十の異世界からやって来た人たちが2組という教室に集結する。
すると、スバルの世界の住人であるロズワール・L・メイザースが入ってくる。
「…………以上が、学園生活における約束事だぁ~よ。君達は共に学ぶ仲間だぁからね、仲良くするんだぁ~よ」
ロズワールはそう言いながら、黒板に『学園生活の決まり』と書いて、ルールを書きつつ、そう説明する。
そう言うロズワールに、スバルが手を挙げる。
「ロズっち~」
「先生だよぉ」
「ロズっち先生!何やってんだよコレ?」
スバルがそう言うと、ロズワールはそんな風に言う。
スバルはそれを聞いて、先生と付けつつそう聞く。
スバルの質問に対して、ロズワールは解答する。
「学園生活」
「そう!学園生活‼︎青い春と書いて、青春まっさかりな学園生活……。でもどう見ても同級生の中に学生じゃない感たっぷりな人が沢山いらっしゃるんですけどぉ⁉︎」
ロズワールはそんな風に言う。
すると、スバルはそう言って、アインズ、ターニャ、カズマ、湊翔、ケロロ、宝翔、はな、リムル、フォルテ、灯悟、ハッコン、アークを指差しながら、大声で突っ込む。
「「「「「え?」」」」」
その学生じゃない感たっぷりな人に入れられた事に、カズマ、湊翔、宝翔、はな、灯悟は唖然とする。
すると、ロズワールは肩をすくめながら口を開く。
「見た目で人を判断しちゃだぁ~めだよぉ」
「見た目で人を判断するだなんて、最低ねバルス」
「いやいやいや!そう言う問題じゃないでしょ⁉︎」
「めちょっく⁉︎学生じゃ無い感じたっぷりなの⁉︎」
「まあ…………制服じゃないしね…………」
「それはそうだね…………」
ロズワールが首を振りながらそう言い、ラムもロズワールに同意する様な発言をして、スバルが突っ込む。
それを聞いて、はながそう叫ぶと、さあやとほまれはそうフォローする。
すると、話題を変える為か、アインズがわざとらしい咳払いをする。
その咳払いで、全員の視線がアインズに集中する。
「む………むぅん!要するに……我々は、ここでこの者達と一緒に学園生活とやらを行わなくてはならない…………と言う事か?」
「……そういう事になぁ~るね」
アインズの質問に対して、ロズワールはそう答える。
すると、次はリムルとフォルテが質問をする。
「もし、断ったら?」
「その場合はどうなるんだ?」
「断る事は出来ないよぉ。校則違反につき、指導がはいっちゃうかぁ~らね」
リムルとフォルテは、ロズワールに対してそう問いかける。
それに対して、ロズワールは目を細くしながら答える。
少しの間、自由時間になった。
自由時間の中、カズマはスバルを、湊翔はハッコンを見ていた。
「どうした?カズマ」
「いや、あいつの服装…………」
「どうしたんだ?湊翔」
「いや…………自販機が普通に生徒扱いにされてるのが、違和感を感じるというか…………」
ダクネスとトウカがそう聞くと、カズマと湊翔はそう言う。
実際、スバルはジャージを着用しており、ハッコンの見た目は自販機である為、違和感を感じていたのだ。
「ああ、カズマが持ってたボロダサ服と似てますね」
「その言い方はねえだろ」
「…………まあ、この場にいる何人かが思ってるだろうよ」
「…………そうだな」
「あははは…………」
めぐみんがそんな風に言うと、カズマはそう突っ込む。
ハッコンを見て、白夜、武劉、朱翼はそう呟く。
そんな中、朱翼はチラリとはな達の方を見ていた。
『…………やっと思い出した。あの子達…………『HUGっと!プリキュア』のはな達よね。でも、何でこんな所に?それに…………
朱翼はそう考えていた。
朱翼は、はな、さあや、ほまれが『HUGっと!プリキュア』に登場していたキャラである事を思い出していた。
朱翼は、仮面ライダーやスーパー戦隊だけでなく、プリキュアも見ていたのだ。
だが、宝翔とりんなを見て、首を傾げていた。
実際、朱翼の記憶では、『HUGっと!プリキュア』では、宝翔とりんなの2人を見た事がないからだ。
一方、スバル達の方では。
「スバルくんスバルくん」
「ん?どうした?」
「あの男の人、スバルくんのこと凝視していますね」
「んあ?」
レムはスバルに対して、そう指摘する。
