10の世界が入り混じった世界で、学園生活が行われており、現在、授業が行われていた。
そんな中、湊翔は考えていた。
『まさか、学園生活をやる事になるなんてな。大丈夫……………だよな?』
そんな風に考えていた。
湊翔は、学園生活にあまり自信がない様だった。
その理由は………。
『そりゃあ、学園生活を送る事に関しては、特に異論はないよ。でも、クラスメイトが癖が強いんだよな……………。アンデッドだったり、自販機だったり、魔王だったり、宇宙人だったり。それに、気になる事もあるしな』
湊翔はそう考えていた。
クラスメイトの癖がかなり強いからだ。
そう考える中、湊翔は昨日の朝、ロズワールが言っていた事を思い出した。
それは、アクアが廊下に立たされた時の話だ。
アルベドがアクアに殺意をぶつけている時に。
「……………!」
「アルベド君だったかな? 止める事だぁ~ね」
「……お前に命令される筋合いはないわ」
今だに廊下に立たされるアクアを、魔力のオーラを少し出しながらアルベドが睨んでいるのを見てロズワールはそう言う。
それを聞いたアルベドがそう言い返したのを聞いて、ロズワールは少し困り顔になった。
「皆仲良く学園生活を送ってもらわないと、我々は困った事になるんだぁ~よ。そして引いては………君達も困る事になっちゃうかぁ~もね⁉︎」
「どういう事だよ?」
「……なるほど、そういう事ですか。」
「どういう事でありんす?」
ロズワールはそんな風に言う。
ロズワールが話した事を聞いて、灯悟がそう呟くと、何かに気付いたデミウルゴスが呟いた事にシャルティアは振り返りながら聞いた。
すると、デミウルゴスは口を開く。
「ロズワール先生と名乗る彼の言葉から考えるに、この学園生活と言う状態を崩壊させる行為は厳禁…………と言う事でしょう」
「言ってる意味が良く分かりんせん?」
「簡単に説明しましょう。」
デミウルゴスはそんな風に言う。
デミウルゴスがそれに対して答えても、シャルティアはピンと来ていなかったのか、そう言う。
すると、デミウルゴスは両手を少し上げながら席を立った。
「我々はこの世界に……生徒として閉じ込められている………と考えて見てください」
「閉じ込められてる?」
『そうだったの⁉︎』
デミウルゴスはそんな風に語る。
デミウルゴスの話を聞いてマーレが首を傾げ、アインズも心中では驚いていると。
「アインズ様は最初から理解されていらっしゃいましたが。」
「『最初も何も、まったく見当が付いてませんでしたぁ‼︎』良く気づいたなデミウルゴス。……アレだな⁉︎」
「アレでございます」
「アレなんだな⁉︎」
「アレなんでございます!」
『どれだよ⁉︎』
デミウルゴスはアインズを見ながらそう言う。
デミウルゴスが言った事に、本当に見当が付いて無かったアインズは心中でそう思いながらも、それを悟られない様に、デミウルゴスと問答をしていく。
だが、デミウルゴスの言うアレの事がまったく分からないアインズだった。
すると、アインズは口を開く。
「他の者は、我々以外の者達も分かってないようなので、優しぃく教えてあげなさい」
「かしこまりました。」
アインズは、そんな風に話を逸らす。
そう言って上手くデミウルゴスの話を聞けるようにしたアインズの命を聞いたデミウルゴスは少し礼をした後、話を始めた。
「この世界自体が、何らかの強制力を持った結界の様な物で覆われている…………と考えられます。細かい所までは分りませんが多分、学園生活を破綻させたら元の世界に戻る事が出来なくなる。と言った所でしょうか?」
『なるほど、そういう事か』
「ダカラアインズ様ハ、戦闘行為ヲ咎メラレレタノデスネ?」
「あ、あぁ……そういう事だ。見事だぞデミウルゴス」
