ」

「う、うん…………」

 

 そのリボンがそう言うと、冬樹はそう頷いた。

 彼女のリボンは、ネブラという名前の宇宙人の一種である暗黒星雲人であり、そもそも、アリサは1566年位に作られた人形であり、ネブラがついた事で、動ける様になったのだ。

 一方、アークの方にも人がやってきていた。

 

「アリアン」

「ダンカさん⁉︎」

「ゴエモン殿まで!」

「お2方も………」

 

 アリアンの仲間のダンカとチヨメの仲間のゴエモンが居た。

 この2人とアークは、任務で一緒になった事がある。

 

「手加減はしないからな」

「はい!」

 

 ダンカとアリアンの2人はそんな風に話す。

 すると。

 

「「ふんっ!うぅぅぅぅぅっ!」」

 

 アークとゴエモンはお互いに手を掴み、取っ組み合う。

 それを見た他のメンツは。

 

「ちょっと⁉︎何してんの⁉︎」

「ああ………気にしないで。いつもの事だから」

「いつもの事⁉︎」

 

 スバルがそんな風に言うと、アリアンはそんな風に言う。

 しばらくすると、アークとゴエモンは肩を組み合う。

 

「お主、相変わらずやるな!」

「いやいや、お主も相変わらずよ!」

「「ガハハハハハ!!」」

 

 アークとゴエモンは、肩を組み合い、お互いに笑い合う。

 それを見て、全員が呆気にとられる。

 一方、ハッコン達の方は。

 

「ハッコン!」

「お〜!シュイ!へブイ!ミシュエル!キコユ!」

「皆も来てたんだ!」

 

 ハッコン達の方にやってきたのは、シュイ、へブイ、ミシュエル、キコユの4人だった。 

 シュイとへブイは、愚者の奇行団に所属していた弓使いとヒーラーで、ミシュエルはコミュ障の剣士で、キコユは雪精人である。

 

「今日はよろしくお願いします。ああ…………!色んな女性の靴の匂いを嗅ぎたい…………!」

「やめろっす!変な目で見られるから!」

「ハッコン師匠、よろしくね」

「こっちこそよろしく!」

「うん」

 

 へブイはそんな風に言うと、シュイにそう突っ込まれる。

 へブイは重度の靴フェチであり、特に長年履いた女性ハンターの靴の匂いを好んでいる。

 ミシュエル達がそう話す中。

 

「よお、久しぶりだな」

「団長…………!」

 

 そこに、3人の男性と1人の女性が現れる。

 現れたのは、ケリオイル、フィルミナ、赤、白の4人だった。

 この4人は、愚者の奇行団というグループの初期メンバーであり、家族だ。

 だが、腐食の加護に侵された長男を救う為に、冥府の王という存在に寝返り、現在は敵対状態にあった。

 

「まあ待て。この世界は俺たちの世界とは違う。冥府の王も居ない以上、ここで敵対しても仕方ない筈だぜ」

「もちろん、許して欲しいだなんて言うつもりはありません」

「なんて言うか…………」

「体育祭って行事じゃ負けないからな!」

 

 ケリオイル達はそんな風に言う。

 違う世界に飛ばされ、冥府の王も居ない以上、今は学園生活を行うしかないのだと判断したのだ。

 すると。

 

「…………団長。俺たちは、あなた達の事情は分かっているつもりだ」

「だからこそ…………色々と言いたい事があるの!」

「そういう訳だ。説教は覚悟しとけ」

「……………参ったな。ハッコンがいつの間にか普通に喋れてるのにも驚いてるんだけどな」

 

 ハッコン、ラッミス、ヒュールミの3人はそう言う。

 それを聞いて、ケリオイルは苦笑を浮かべる。

 そうして、ハッコン達による説教が始まったのだった。

 一方、アインズの方では。

 

「申し訳ございませんアインズ様。まさかアインズ様の敵対勢力に、私達が与する状況になってしまうとは…………」

 

 その頃、飼育小屋前では、アインズの前でプレアデス全員がしゃがみ込みながら頭を下げていた。

 その一人であるユリ・アルファは、アインズに対して、謝罪の言葉を述べた。

 それを聞いたアインズは。

 