レムに指摘され、カズマの方を向くスバルだが、カズマはすぐに顔を前に向ける。
それを見て、ラムは呆れた様に口を開く。
「バルス、一体何をやったの…………」
「俺が何かやったこと前提なのね………。思い当たること全然ねえよ」
ラムがそう言うと、スバルは皆目見当がつかないと言わんがばかりにそう言う。
そんな中、ハッコン達の方は。
「ねえ、ハッコン。なんか…………あなたの事を見てる人が居るんだけど…………」
「エッ?」
ラッミスはそんな風に言うと、ハッコンは湊翔の方を見る。
すると、湊翔は視線を前に戻した。
「まあ、珍しいからじゃねぇの?」
「そうかな…………」
『まあ、無理もないけど…………』
それを見て、ヒュールミがそう言うと、ラッミスはそう言う。
そして、ハッコンはそんな風に考えていた。
すると、ロズワールが手を叩く。
「はいはい!それじゃあみぃ~んな?自己紹介でもして貰おうかぁ~ね。まずはスバル君かぁ~ら」
ロズワールはそんな風に言うと、黒板には『自己紹介』と書かれていた。
そうして、それぞれの自己紹介が始まる。
ロズワールに指定されたスバルは、立ち上がる。
「よいしょっと…………はぁ…………俺の名前はナツキスバル!無知蒙昧にして天下不滅の無一文‼︎よろしくな‼︎」
スバルは一息吐くと、そう言いながらサムズアップをする。
だが、誰一人として反応しなかった。
「何処の世界に来ても、バルスがスベってる事が分かって安心したわ」
「言い方酷過ぎない⁉︎」
「じゃあ順番にどうぞぉ?」
「は、はい!」
それを見て、ラムはそう呟く。
辛辣なラムの言葉にスバルは突っ込むが、ロズワールはそれを無視して、エミリアに自己紹介を促す。
すると、エミリアは立ち上がりながら口を開く。
「わ…………私はエミリアです。よろしくお願いします」
「僕は精霊のパックだよ!リア……あ、この子の事だけど、リアを虐めたら許さないからね!」
「もぉ~パックってば」
エミリアが自己紹介を終えるとエミリアの髪からパックが出て来て、そう挨拶しながら胸を張ったパックに呟くエミリア。
それを見ていた一部の人は。
「ふぅむ………。(聖霊にエルフ………いや、ハーフエルフか。どうやら、種族はユグドラシルに限りなく近いみたいだな)」
「なんか…………あのめぐみんって言われてた子もそうだけど…………エミリアって子の声、みらいちゃんの声に似てない?」
「そうかな…………?」
「確かに似てる気はするけど…………」
アインズはエミリアとパックを見て、そんな風に考えていた。
一方、宝翔、はな、りんなはそう話す。
めぐみんとエミリアの声が、つい最近会ったプリキュアの1人である朝日奈みらい/キュアミラクルに似ていると。
その後も、自己紹介は続く。
「ラムよ。そしてこっちは妹のレム。」
「レムです。よろしくお願いします!」
「ベアトリスなのよ。……よろしくしなくても良いかしら」
「そんな事言ったら、友達100人出来ねぇぞ?」
「別に欲しいと思った事もないのよ⁉︎本当にムカつくかしら!なんのよまったく……」
ラムとレムがそう自己紹介をする中、ベアトリスはそう言って、そっぽを向く。
それを聞いたスバルがそう言うと、ベアトリスは苛立ち気味にそう言う。
「……あの小さな子どもまで」
「えへへへ………」
それを見ていたターニャが呟き、ヴィーシャは愛想笑いをする。
次に、浅垣灯悟達が自己紹介をすることに。
「俺は冒険者の浅垣灯悟!気軽にレッドって呼んでくれ!」
「私はイドラ・アーヴォルンよ」
「アヴァルロスト皇国第三王女、テルティナ・リズ・ワーグレイ・アヴァルロストと申します。彼は従者にして我が勇者、ロゥジー・ミストです」
「……………」
「私はラーニャ。次期族長にして、7代目のアメン継承者です」
灯悟達はそう自己紹介をする。
ロゥジーだけは、会釈をするだけで、何も言わなかったが。
「浅垣灯悟ね…………」
「絶対日本人だな」
「…………まさか、本人と遭遇するとはな」
「あれがキズナファイブの…………」
それを聞いて、湊翔、カズマ、フォルテ、リムルはそう言う。
別の人たちは。
「皇女って…………お姫様って事⁉︎」
「そうみたいですね」
「あははは!これは面白そうだね。ここでの学園生活なら、飽きそうにないや」