「いえ、理解が遅く申し訳ございません。アインズ様」
「何を言うか、流石ナザリック随一の知恵者」
デミウルゴスはそう説明していく。
この世界が、何らかの結界に覆われていて、学園生活を破綻させたら、元の世界に戻れないのだと。
デミウルゴスの話を聞いてアインズは納得していると、コキュートスはそう呟く。
アインズは、コキュートスにそう答えながらデミウルゴスを褒め、マーレが感心して口を大きく開けている近くでデミウルゴスは頭を下げたのを見ながらアインズは言い返した。
それを聞いていた他の世界の面々は。
「何らかの強制力を持った結界の様な物で覆われている………か」
「それなら、リムル様がヴェルドラ様の無限牢獄を解除した方法でいけるのではないでしょうか?」
「どういう物か分からない以上、出来ないと思うよ」
「そうだな。とにかく、どういう原理か分からない以上、やるのは危険だ」
「そうだね」
デミウルゴスの言葉を聞いて、リムルがそう考え込む中、ディアブロはそんな風に聞く。
それに対して、リムルがそう言うと、フォルテとウルティマもそう言う。
「結界ね……………」
「道理で、デザイア神殿を使って、元の世界に戻れないわけだ」
「ですね」
それを聞いた白夜、朱翼、武劉はそう呟いていた。
「結界かぁ…………」
「錬金術…………では無さそうだけど…………」
「それにしても、プリキュアの正体を明かしてもいいって、どういう事なんだろ?」
「分からないけど…………」
「まあ、このクラスで、いつまでも隠し通せる気はしないしね」
デミウルゴスの言葉を聞いて、宝翔とりんながそう考え込む中、はな達はそう話す。
はな達は、ハリーから、このクラスになら、プリキュアの正体を明かしてもいいと言われたのだ。
「結界に閉じ込められてるの………?」
「何かの加護による影響か?いや、流石にそんな加護は聞いた事ないし…………」
『よく分からないけど…………取り敢えず、学園生活は送っていくべきだな』
デミウルゴスの言葉を聞いて、ラッミスが不安げにそう言う中、ヒュールミはそんなふうに考えていた。
ハッコンも、改めて学園生活を送っていくことを決めた。
それを思い出していた湊翔は。
『確かに、あのデミウルゴスって奴の話は頷けるし、筋が通ってる。ギーツIXの力があるとはいえ、不確定要素が多い今は、学園生活を送っていくしか、方法はなさそうだな』
湊翔はそんな風に考えていた。
不確定要素が多い中、動くのは悪手だと判断していた。
そう考えていた湊翔に、トウカが話しかけていた。
「湊翔?」
「あ、ああ………どうした、トウカ?」
「先生から……これを一枚ずつ渡してって」
「ああ、ありがとう」
トウカが話しかけると、湊翔はそう聞く。
トウカはそう言って、湊翔にプリントを渡して、湊翔は貰ったプリントの内容を見る。
「……懇親会のお知らせ。第一回、ドキドキかくし芸大会⁉︎」
湊翔はその内容を見て、首を傾げる。
かくし芸大会というのを見て。
すると。
「湊翔」
「うん?フォルテか」
「良かったら、一緒にご飯を食べに行かないか?学食があるらしいんだ」
「学食か…………分かった。今行く」
湊翔は、フォルテからそう話しかけられる。
昼食のお誘いだった。
湊翔はそう答えると、フォルテと共に、食堂へと赴く。
その昼、食堂では、スバル達が一緒に昼食をとっていた。
「ねえ、スバル。かくし芸………って、どんなことをすればいいの?」
エミリアはオムライスを一口食べながら、そんなふうに聞く。
それを聞いたスバルは口を開く。
「そうだな…………宴会とかの場で見せる素人芸…………ってとこかな」
「素人芸…………?」
「まあ、他の人が出来ない!自分だけの得意分野を見せつければOKって感じだよ」