「気にするな。確かに、お前達戦闘メイドプレアデスは、私の盾となるべき存在だ。だがここは異世界。別のクラスになってしまった以上、遠慮は無用だ」

 

 そんなユリたちに対してアインズは話し続けた。

 別のクラスになってしまった以上、仕方ないのだと。

 

「茶番のバトルなど興ざめでは無いか。折角だ。今回はお互いライバルチームとして、思い切りやり合おう」

「寛大なお言葉、ありがとうございます」

『……まぁこんなのギルド内でやるチーム戦見たいなもんだしな』

「ただ一つ懸念が………」

「ん?」

 

 アインズはそんな風にいう。

 お互いに全力で戦おうと。

 アインズの言葉を聞いてユリが礼を述べる中、アインズ上を見上げながらそう思っていた。

 すると、そんなアインズにユリが再び話しかけた。

 

「実は、私達のクラスに注意すべき人物達がおりまして」

「ラインハルトを始めとする一部の者達だろう?どうやら尋常じゃない能力を持っているようだな」

「はい、アインズ様の敵ではないとは分かっておりますが、お耳にだけはと……」

「分かった。心して置こう」

 

 ユリがそんなふうに言うと、アインズはそう言う。

 ラインハルトや一部の者達が強いのを語った。

 ユリの言葉を聞いたアインズがそう答える。

 一方、リムルとフォルテの方は。

 

「申し訳ありません。リムル様、フォルテ様」

「はい。まさか、リムル様とフォルテ様と敵対する事になるなんて………!」

「面目ございません」

 

 リムルとフォルテの方には、紅丸、紫苑、蒼影、蒼華、ガビル、ヤシチ、カクシン、スケロウ、トレイニー、ラミリスが居た。

 紅丸達は、プレアデスと同様に、主人であるリムルとフォルテと敵対してしまう状況になった事を悔いていた。

 それを聞いたリムルとフォルテは。

 

「いやいや。仕方ないって。ここは俺たちの世界とは違う。別のクラスになったのは、仕方ないだろ?」

「そうよ!リムル!フォルテ!あたし達が勝つからね!」

「そういう事だ!お互いに頑張ろう!」

「「「はっ!」」」

 

 リムルはそんな風に言う。

 クラスで別々になってしまった事は仕方ないのだと。

 ラミリスがそんな風に言うと、フォルテはそう言う。

 すると。

 

「我輩も負けませんぞ!」

「然り!」

「流石、ガビル様!」

「かっくいい!!」

「「「ガビル!ガビル!ガビル!」」」

「うるさい…………」

トレイニー「ええ。負けませんよ。」

 

 ガビルはそんな風に叫ぶ。

 ガビルの言葉にカクシン、ヤシチ、スケロウの順番でそう言って、ガビルコールを始める。

 それを見ていた蒼華はそう呟き、トレイニーがそう言う。

 すると。

 

「あ!リムル様とフォルテ様じゃないですか!」

「おお!ゴブタ!リグル!エレン!カバル!ギド!ヴェルドラ!ミリム!シンシヤ!」

 

 そこに現れたのは、ゴブタ、リグル、エレン、カバル、ギド、ヴェルドラ、ミリム、シンシヤだった。

 すると。

 

「やっと見つけたぞ。勝手にボタンを押しておいて…………!」

「痛い!痛い!痛いっす!ごめんなさいっす!」

 

 フォルテはそんな風に言うと、ゴブタにアイアンクローを仕掛ける。

 実際、フォルテ達がこの世界に来た理由は、ゴブタが勝手にボタンを押した事が原因だったからだ。

 すると。

 

「申し訳ありません、リムル様とフォルテ様と敵対することになるなんて………!」

「気にするな」

「私たちも頑張るから!」

「だな」

「でやんすね」

「クワ〜ハッハッハッハッ!リムルとフォルテと戦えるこのチャンスは、見過ごせんわ!」

「負けないのだぞ!リムル、フォルテ!」

「ああ!」

「負けませんよ!パパ!」

「俺もな!」

 

 リグルがそんな風に謝ると、フォルテはそう答える。

 そこから、そんな風に話をする。

 そんな中、フォルテはチラリと、ケリオイル達の姿を見ていた。

 そうして、開会式へと移る。

 ある程度の話や注意説明が終わった後、選手宣誓の時間になった。

 

「それでは、選手宣誓です!」

 