「…………というより、アメンって?」
「さあ…………?」
テルティナの身分を聞いて、夏美、小雪、サブローはそう言う。
冬樹と桃華は、アメンという単語に首を傾げていた。
すると、ターニャが立ち上がる。
「さて、次は私か」
「え?」
突然、ターニャが立ち上がった事に、ヴィーシャは驚いて上官を見る。
ターニャは自己紹介を始める。
「……帝国……!」
『っ⁉︎』
「……帝国軍、203航空魔導大隊大隊長。ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐だ!」
ターニャはそう言う。
すると、ターニャの帝国という単語に、アインズ、アルベド、デミウルゴス、リムル、フォルテ、ディアブロ、ウルティマが反応する。
ターニャは少し動揺しかけるも、自己紹介を終える。
他の203航空魔導大隊のメンバーも順番に自己紹介し始める。
「同じく魔導大隊、ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ。中尉です!」
「マテウス・ヨハン・ヴァイス。大尉です!」
「ヴィリバルト・ケーニッヒ。中尉です」
「ライナー・ノイマン。中尉です」
「ヴォーレン・グランツ。中尉です!」
ヴィーシャをはじめとして、203航空魔導大隊の面々はそう自己紹介をしていく。
203 航空魔導大隊の自己紹介は、まさに軍人のそれだった。
それを聞いていたケロロ小隊は。
「あっちの方が階級が上でありますか………。敬語とか使った方がいいでありますかな………?」
「そうしないとダメだろうな」
「そうでござるな………」
「まあ、クルル先輩は関係なさそうですけどね」
「ク〜クックックッ。もちこーす」
ケロロ小隊はそんな風に話していた。
ケロロ小隊は一番高い階級だと、クルルの曹長だが、203 航空魔導大隊は自分達よりも階級が上だったのだ。
一方、それを見ていた他の世界の人物たちは。
「うわぁ~、戦争な世界の人達だよ」
「軍人だな…………」
「………(わぁー、戦争な世界の人達だよ)」
「おぉ~、ベア子と似た感じのが居るぞ?仲良くしなきゃな!」
「何度言ったら分かるかしら!お前より長く生きているし、歳関係なく仲良くするつもりもないのよ‼︎」
カズマ、湊翔が反応して、アインズは心の中でそう思った。
スバルは、ベアトリスを揶揄って、ベアトリスが怒る。
次は、ケロロ達が自己紹介する事に。
「ええ〜こほん。我輩は、ガマ星雲第58番惑星、宇宙侵攻軍特殊先行工作部隊、ケロロ小隊隊長、ケロロ軍曹であります!」
「同じく、ギロロ伍長だ」
「タママ二等兵です!」
「拙者、ドロロ兵長でござる」
「クルル曹長だぜぇ。クッ〜〜クックックッ………!」
「私は、アンゴル=モアです!」
「僕は、日向冬樹です」
「私は、日向夏美。よろしくね」
「私は、西澤桃華です」
「私は、東谷小雪です」
「僕はサブローだよ」
まずはケロロ小隊が自己紹介を行い、そこから冬樹達が自己紹介をしていく。
それを聞いたターニャ達は。
「何だ、むこうの方が階級は下か」
「みたいですね」
そんな風に反応していた。
一方、他の世界の面子は。
「嘘!宇宙人⁉︎」
「でも、侵略って…………」
「めちょっく⁉︎本当に宇宙人が居たんだ!」
「そうみたいだね」
「大丈夫なの…………?」
宇宙人と聞いて、宝翔が目を輝かせる中、はな達は、ケロロ達が侵略者である事を気にしていた。
「…………(ええ⁉︎宇宙人⁉︎)」
「アインズ様、あの者達は抹消した方が宜しいかと」
「まあ、待て。まだ状況が分かりきっていないのに、手を出すのは愚策だ」
「かしこまりました」
アインズは、ケロロ達が宇宙人である事に内心驚いていた。
アルベドがそう提案すると、アインズはアルベドを止める。
「………嘘だろ………」
「リムル様、フォルテ様、あの者たちは排除しましょうか?」
「待て、落ち着け。様子を見るぞ」
「分かったよ」
「はっ」
リムルがそう呟くと、ディアブロはアルベドと似たような事を言いだす。
それを聞いて、フォルテは落ち着かせる。
「っ!」
「ロゥジー。落ち着いて」
「しかし、テルティナ様…………!侵略者など、放置は出来ません!」