エミリアの質問に対して、スバルはそう答える。
すると、パンを食べていたラムが口を開く。
「バルスは無様な姿を見せつければ、それ自体が芸になるわ」
「それ、俺がとっても辛い感じなんですけど!」
「仕方ないじゃない、闇の剣士以外に、他に芸がないんだから」
ラムは辛辣気味にそんな風に言う。
それを聞いて、スバルがそう叫ぶと、ラムはそう吐き捨てる。
ラムの吐き捨てた言葉に対して、スバルは口を開く。
「そんなこと言っていいのか?俺には誰もがびっくりする様な芸があるかもしれねえぜ!」
「ないわ」
「即答⁉︎」
スバルは得意げにそんな風に言うと、ラムはそう即答する。
それを聞いて、スバルがそう叫ぶと。
「でもさ、スバルに闇の剣士以外の何か凄い芸があるなら………僕も見てみたいな!」
「食べるか喋るか、どっちかにしろよ」
「あむあむあむあむあむ!」
パックはテーブルに降り立つと、エミリアのオムライスを食べていく。
スバルがそう突っ込むと。
「レムは、スバル君の隠し芸を見てみたいですよ!」
「私も気になるかも。スバルの隠し芸」
「おぉ!エミリアたん!レム!2人の期待に応えるべく、このナツキ・スバル!大盛り上がりの隠し芸を披露してみせるぜ!…………ってか、パック、食べ過ぎだろ!」
「だって〜!これ、すっごく美味しいから!」
レムとエミリアは、そんな風に言う。
それを聞いたスバルはそんな風に言うと、一心不乱にオムライスを食べるパックに突っ込む。
それに対して、パックはそう言う。
一方、その近くのテーブルには。
「それにしても…………」
「どうした?」
「フォルテと骸骨2名が目の前で食事してるのが、凄い光景だな〜…………って思ってさ」
「確かに…………」
湊翔は炒飯を食べながら、そんな風に言う。
それを聞いて、カツ丼を食べていた白夜はそう頷く。
2人の目の前には、フォルテ、アインズ、アークが特上サーロインステーキ定食を食べていたのだ。
すると、武劉が口を開く。
「それにしても…………アークの中身が骸骨であるのには驚いたな」
「僕も驚いたんですが…………」
「アーク曰く、呪いをかけられて、こうなってるらしいの。本当なら泉に行って、呪いを解こうとしたんだけど…………」
「そうなのか」
武劉がそう言うと、一緒に食べていたチヨメとアリアンはそう言う。
アークが呪いによって、骸骨の姿になっているのだと。
すると、白夜が口を開く。
「それにしても、アインズはその見た目でよく食べれるよな…………」
「馴れ馴れしい!」
「いや、アルベド、落ち着け。…………いや何、フォルテが私も食べれる様にしてくれただけだ」
「そうなのか…………」
白夜は、アインズを見ながらそう言うと、アルベドは殺気を飛ばしながらそう言う。
アインズは、アルベドを落ち着かせると、そんな風に言う。
フォルテのおかげで、骸骨姿のアインズも食事ができる様になったのだ。
「うむ!それにしても、凄く美味しいな、ポンタよ!」
「きゅっ!」
「確かに…………この炒飯も、すっごく美味いな」
「このステーキも、なかなかの美味しさだ」
アークはポンタに餌をあげながらそう言うと、湊翔とフォルテはそんな風に言う。
すると。
「そう言ってくれるとは、嬉しいね」
『ん?』
そんな声と共に、筋骨隆々の偉丈夫が湊翔達が座っているテーブルの方に来る。
「あなたは?」
「俺か?俺はデニス。前の世界では食堂をやってて、今はここの料理長だ。で、こいつがアトリエだ」
「よろしく」
フォルテがそう聞くと、その男はデニスと名乗った。
そして、デニスの近くにいた女の子は、アトリエと名乗った。
「前の世界では…………って、あなたもこの世界に?」
「ああ。よく分からないが、ご贔屓にしてくれよな」