 アナウンス担当となっているグランツの紹介が終わると、めぐみんが朝礼台の上に立って、マイクの調整をしていた。

 

「………あれ?何でアイツ代表なんだ?」

「凄ぉくやりたいって言ってたから」

 

 カズマの疑問にエミリアが答えた後、めぐみんの選手宣誓が始まった。

 だが…………。

 

「選手宣誓!ハッハッハッハッハ!そう!我々は今、抑圧の解放の時ってあぁ~~~~~~~~⁉︎」

「すいませぇ~ん!!別の人にやらせまぁ~す!」

「何をやっているの……………」

 

 めぐみんは眼帯を付けながら、そんな風に叫んだ。

 変な選手宣誓をしようとしたのを見て、はなはめぐみんを引っ張り出し、りんなは呆れていた。

 その後、別の人が選手宣誓を行い、体育祭が本格的に始まった。

 

「皆さん、大丈夫ですか?」

「余裕なのよ!」

「問題ないわ!」

「やるねぇ~!!」

 

 大縄跳びではデミウルゴスの問いに答えながら、ベアトリスとアリアンはは飛びながら答え、それにアウラも感心していた。

 結果、二組が一番多く飛んだ事で、二組が点数を取った。

 

「はぁむぐく!」

「むがぁぁ!」

「おぉ!」

「やるわね……。」

 

 パン食い競争では一足早くパンを食べようとしたヴィーシャとタママを見て、ルプスレギナ・ベータとユリは少し驚いた。

 結果、得点は一組の方に入った。

 

「アハハハハハハハハハハハハ!アハハハハハハハハハ!」

「シャ、シャルティアさん?」

「大丈夫ですか?」

 

 借り物競争ではお題が巨乳(天然)だったシャルティアを見てアルベドは笑い、シャルティアは口を開けて茫然となっていた。

 そんなシャルティアを見て、モアとレムが聞いても返事がなかった。

 一方、お題は友達だったゆんゆんはめぐみんに無視されて涙目になっていた。

 ちなみに。

 

「行くよ!灯!」

「うん!」

「行くぞ、朱菜!」

「はい!お兄様!」

 

 ゴール出来たのは、お題が大切な人で、灯を連れて来れた新ケロロと、お題が家族で、朱菜を連れて来れた紅丸だった。

 その為、1組と3組に得点が入った。

 

「ちょっと待ってくれ!」

「待てません!」

「待たないわ。」

 

 大玉転がしでは、グランツを巻き込みながらもアルベドとラムが何とか一位でゴールした。 

 今度は二組が点数を取った事で、何とか現時点では二組のリードだった。

 だが…………。

 

『ぬわぁああああああああ⁉︎』

「見事ダ……」

「嘘だろぉぉぉぉぉぉぉぉ⁉︎」

「すまない。綱引きの加護と言う物が………」

「ねぇだろ!そんなのねぇだろ!」

 

 綱引きではダクネスにコキュートス、白夜と言った力自慢が居たにも関わらず、ラインハルト一人に完敗してしまった。

 その最中にラインハルトが呟いた事にスバルはツッコむが、一組に点数が入った事に変わりはなかった。

 

「玉入れ?俺のスキルスティールで全部取ってやるよ……。」

 

 続いての玉入れでは、カズマはそう自慢げに宣言した。

 だが。

 

「あれぇええ⁉︎スティールが効かない⁉︎」

「残念。コソ泥避けの加護さ」

「ありそう!それはありそう!」

 

 ラインハルトが持っていた玉はスティール出来ず、それに驚きを隠せないカズマに対してラインハルトはそう言う。

 コソ泥避けの加護で防いだのだと。

 それを聞いてスバルはツッコんだ。

 結局玉入れも一組に軍配が上がり、その後も一組リードで試合が進んで行った。

 

「差が縮まらないな」

「確かに………」

「おい、スバル!あのラインハルトって、何者なんだよ⁉︎」

「正直、驚いたな…………」

「本当に強いんだな!」

「だから言っただろう?アイツだけは別格だって」

「このままだと負けてしまうぞ」

「どうしよう…………」

「めちょっく!」

「まずいでありますな………」

 

 アインズ達は、あまりにも規格外なラインハルトに対して、そんな風に言う。

 そんな風に話していると。

 