「争いは厳禁と言われているから」
「……………っ」
それを聞いて、ロゥジーは剣を抜刀しようとする。
テルティナによって宥められたが、納得がいっていない様だった。
「カズマ」
「お前の言いたい事は分かるぞ」
「恐怖の大王が居るよ………」
「ああ………」
湊翔とカズマは、恐怖の大王その人が居る事に戦慄していた。
次の自己紹介は、ハッコン達だ。
「うちはラッミスって言うの!」
「俺の名前はヒュールミって言うんだ。こいつはハッコンって言ってな。どうやら、別世界の人間の魂が宿ってるみたいだ」
「いらっしゃいませ」
ラッミスとヒュールミの2人は、そんなふうに自己紹介をしつつ、ハッコンを紹介する。
それを聞いた面々は。
『別世界の人間の魂が宿ってる⁉︎』
湊翔、カズマ、アインズ、スバル、ターニャ、灯悟、リムル、フォルテ、アークはそんなふうに反応する。
『…………もしや、自動販売機に転生したのか⁉︎私よりも不便じゃないか⁉︎』
特に、ターニャの驚き様は凄まじかった。
ターニャも転生者であり、幼女に転生した事には不便を感じる時があったが、自分よりも不便であろうハッコンに驚いていたのだ。
次は、湊翔達に入る。
すると、アクアが立ち上がる。
「はいはいは~い!次私の番ね!え……ゴホン!私は全知全能にして水の女神………!」
「はい、コイツアクア!」
「へ?」
アクアは、咳払いをすると、そんな風に自己紹介をしようとする。
だが、すぐにカズマに遮られる。
アクアが呆気に取られている中、カズマは口を開く。
「俺、カズマ。こっちめぐみん。これダクネスね」
「俺は桐ヶ谷湊翔だ。よろしく頼む」
「私はトウカよ」
「虎雷白夜だ。よろしく頼む」
「白鳥朱翼よ」
「凱装武劉だ」
「……ちょっとちょっとカズマ!私の輝ける自己紹介の場をサラっと流さないでよ!ていうか、何で湊翔達には普通に自己紹介させるのよ‼︎」
「そうですよ!この紅魔族随一の天才魔法使いの見せ場を‼︎」
「私をコレ呼ばわり……コレ、まるで物のような扱い」
カズマは湊翔達を除いた面子を簡潔に紹介する。
湊翔達が個別に自己紹介をすると、簡潔に自己紹介された事に、アクアとめぐみんは抗議して、ダクネスは、性癖を起こしていたのか、顔を赤く染めていた。
湊翔は、アクアとめぐみんを抑える。
「ちょっと!次の紹介が止まってるから!すいません!次、どうぞ‼︎」
「あ、はい………」
「ちょっと!これで終わり⁉︎」
湊翔はそう言うと、宝翔達に自己紹介を促せる。
アクアがそう叫ぶ中、宝翔達は、自己紹介を始める。
「俺は一ノ瀬宝翔!とびきりのガッチャを求めている中学2年生です!よろしく!」
「九堂りんな。よろしく」
「私は野乃はな!13歳!将来の夢は、超イケてる大人っぽいお姉さんになる事です!」
「私は薬師寺さあやです。よろしくお願いします」
「輝木ほまれ。よろしく」
そこから、宝翔達は自己紹介をする。
それを聞いた面々は。
「なんか、元気いっぱいだな」
「一ノ瀬宝翔に九堂りんな…………やっぱり、聞いた事がない」
「なんか…………一ノ瀬宝太郎と九堂りんねにそっくりだよな…………」
「確かに…………」
「まあ、雰囲気が似てるだけの別人だろ」
「なんか……………灯悟に似た様な感じがするわね」
「そうか?」
それを聞いていた白夜がそう言う中、朱翼はそう呟く。
フォルテ達の世界に行った時に、未来の宝太郎と共闘して、フォルテの力で蘇った九堂りんねと会っている湊翔達は、そう話す。
武劉は、雰囲気が似てるだけの別人だと判断していたが。
はな達を見て、イドラは灯悟と似た様な気配を感じたのか、灯悟を見ながらそう言い、灯悟は首を傾げる。
次はアーク達の番になった。
「どうも、こんにちは。アークです。で、こっちがポンタだ」
「キュ!」
「私はアリアン・グレニス・メープルよ」
「僕はチヨメと言います。よろしくお願いします」
アーク達は、そんなふうに自己紹介をする。
アーク達の自己紹介を見ていた人たちは。
『あのアリアンって人、エルフ………いや、ダークエルフか。で、チヨメって人が獣人か。俺たちの世界に近い気がするな』
「あの人も、エルフなのかな」
「そうみたい」