「ああ」
湊翔がそう聞くと、デニスはそんな風に答える。
デニスとアトリエもまた、この世界に転移してきたのだ。
フォルテがそう頷くと。
「あ〜!腹減ったな〜」
「ねえねえ!美味しそうじゃない!早く食べましょうよ!」
そこに、カズマとアクアの2人がやってくる。
すると。
「っ!お前…………!」
「ひっ⁉︎な、なんでしょうか…………⁉︎」
デニスは、カズマの声に反応すると、カズマを睨む。
カズマがそんな風に言うと。
「あっ!もしかして、何かやらかしたの⁉︎ほら、謝って!私も謝ってあげるから!」
「いや、初対面の人に何かするわけねぇだろ⁉︎」
アクアはカズマが何かをやらかしたと判断したのか、そんな風に言う。
それを聞いて、カズマがそう突っ込むと。
「デニス…………この人、違う」
「あっ…………そうだな。悪い。知り合いを嵌めた奴の声にそっくりだったから…………すまねぇ」
「い、いえ…………」
アトリエは、デニスに対してそう言う。
それを聞いて、デニスは落ち着いたのか、カズマにそう謝る。
実は、デニスは元の世界では食堂を経営していたのだが、ヘンリエッタという最初のお客さんを嵌めた冒険者の声が、カズマとそっくりだったのだ。
カズマがそう言うと。
「怖がらせて悪かったな。お詫びと言っちゃ何だが、奢るよ。俺の美味い飯を食べてほしい」
「え、ええ…………」
「やったわね、カズマ!これでタダ飯よ!タダ飯!」
「おい!失礼な事言うなって!すいません!うちのパーティーメンバーが!」
デニスは怖がらせてしまったお詫びとして、カズマのご飯を奢る事にした。
カズマがそう言うと、アクアはそんな風に言い、カズマはデニスに謝る。
そうして、カズマとアクアも学食で食べていく。
一方、廊下を歩いていたケロロと冬樹は。
「軍曹、隠し芸をやるって言われたけど、何をするの?」
「そうでありますな………。ここは、あの土井中海岸でやった、青空ケロ子で………」
「やめた方が良いんじゃないの……?」
冬樹がそう聞くと、ケロロはそう答える。
青空ケロ子とは、ケロロが
ケロロの案に、苦笑しながらそう言う冬樹。
すると。
「何ジロジロこっちを見ているかしら⁉︎」
「「ん?」」
そんな風に話していると、ベアトリスの怒鳴り声が聞こえて来て、ケロロと冬樹は前を向く。
すると、そこではベアトリスがケーニッヒとノイマンを睨むように見ていた。
「いや、これは失礼した。お嬢さん?」
「お前にお嬢さん呼ばわりされる程ガキじゃないのよ!さっさと失せるかしら!」
「これは申し訳ございません、お嬢さん?」
「んぅう⁉︎」
そんなベアトリスに対して、ケーニッヒがそう答えると、それに対して、ベアトリスは言い返しながら振り返った。
すると、ノイマンが言った事に対しても思わず睨んでしまう。
そこに、ケロロと冬樹が入る。
「ちょっと、どうしたの?」
「いや、お嬢さんって言ったら、不機嫌になっちゃって」
「………そうでありますか。」
冬樹がそう聞くと、ケーニッヒはそう答える。
ケロロは、余りケーニッヒ達には強く言えなかった。
何せ、階級がケーニッヒの方が上なのだから。
ちなみに、ギロロの兄であるガルルと同じ階級なのだ。
それを見ていたベアトリスは、何処かへと向かっていく。
「………まったくどいつもこいつも、不愉快なのよ!ふんっ!ふんっ‼︎」
「……………」
ベアトリスは、息を荒げながら立ち去っていき、ヴァイスはそれを見ていた。
その後、ヴァイスはケーニッヒ達の元に向かい、口を開く。
「………ケーニッヒ中尉。ノイマン中尉。あの少女に何かしたのか?」
「いえ、何もしてないであります」
「本当か?凄い形相だったぞ?」
ヴァイスはケーニッヒとノイマンに質問してそれにケーニッヒは頭を掻きながら答えた。