「苦戦してるようだぁ~ね?」

「ロズワール先生⁉︎」

「でも安心したまえ。最終種目の騎馬戦は、逆転のチャァ~ンスだぁ~よ」

 

 そんな湊翔達に対して、ロズワールはそう話しかける。

 ロズワールの言葉に、首を傾げていると、一組のシズ・デルタのアナウンスが聞こえて来た。

 

『まもなく最終種目の騎馬戦。勝ったクラスには………何と一億点』

「………ねぇ?」

『今までの競技意味ねぇええええ!』

 

 シズ(プレアデス)のアナウンスが聞こえた後、ロズワールの笑みを浮かべながら言ったの対して、同時にツッコむアインズとターニャとスバルとリムルとフォルテと灯悟とアークとケロロと湊翔と宝翔とはなだった。

 そんなこんなもあったが、二組も最終種目の騎馬戦の準備をした。

 出るのはアインズ、スバル、カズマ、ターニャのチーム、湊翔、宝翔、灯悟、はなのチーム、リムル、フォルテ、アーク、ケロロのチームだ。

 騎馬の上に乗るのは、ターニャ、はな、ケロロの3人となっている。

 ちなみに、ハッコンは自販機というのもあってか、待機する事になった。

 現在は、クラスメイトに飲み物を渡したりしていた。

 

「後は我らが主に全てを託します」

「うむ、任せておけ」

「少佐!よろしくお願いします!」

「あぁ、帝国軍人の気概を見せてやろう!」

「スバル君、頑張ってください!」

「スバル、無理はし過ぎないでね?」

「おぉ!任せとけって!」

「あとは、リムル様とフォルテ様に託します」

「負けないでね」

「おう!任せとけ!」

「ああ!」

「レッドなら大丈夫でしょうけど、油断しないでよね?」

「勿論だぜ!絆の力で勝利を掴み取るぜ!」

「軍曹!頑張ってね!」

「負けるんじゃないぞ」

「分かってるであります!」

「2人とも、気をつけてね」

「無茶しないでよね」

「分かってる!」

「頑張ろう!」

「湊翔。頑張って」

「絶対に勝てよ!」

「最善を尽くしてください!」

「頑張れよ。」

「ああ!最後に勝つのは俺たちだ!」

 

 アインズにはアルベドが、ターニャにはヴィーシャが、スバルにはレムとエミリアが、リムルとフォルテにはディアブロとウルティマが、灯悟にはイドラが、ケロロには冬樹とギロロが、宝翔とはなにはさあやとほまれが、湊翔にはトウカと白夜と朱翼と武劉が励ましや期待と応援の言葉を言った。

 だが。

 

「アーク。決して、やりすぎない様にね」

「あんまりやりすぎて、校舎を壊してはダメですよ?」

「足手まといにならないとは思いますが、迷惑をかけてはダメですよ?」

「カズマ!馬としてしっかり踏まれて来い!そして揉みくちゃにされて更に踏まれてあぁ~♡なんだか羨ましくなって来たぞ!」

「もう疲れちゃったから、こんなのちゃっちゃと終わらせて来なさいよちゃっちゃと」

「「なんか俺らだけ違うんですけど⁉︎」」

 

 アリアンとチヨメ、めぐみんとダクネスとアクアの全く別の意味の言葉を言われたカズマとアークはそう突っ込む。

 それから程なくして、騎馬戦は開始の合図が鳴った。

 ちなみに、湊翔はギーツIXに、カズマはタイクーン・ブジンソードに、宝翔はガッチャード・スチームホッパーに、はなはキュアエールに、灯悟はキズナレッドに、スバルは仮面ライダーカリバーに、アインズは仮面ライダーソーサラーに変身していた。

 

「行くぞお前ら!」

『おぉお!』

「い、行くわよ!」

『おぉお!!』

 

 一組はフェルトとラインハルトとユリウスとクリスのチーム、ガルル、カズト、ダンカ、ゴエモンのチーム、ミツルギ、アイリス、紅丸、蒼影のチームだ。

 三組は、ゆんゆん、ヴェルドラ、ミリム、ケリオイルのチーム、ゴブタ、リグル、蓮華、アリサのチーム、新ケロロ、エレン、カバル、ギドのチームだった。

 