「お姉ちゃん、あの人、私たちと同じダークエルフだよね」
「そうだね」
リムルはそんな風に考えていた。
スバル、エミリア、アウラ、マーレはダークエルフであることに反応を示していた。
すると。
「じゃあ残るは君達だぁ~ね」
そうしているとロズワールがアインズ達とフォルテ達に声を掛ける。
まず、アインズはそれを聞いてすぐさま立ち上がり、アインズに続くようにアルベド達も席を立った。
「はぁ……一先ずはこの学園生活を送るしかないようだな。では私から……。我が名はナザリック地下大墳墓の支配者、アインズ・ウール・ゴーン!その人である‼︎」
アインズは一息吐くと、そんな風に言う。
そこから、胸に手を当てながら話した後、目の部分を赤く光らせ、まさに死の王に相応しきオーラを発しながら自身の名を叫んだ。
すると。
「………あぁ~ん!♡あぁ‼︎」
『え、えぇ~……⁉︎』
それを聞いて何故か興奮したような声を挙げたアルベドは机に倒れ、それを見てアインズは少し心中で驚いた。
ロズワールは、アルベドに話しかける。
「おんやぁ~そこの彼女?体調でも悪くしたのかぁ~な?」
「何を言っているのです!アインズ様のあのお姿を見て、私の奥深い所がウズウズしているのです‼︎」
「それは………また、凄い事だぁ~ね」
「どういう事でありますか………?」
ロズワールがそう聞くと、アルベドはそう答える。
アルベドの発言に笑顔で返すロズワールと、戸惑うケロロだった。
「じゃあ、君の自己紹介は後に回して他の人から……」
「っ!戯れ言を!アインズ様が威厳を示されたのに、私が休むなどあり得ません!皆の物、ナザリックが威を示しなさい‼︎」
『はい‼︎』
『はっ‼︎(ハッ‼︎)』
ロズワールの言葉を聞いて立ち上がったアルベドは言い返しながら他の階層守護者達に命じ、それに他の階層守護者は答えた。
「第一、第二、第三階層守護者。シャルティア・ブラッドフォールン」
「第5階層守護者、コキュートス」
「第六階層守護者!アウラ・ベラ・フィオーラ‼︎」
「同じく………マーレ・ベロ・フィオーレ」
「第七階層守護者。デミウルゴスです」
「そして……私がナザリック地下大墳墓守護者統括、アルベドと申します」
ナザリック地下大墳墓の面々が自己紹介をする。
それを聞いた面子は、ナザリックの面々に若干の警戒心を見せていた。
「最後は、君達だぁ〜よ」
ロズワールは、リムル達にそう伝える。
すると、リムルは一度人間としての姿から、スライムとしての姿になる。
「俺は、リムル=テンペスト。見ての通りスライムだが、悪いスライムじゃないから安心してくれ」
「俺は、フォルテ=テンペストだ。こう見えても、魔王だ。よろしく頼む」
「私の名は、ディアブロ。リムル様に使える
「僕の名はウルティマ。フォルテ様に仕えているよ。よろしくね」
フォルテ達は、そんなふうに自己紹介をしていく。
自己紹介を終えたリムルは、人間としての姿に戻る。
それを見ていた面々は。
「っ!」
「ロゥジー、落ち着いて」
「しかし…………!」
「魔王って…………!」
「マジか…………」
ロゥジーがフォルテ達に攻撃しようとして、テルティナによって抑えられていた。
魔王と聞いて、イドラと灯悟はそう言う。
「凄い!色々と話したい!」
「ああ………冬樹のオカルトスイッチが入っちゃったわね………」
「これはまた……本当にバラエティに富んだ子達が集まったものだ・あ・ね。さて、次に、教員と用務員を紹介するとしようじゃなぁ〜いか」
冬樹は目を輝かせながらそう言うと、夏美はそう呟く。
ロズワールがそう言うと、中に他の教員達が入ってくる。
その中には、それぞれの世界の人にとって、顔見知りの人がいた。
「2組副担任、エーリッヒ・フォン・レルゲンだ!」
「俺は556!用務員だ!ハーッハッハッハッ‼︎」
「兄が大声ですみません!すみません!ラビーと申します。用務員です」
「儂は白老。体育とやらの授業の担任じゃ」
「私は朱菜と申します。家庭科という授業の担任です」
「私は
「アジールだ。歴史という授業を担当する。よろしく頼む」
「ボミーだ。体育とやらの授業を担当させてもらう。よろしく頼む」
「俺はハリハム・ハリーや!用務員をやる事になっててな。この子ははぐたんや!」