ケーニッヒの答えにベアトリスをちらりと見ながら、ヴァイスがそう言うと。
「まぁ何ですな!幼女ってのは、難しいもんでありますよ。大尉殿?」
「フゥ~何処かの大隊長と同じで………か?」
「だな!」
「「ハハハハハハハハハハハハ!」」
ノイマンの発言に、ケーニッヒが反応して、2人は笑う。
それに、ヴァイスが苦笑しながら口を開く。
「それ、定時報告で大隊長殿にお伝えしておくな?」
「止めてくださいよ!俺達が消し炭になっちまう」
「だな!」
「「「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」」」
「どうやら、大丈夫みたいでありますな」
「そうだね………」
ヴァイスがそう言うと、ケーニッヒとノイマンはそう言い、三人は笑う。
ヴァイス達が笑うのを見て、そう判断するケロロと冬樹。
一方、ベアトリスは職員室へと向かっていた。
「………ロズワールは何を考えてるのかしら⁉︎とっ捕まえて事情を説明させてやるのよ!」
ベアトリスは、ロズワールに事情を聞く為に職員室へと向かっていた。
すると、ベアトリスは職員室の扉を思い切り開ける。
「ロズワールはいるかしら⁉︎」
「ん?」
ベアトリスが怒鳴りながら入る。
すると、ボミーが反応する。
「君は………確か、ベアトリスだったよな?」
「そうなのよ!お前は何なのかしら?」
「私は先生なんだけどな………。」
「先生なんて認めて無いのよ!ベティはロズワールに話があるかしら。お前に用は………!」
「まあまあ、落ち着くのじゃ」
ボミーがそう聞くと、ベアトリスは高圧的に対応する。
ボミーがそう呟く中、ベアトリスが激昂しながら、ボミーに対してそう言う。
すると、そこに白老が現れる。
「………お前は、体育の教師だったかしら?」
「そうじゃ。それはそうと、その様な口の利き方は、あまりよろしくないの。お主らはこの学園の生徒、学園生活を行う為にここに居るのじゃぞ?だから、ちゃんと学生らしくするのじゃ」
ベアトリスが白老の方に視線を向ける中、白老はそう言うと、その言葉から催眠術の様な物が発される。
すると、ベアトリスは大人しくなった。
「……分かったかの?」
「………仕方ない、かしら。ロズワール先生にはベティが来た事を伝えて欲しいのよ」
「承知した。しっかり伝えておこう。」
「さ、昼休みも残り少ないから、早く教室に戻るんだぞ。」
「お前に言われなくても分かってるかしら。フン!」
ベアトリスは白老の質問に答える。
すると、チャイムが鳴り、ボミーがそう言うと、ベアトリスはそう言って、そのまま職員室を去っていく。
ボミーは一息ついて、ハクロウに話しかける。
「ふぅ………。すいません、白老先生。お手を煩わせて」
「ホッホッホッ………気にする事はないぞ。………少し、強く言い過ぎたかの?」
「幼女だからって、気を緩める事はしてはいけませんよ。」
ボミーが白老に礼を言い、白老がそう言うと、レルゲンが口を開く。
2人の視線が、レルゲンに向く。
「私は知っている……。世の中には幼女の皮を被った悪魔が居ると言う事を……」
「レルゲン先生…………」
「お主、その様な幼女を実際に見たのか?」
「はい」
レルゲンは、まるで自分に言い聞かせる様にそう言う。
白老の問いに、レルゲンはそう答える。
すると、白老にグレニスが話しかける。
「白老先生、少し良いですか?」
「どうされましたかな?」
「実は、鍛えがいのありそうな生徒達を見つけまして………」
「ほう。誰ですかな?」
「それは、これらです。」
「ほう………これはこれは、鍛えがいがありそうですな………」
グレニスはそう話しかけると、白老にある紙を渡す。