「相手のお出ましか」

「行くぞお前達!勝利を我らに!」

『おぉおお!』

 

 ターニャの呼びかけにアインズ達は答えながら、前進する。

 そして、それぞれのクラスの騎馬がぶつかり合う。

 取ろうとして避け、取ろうとして避けを繰り返していく。

 

「やるなぁ兄ちゃん達?」

「ハァ……ハァ……ありがとよ。ついでに俺達に勝ちを譲ってくれたら最高なんだけど」

「すまないスバル、そこだけは僕も譲るつもりはない」

「言わずとも分かっているだろう。君ならば」

 

 フェルトの質問にスバルは息を整えながら答えつつ、そう言う。

 その問いに対して、ラインハルトとユリウスはそう答えた。

 勝ちを譲る気はないと。

 

「それで、どうしよう!」

「このままだと消耗していくだけだが……」

「正直まともにやって勝てる相手じゃねぇ。ただ奴らを分散させたら勝機はあると思う……。アインズ!リムル!フォルテ!湊翔!」

「ん?」

「どうした?」

「ん?」

「スバル?」

 

 宝翔とアークがそう言う中、スバルはそんな風に言いつつ、アインズ、リムル、フォルテ、湊翔の4人に呼びかける。

 呼びかけた理由は…………。

 

「ラインハルトを頼めるか?」

「責任重大だな……分かった」

「何とかしてみる」

「俺もだ」

「ああ」

「では……作戦通りに」

 

 スバルはそう言う。

 実は、作戦を立てており、ラインハルトをアインズ、リムル、フォルテ、湊翔の4人に抑えてもらおうとしていたのだ。

 この4人の理由は、ラインハルトに勝てる可能性があるからだ。

 はなと宝翔、灯悟も変身できるが、その4人ほど突出しているわけではない為、除外となった。

 スバルの頼みを引き受けたアインズとアークとリムルとレイトが答えた後、ターニャの呼びかけるのと同時に行動を開始しようとした二組だったが……。

 

『ここで唐突なお知らせ』

『ん?』

『この最終決戦に、先生チームが唐突に参加。なお、騎馬戦の得点は一億点なので、この競技の勝利チームが自動的に優勝となります』

 

 シズ(プレアデス)のアナウンスが聞こえてきて、生徒達はシズ(プレアデス)の視線の方に向く。

 振り向いた先には、自分達と同じように先生達も、ロズワールとバニルとレルゲンとパンドラズ・アクター、ギロリとセバスと白老とミナト先生、ポールとリグルドとグレニスとハリーのチームに分かれていた。

 ちなみに、騎馬の上にはロズワール、ギロリ、ポールが鉢巻をつけていた。

 

「ロズッチ先生⁉︎」

「やぁ~」

「バニル⁉︎」

「フハハハハ!!どうしたぁ~?最終決戦だと思ったら違う敵が出て来て焦ったか⁉︎」

「レルゲン先生⁉︎」

「何故……何故私が……⁉︎」

「ギロリさん⁉︎何してんの⁉︎」

「悪く思わないでくれ」

「ポール殿⁉︎」

「お手柔らかにお願いしますな」

「リグルドに白老⁉︎」

「2人もか…………⁉︎」

「ホッホッホッ。リムル様、フォルテ様。まだまだ修行が足りませんな」

「リムル様!フォルテ様!我々が勝たせて貰いますぞ!」

「ミナト先生⁉︎何してるの⁉︎」

「無理矢理参加させられたんだ…………」

「ハリー⁉︎はぐたんはどうしたの⁉︎」

「心配すんな!はぐたんなら、さあや達に預かってもらってるわ!」

「グレニス殿⁉︎」

「私も、参加させて貰いますね」

「『後いるような気がしたけど………』パンドラズ・アクターにセバス・チャン!」

「お手柔らかにお願いします」

「父上!」

 

 それぞれ同じ世界の出身同士で驚いていた。

 まさかの教師陣営も参加してくるとは思わなかったからだ。

 ちなみに、はぐたんはというと。

 

「は〜ぎゅ!」

「いきなり、ハリーからはぐたんを預かってて欲しいって言われたと思ったら…………」

「あいつも参加してたんだ」

「みたいだね」

 

 はぐたんはさあや、ほまれ、りんなの3人が預かっていた。

 すると、アインズの仲間であるパンドラズ・アクターの声を聞いて、他の人たちの反応は。

 

『………父上?』

違う!