「はぎゅ〜!」
「僕はカーシー。理科の担任をさせて貰うよ。」
「私は、ディラン・ターグ・ララトイア。歴史の授業の担任を務めさせて貰うよ」
「私は、グレニス・アルナ・ララトイアです。ハクロウさんと同じく、体育の担任です」
教員達はそんなふうに自己紹介をしていく。
教員達の自己紹介を見た人たちは。
「レルゲン殿⁉︎」
「はぐたん!ハリー⁉︎」
「556⁉︎」
「ラビーさんまで⁉︎」
「白老⁉︎朱菜⁉︎シズさんまで⁉︎」
「三人も来ていたのか…………⁉︎」
「アジール⁉︎」
「会長⁉︎」
「お父さんにお母さん⁉︎」
「カーシー殿まで………⁉︎」
そんな風に驚いていた。
その後、解散となり、それぞれが帰宅をする。
帰っている最中のリムル達。
「まさか、こんな事になるなんてな………」
「私としては、リムル様とご一緒にいられて、嬉しいです!」
「僕も、フォルテ様と一緒だから嬉しい!」
「そうか。『それにしても、この世界、何か違和感がある』」
リムル達はそんなふうに話をしていた。
そんな中、フォルテは周囲を見渡す。
その理由は、他に人がいるかどうかの確認だったのだが、人の気配がなかった。
『どうやら、俺たち以外には人は居ないみたいだな。一体、どうなっている…………?』
フォルテはそう考えていた。
この世界への転移現象が、どういう理由で引き起こされたのかを。
すると。
「この………アンデッドとその仲間達!」
『ん?』
アクアの声が聞こえてきて、リムル達が声のした方に向かう。
すると、そこには、アクアがアインズに指を指していた。
「この世界が何処かまだよく分からないけれど………例えどんな世界だとしても、アンタ達が堂々としてる事態を神である私が許すわけにはいかないわ!」
「神……だと?」
「あいつ…………またやってるのか」
「ていうか!
「ちょっ、ちょっと待て!」
「何しようって気だよ⁉︎」
「感謝しなさい!この、アクシズ教のご神体にして水の女神であるアクア様が、アンタ達を直々に成仏させてあげるんだから‼︎」
アクアは、アインズに向かってそう叫んだ。
アインズがそう呟くと、フォルテは呆れた様にそう呟く。
すると、フォルテ達にも気づいたアクアは自前の杖を取り出して、アインズ達に向かって、浄化魔法を放とうとする。
すると。
「フン!」
「ふえぇ‼︎」
「えぇ⁉︎」
「「あっ」」
後ろからカズマがニンジャデュアラーで、アクアの頭を思い切り殴り、それを見てアインズは驚いた。
リムルとフォルテは、アクアがカズマと湊翔にお仕置きされる光景を見た事があるからか、あまり驚いていなかった。
カズマの隣には、湊翔も居た。
「アクア!お前学園生活始まって早々に揉め事起こす気か⁉︎」
「揉め事厳禁って、言われただろ!」
「だって!アイツらアンデットなのよ!他にも悪魔とかヴァンパイアとか、どう見ても邪悪な連中じゃない⁉︎」
カズマと湊翔が怒鳴りながらそういうと、アクアは涙目でそう言う。
アルベド達は、アクアに対して臨戦態勢を取り、ディアブロとウルティマは、ゴミを見る様な目でアクアを見る。
「女神として放っておくわけには行かないわ!ターンアンデットォ‼︎」
「ちょっと待てコラァあああああ‼︎」
「やめろぉぉぉぉっ!」
「ターンアンデット………。低位階魔法だな」
カズマと湊翔の静止も聞かず、アクアはアインズにターンアンデットを放つ。
アインズは自分に迫る魔法が弱い浄化魔法と判断し、何もしなかった。
すると。
「え゛ぇええええええええええええええええええええええええ⁉︎(普通のターンアンデットで、この威力⁉︎)」
アクアの放ったターンアンデットが思ってた以上に強かったのか、アインズは悲鳴を上げる。
アインズはそう心中で考えながらも、何とかアクアのターンアンデットを耐えきるのだった。
「私のターンアンデットが効かない⁉︎」
「ふんっ!」
アクアがそれを見て、そう驚く。
すると、フォルテが背後に回ると、アクアにアイアンクローをする。
「痛い⁉︎痛い⁉︎痛い⁉︎」
「はぁ…………お仕置きだ」
「痛い痛い痛い⁉︎」
「鳴っちゃいけない音が聞こえる気がする………」
ミシミシミシ………!