白老とグレニスは、悪い笑みを浮かべながらそう言う。
グレニスが渡したリストに書いてあったのは、何人かの生徒の名前が書かれていた。
それを見ていた朱菜とディランは。
「………白老に目をつけられたみたいですね」
「その人達は、死なないとよいのだがな」
そう語る。
一方、ヴィーシャと昼食をとっていたターニャは。
「ぶえっくし⁉︎」
「風邪ですか?」
「いや………」
突如、ターニャはくしゃみをする。
ヴィーシャの問いに、そう答えるターニャ。
すると、アクアが現れて。
「ガッデスブレスゆー!」
「……は?」
それを見ていたアクアがサムズアップしながら言った事に対し、隣のカズマは間抜けな声を出してしまう。
「何だあいつは……?」
「さあ……?」
「何そのイマイチな反応?あっ!言ってる意味が分からなかった?あのね!くしゃみしたらゴッドブレスユーって言うんだけど!私、女神だから、ガッデスブレスユーって言ったのよ!」
「お前、それどこで覚えんだよ」
ターニャとヴィーシャがそう話すと、アクアはそう言い、カズマは呆れた様にそう言う。
ターニャの心境は。
『ゴッドブレスユー…………ゴッド…………神…………!私が1番不愉快になる単語………!いわゆる存在Xを思い出させてくれる』
ターニャはそんな風に考えていた。
存在Xと呼ばれる存在に異世界転生されたターニャは、神の事を嫌っているのだ。
すると、ターニャの視界にアインズの姿が映る。
『もしや…………奴が⁉︎奴は…………!』
ターニャはアインズを見て、何かを感じた。
その後、ターニャはアインズの前に行き、話しかける。
「話がある」
「………………『えぇ⁉︎俺に?』」
午後の授業が始まる前、ターニャはアインズの席の前に立ち、睨みながら話しかけて来たターニャを見てアインズは心中で驚いた。
アインズが驚く中、ターニャは口を開く。
「放課後、学校近くにある公園で」
「ここで、話してもよいのだぞ?」
「いや………二人で話がしたい。」
「……!あぁあん⁉︎」
ターニャがそう言うと、アインスはそう聞く。
すると、アインズの問いにそう答えたターニャの話を聞いたアルベドは、目を光らせながらターニャを睨む。
「アインズ様と……私のアインズ様と!二人きりで話!ですってぇええええええええええええ⁉︎」
「お、落ち着けアルベド⁉︎」
「いいえ!落ち着く事など出来ません!アインズ様に色目を使うこの小娘は……ギッタンギッタンにして!ボッコボッコにして!メッチャメッチャにしてなぁあああああああ!」
「えぇ………」
「ギッタンギッタンって今日日エミリアたん以外で聞かねぇな」
「いちいち突っ込まないといけないの?」
魔力のオーラを出しながら叫ぶアルベドを落ち着かせようとするアインズだったが、アルベドはターニャを指差しながら叫び続け、それを見て呆然とするターニャ。
そんな中、そんな光景を見ていたスバルは隣のエミリアに振り向きながら呟き、イドラはそう言う。
すると、アインズが口を開く。
「アルベド!相手は子どもだぞ!」
「年齢性別種族など関係ありません!アインズ様の魅力は、そのようなもの当に超えております!」
「だがあって間もないのだぞ?」
再びアルベドを落ち着かせようとするアインズにアルベドが言い、対してアインズがそう聞いた直後だった。
『時間なんて関係ありません(ないわ)!』
そう言って、レム、桃華、ラーニヤの3人が立ち上がる。
「レムさん、レムさん?」
「桃華ちゃん?」
「ラーニヤ?」
「人を好きになるのに、時間なんてないんです!」
「そうですよ!」
「本当に大事なのは………その人の事が本当に好きかって事よ!」
スバル、夏美、テルティナがそう言う中、レム、桃華、ラーニヤの3人はそう言う。