 

 そうカズマ達は聞いたが、すかさず反論したアインズだった。

 アインズがそう叫んだ理由は、パンドラズ・アクターの出自にあった。

 パンドラズ・アクターは、アインズが生み出した存在なのだが、当時のアインズが『これかっこいい』と思っていた所作、設定をつぎ込んで生み出した結果、動く黒歴史と言える存在と化したのだ。

 その為、アインズはそう叫んだのだ。

 ちなみに、バニルはパンクジャック・モンスターフォームに変身していた。

 

「………と言う事だぁ~から、私達を倒さないと優勝はできなぁ~いよ?」

「元の世界に帰る為に、俺達に協力は……」

「それは立場上無理だな。全力で来い」

 

 ロズワールはそんな風に語った。

 ロズワールの話を聞いて湊翔は聞くが、ギロリが代わりに答えた事で対決は免れないようらしい。

 それを見ていた1組と3組は。

 

「…………気に入らねぇな…………」

「勝負に横槍とは、美学に反するな」

「勝負を邪魔されて黙ってるなど、騎士の名折れですね」

「じゃあ、皆、考えてる事は同じっすね!」

「おうよ!ガルル!アイリス!」

「おう!」

「はい!」

「ミナト先生…………巻き込まれたんやな………」

「父上も、大人気ないのでは………」

「何なのだ!勝手に横槍を入れおって!」

「考えている事は、皆、同じって訳だね!」

「えっ⁉︎あの………。」

「ゴブタ!新ケロロ!」

「はいっす!」

「OK!」

 

 それを見ていたケリオイル、カズト、ユリウスはそんな風に言う。

 いきなり乱入してきたのだから。

 ベクトルは違えど、不愉快に感じていた。

 1組からはガルルが、3組からはヴェルドラが呼びかける。

 

「2組の諸君!我々1組は、君達に共闘を申し込む!」

「我らも、共闘を申し込むぞ!」

『なあっ⁉︎』

 

 ガルルと新ケロロは、二組の面々に共闘を申し込む。

 突然の共闘の申し込みに、2組の面々は驚く。

 すると。

 

「勘違いすんなよ!さっさと先生達ぶっ倒して、それからキッチリ勝負付けようぜ!」

「フェルト………」

「行きましょうぞ!リムル様!フォルテ様!」「ガビル………」

「フォルテ様も、行きましょう!」

「リグル…………」

「そういう訳だから、カズマ君と湊翔君も任せたよ!」

「クリス……あぁ、分かった!」

「よぉし、行くぞお前ら!」

「おぉお!!」

 

 フェルトが話した後にガビルとリグルとクリスがそう言う。

 それを聞いたカズマは頷いた後、湊翔の呼びかけに答えるように二組の騎馬戦組は前に出た。

 

「むぅ……」

「どうしたの?」

「ちょっと私の立ち位置が脅かされているわ」

「アハハハハ……」

 

 その頃、二組のテントでは、頬を膨らませているアクアを見てエミリアが聞くと、アクアはそう答える。

 アクアの話を聞いて、アウラは愛想笑い、マーレは困った顔をした。

 1組のテントでは。

 

「ぐぬぬぬぬ………!それを言うのは、私の役目ですよ………!」

「落ち着いて…………」

 

 紫苑は、ガビルに嫉妬の視線を向け、リアは紫苑を落ち着かせようとしていた。

 それを見ていた教師陣は。

 

「う~ん、これは困ったねぇ~。君達は皆優秀だぁ~から」

「儂達も少々、本気を出させてもらうとするかの」

「では、まずは吾輩から行かせてもらおう!」

 

 ロズワールと白老が話した後、バニルはそう言いながら地面から自身の眷属、小さなバニル人形を大量に出現させた。

 

「いでよ!眷属達!」

「気を付けろ!アイツら爆発するぞ!」

「構わん!」

「えぇええ⁉︎」

 

 バニル人形を見て、カズマはそう警告する。

 バニル人形は、バニルが土塊から生み出した眷属であり、自爆する事が可能なのだ。

 それに対して、アインズが臆してない事に、湊翔は少し驚いた。

 

「直接本丸に突入する!グレーターテレポーテーション!」

「アーク、頼む!」

「ああ!我もこれを使うとしよう!次元歩法(ディメンションムーブ)!」

「俺たちも行こうぜ!」

「OK!」

「はな、掴まってろよ!」

「うん!」

 

ターボ円陣!