アクアがそう呻く中、フォルテは呆れた様にそう言い、力を込める。
湊翔がそう言うと、アクアは痛みに耐えかねたのか、気絶した。
「…………よし。運ぶぞ」
「あ、ああ…………」
フォルテがそう言うと、アクアを引きずってそのまま去っていく。
それを見て、ナザリックとリムル達は、呆然としていた。
「「本当……すみません」」
「あ……いや」
すると、カズマと湊翔が振り返り、アインズ達に謝る。
そして、リムル達も一緒に去って行った。
そんな光景を、ロズワールが電柱の上から見ていた。
一方、それを見ていたアインズの心境は。
『レベル100の私に痛みを与える女神。そしてその神のクラスを平然と武器でぶっ叩く人間と魔王。この世界は………力のバランスがおかしいのか⁉︎』
アインズはそう思いながら、夕方の空を眺めるのだった。
翌日の教室。
アクアは座席に居なかった。
「アクア君は、昨日お友達に暴力を振るったので、罰として廊下だぁ~よ。」
ロズワールはそんなふうに言う。
そう。
ロズワールに一部始終を目撃されていて、廊下に立たされていたのだ。
アクアは、両手と頭にバケツを持っていて、泣いていた。
「アイツらが悪いのに……。アイツらが……!」
「よっ!似合ってるぞ水の女神‼︎」
「っ!先生にチクったわね‼︎」
「チクってないけど、アクアの自業自得だろ?」
アクアがそう泣いていると、カズマがそう話しかける。
アクアがカズマに向かってそう叫ぶと、湊翔はそう言う。
その後もダグネスとめぐみん、トウカ、白夜、朱翼、武劉も加わって更に騒がしくなったのを見てターニャは首を傾げ、スバルはそれを見ずに教科書で隠しながら寝ており、アインズは頬杖をしていた。
ケロロは呆然としていて、リムルとフォルテは呆れながら廊下のアクアを見ていて、はな、宝翔、灯悟、アーク、ハッコンは苦笑していた。
その後、校長室では、ロズワール、ルーデルドルフ、ゼートゥーアが話をしていた。
「どうだ?可愛い生徒達の様子は?」
「面白い子達ですねぇ。ただ……お互いまぁ~だ距離がありますね」
ルーデルドルフがそう聞くと、ロズワールはそう答える。
まだ距離を置く生徒が居たり、ロゥジーやほまれと言った面子は、まだ警戒心を解いていないのだ。
すると、ゼートゥーアが提案をした。
「ならば……あれをやったらどうだ?」
「あれ……か?」
ゼートゥーアがそう提案すると、ルーデルドルフはそう言う。
果たして、ゼートゥーア、ルーデルドルフが言うあれとは?
今回はここまでです。
今回は、自己紹介です。
それぞれの世界の面々が、自己紹介を行なっていきました。
ロゥジーからしたら、心が休まらない環境に放り込まれましたからね。
心労が凄まじそうです。
そして、アクアはフォルテによって制裁が下されました。
まあ、アクアからしたら、かなり不服でしょうが。
次回は、学園生活が少し描かれます。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
今後の展開などでリクエストがあれば、活動報告から受け付けています。