その言葉にアルベドは。
「あなた達分かってるじゃない!」
「はい!レムもスバル君と会って間もないですから!」
「私も…………冬樹君とは長いという訳ではないですが…………」
「私もアジールとは、付き合ってるから」
三人の元に向かい、三人の手を取る。
アルベドの言葉に対して、三人はそう答える。
「スバルとか冬樹とかアジールとやらは誰か分からないけど………」
「スバル君はこの人です!レムにとって大切な人です!」
「彼が冬樹君です………!」
「アジールは、先生よ」
アルベドがそう言うと、三人はそう言う。
それを聞いていた男性陣は。
「物怖じしないレムさん凄いんですけど」
「大胆な事するね、冬樹君」
「えっ?」
「分かってなさそう…………」
スバルがそう呟く中、サブローはそんな風に言うと、冬樹は首を傾げていた。
夏美がそう呟く中。
「フフフ……あなた達とは仲良く出来そうだわ」
「挨拶が遅れました。レムと言います!」
「私は西澤桃華です」
「ラーニヤです」
「アルベドよ。レムに桃華、ラーニヤ。これからよろしくお願いするわ」
そういう感じに意気投合していた。
一方、アインズとターニャは。
「……今からでも構わんが?」
「ではそうするか」
ターニャの言葉を聞いてアインズは頷きながら席を立ち、デミウルゴスが頷いたのを見た後、ターニャと共に教室を出た。
一方、それを見ていた湊翔とリムルとフォルテとアークと灯悟とハッコンは。
「白夜、トウカ。ちょっと、俺、アインズ達を追ってくるわ」
「分かった。気をつけろよ」
「気をつけてね」
「おう」
「ディアブロ、ウルティマ。ちょっとあの2人を追いかける。気になる事があるからな」
「ここは頼む」
「お気をつけを。リムル様、フォルテ様」
「気をつけてね」
「イドラ、ちょっと追いかけてくるわ!」
「え?ええ…………」
「アリアン殿。少し、あの2人を追いかけてくる」
「………分かった。気をつけてね」
「ああ。
『ちょっと、気になるな…………』
「ハッコン、もしかして気になるの?」
「えっ?」
「行ってこい。上手くやっておくから」
「ありがとう。行こう、ハッコン」
「ウン」
湊翔はこっそりと扉から、リムルはスライム状になって窓から、フォルテと灯悟は普通に窓から飛び降り、アークは
そして、ハッコンもラッミスと共に追いかけていく。
ちなみに、ハッコンはラッミスに背負われていた。
一方、アインズが居ない事に気づいたアルベドは。
「はっ!アインズ様がいらっしゃらない⁉︎」
アルベドはアインズを追おうと教室から出ようとする。
だが、扉の前には、レルゲンが居た。
「どきなさい!」
「今から授業だ」
アルベドは強行突破しようとするが、レルゲンの口から、催眠術の様な何かが出てきて、アルベドを怯ませる。
「くぅ……アインズ様……」
それを聞いたアルベドは、渋々と自分の座席に戻る。
果たして、ターニャはアインズと何を話すのか。
今回はここまでです。
今回は、ターニャがアインズに話を持ちかけるまでです。
食堂にいたデニスとアトリエは、『追放者食堂へようこそ!』のキャラです。
食堂で働いているので、物語にはそれほど関わりません。
あくまで、慎重勇者とは違う形でのゲストキャラという感じです。
ただ、ヘンリエッタというキャラを嵌めたキャラの声を、カズマと同じ福島潤さんが担当したというのもあって、デニスはカズマを睨んだが、すぐに別人だと気づきました。
そんな中、ターニャはアインズに接触して、湊翔、リムル、フォルテ、アーク、灯悟、ハッコンとラッミスが追いかけていく。
果たして、何を語るのか。
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