ニードルホーク!

 

 アインズはグレーターテレポーテーションを行い、アークの居る騎馬は次元歩法(ディメンションムーブ)を行い、宝翔達の騎馬は、それぞれが行えるジャンプで、教師陣の背後を取る。

 そして。

 

『もらったぁあああああああああああ!』

 

 そのままターニャがロズワールの、ケロロがギロリの、はながポールの頭に巻かれた鉢巻を取ろうとした。

 だが。

 

「おぉアインズ様!こうやって、親子のぶつかりが実現するとは!」

「お前など息子でも何でもない!」

「変……身‼︎」

 

 パンドラズ・アクターがそう叫ぶと、アルベドはそう突っ込む。

 アルベドにツッコまれたのも気にせず、パンドラズ・アクターは言った後に変身能力を使ってアインズに変身する。

 パンドラズ・アクターは、様々な人物に変身が可能であり、80%とはいえ、力と能力を使える。

 

「グレーター……テレポーーテーション!」

『なぁ⁉︎』

 

 本物のアインズと同じようにグレーターテレポーテーション(本物と違って何故かアクションめいた物もあるが。)を使い、逆にアインズ達の後ろを取った。

 

「白老殿!」

「うむ。呼吸を合わせるのじゃ。ハァァァァァ!」

「何っ⁉︎」

「飛んだ……………⁉︎」

 

 白老はそう言うと、セバスも合わせてジャンプして、リムル達の騎馬の背後を取る。

 

「お二方、頼みますぞ。」

「お任せを!」

「行きます………よ!」

「嘘だろ⁉︎」

「めちょっく⁉︎」

 

 何と、リグルとグレニスが大きくジャンプをして、湊翔達の騎馬の背後を取る。

 

「貰ったぁ~よぉおお……おぉ?」

「貰いましたぞ………お?」

「私たちの勝ちだ………何?」

 

 今度はロズワールとポールとギロリがターニャとケロロとはなの鉢巻を取ろうとした。

 だが、アインズ達の後ろに展開された光のバリアによって、それを封じられた。

 

「ユリウス!」

「アルクラウゼリア!」

「くぅ……なんだこの光は⁉︎」

「何やこれ⁉︎」

「くっ…………⁉︎」

 

 それはユリウスが放ったアルクラウゼリアだった。

 その光にレルゲンとハリーとミナト先生が思わず目を瞑ってしまった。

 すると、次の瞬間。

 

「バインド!」

「なぁ⁉︎ふぁああああああああ!」

「何!?」

「のわぁぁ⁉︎」

 

 クリスがスキル「バインド」を使い、それに気づいた先生達は一旦バラけた。

 だが、目が眩んでしまい、逃げ遅れたレルゲンとハリーとミナト先生はその縄に捕まってしまう。

 

「三人確保!」

「クリス、サンキュー!」

「いやぁ~」

「なぁ⁉︎」

 

 それを見て言ったクリスに湊翔が礼を言う。

 だが、ロズワールはそんな風に言う。

 先生チームは今だに諦めて無かったらしい。

 

「君達、なかなかやるじゃなぁ~いの!」

「強大な敵にも勝利を信じて一心不乱に挑む姿!それもまた、学生の本分であるなぁ!」

「ただぁ!この程度で私達を倒せると思ったら……大間違い、なのですよぉ!」

「儂らには、奥の手があるのじゃ」

「ここからが、本当の戦いですぞ。」

「参りますぞ!」

「行きますぞ!」

「ええ!」

「行くぞ!フォーメーション!」

『デクテット!』

 

 ロズワール達はそんな風に言う。

 全員がそう叫ぶと、バニル、パンドラズ・アクター、セバス・チャン、ポール、グレニス、リグルドで新たな騎馬を作り、その上にロズワール、白老、ギロリが乗る。

 

『じゃーん!』

「それありなの⁉︎」

「しかも、デクテットじゃなくて、ノネットだろ!」

「さぁ~て、勝負はまだまだこれからだぁ~よ?」

 

 そんなロズワール達を見てクリスとターニャはそう突っ込む。

 ロズワールが話したのと同時にバニルはバニル人形を沢山出現させ、生徒達の方に向かわせる。

 アインズ達二組とユリウス達一組、エレン達三組は、防御状態を維持しながらも、隙が出来るのを待っていた。

 それを見ていた一同は。

 

「レベルの高い戦いね………!」

「……思うんだが」

「あぁ……」

「レルゲン先生とミナト先生とハリーが可哀想そに見えるのは、気のせいか?」

「気のせいじゃないかも…………」

 

 その、もう騎馬戦でも何でもない戦いを見てアリアンがそう呟く。

 そんな中、ケーニッヒが聞き出した事にノイマンは頷き、ヒュールミの言葉に、ラッミスは頷いた。

 そして、ハッコンは。

 

『なんか、可哀想に見えるけど、頑張ってくれ!』

 

 参加出来ない事だったり、レルゲン達が可哀想という事に思う中、そんな風に言う。

 一方、校舎の方では。

 

「戦況はどうですか?」

「少々、先生チームが不利のようですな」

「ふむ……ならば、アレを投入するか?」

 

 戦いの様子を校舎から見ていたルーデルドルフとゼートゥーアの後ろから、ディランがそう聞く。

 その質問に対してルーデルドルフが答える中、ゼートゥーアはルーデルドルフにそう提案じみた言葉を言った。

 

「アレか?……精々頑張ってくれよ、生徒諸君」

「分かりました。ポチッとな」

「リムル様………フォルテ様…………お気をつけて………」

「2人とも、気をつけてね」

 

 ゼートゥーアの話を聞いてルーデルドルフが言った後、ツムリは赤い箱の様な物に付けられた青いボタンを押す。

 そんな中、朱菜とシズさんはリムルとフォルテの身を案じた。

 すると。

 

ピンポ〜ン!

 

 そのボタンから、インターホンの音が聞こえてきた。

 すると。

 

『っ⁉︎』

 

 突如として地面が揺れ始める。

 二組と一組と三組の騎馬戦組は思わず動揺する中、先生チームはレルゲン、ミナト先生、ハリーを除いて余裕の表情を取っていた。

 

「な………揺れてる………⁉︎」

「何か出てきます!」

「えっ⁉︎」

「何ですか⁉︎」

「何⁉︎」

 

 アリアンが驚き、チヨメがグラウンドのある一点を指差し、全員が注目する。

 すると、爆発が起こり、ある物が出てくる。

 

「な……なぁ……⁉︎」

「何じゃありゃああああああああああああ⁉︎」

「何…………⁉︎」

「何あれ⁉︎」

「めちょっく⁉︎」

 

 爆発の際に起こった砂煙が晴れると、そこには巨大な物体が現れていた。

 八本の脚に光る七つの瞳、そして巨大な大砲を備えた機械的な物体を見て、ターニャとリムルとフォルテ、はなと宝翔は驚くしかなかった。

 

「アレは……!」

「「「「「機動要塞………!」」」」」

「「デストロイヤー………⁉︎」」

 

 そんな中、アクア達はそんな風に言う。

 それはカズマや湊翔達の世界で、脅威として恐れられていた機動要塞デストロイヤーだった。

 それを見てカズマと湊翔がそう呟く中、ロズワール達はそのデストロイヤーの上に乗った。

 

「さて………」

「生徒達よ」

「本番と行こうじゃなぁ~いか?」

 

 白老とギロリとロズワールがそう言ったのと同時に、デストロイヤーの七つの瞳が光り出した。

 体育祭のクライマックスに、とんでもない存在が現れたのだった…………。




今回はここまでです。
今回は、体育祭の話です。
体育祭で様々なキャラと出会う中、体育祭が幕を開ける。
そして、騎馬戦にて、機動要塞デストロイヤーが現れる。
果たして、体育祭はどうなるのか。
次回も楽しみにしていて下さい。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
一期のエピソードが終わったら、日常回に入るので、リクエストがあれば、活動報告から承っております。
この小説にも居るケロロ軍曹の映画の最新情報が来ましたね。
果たして、どんな話になるのか。
展開次第では、組み込むのもありかなと思います。
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