異世界でくてっと   作:仮面大佐

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第7話 決定!いいんかい

 ロゥジーがアインズとフォルテに戦いを挑んで、ある程度信頼する様になった翌日。

 ロズワールは、朝のホームルームで皆に向けて話をする。

 

「学園生活にも慣れてきたようで、先生は嬉しいよぉ~。皆も顔が一致した頃かぁ~な?なのでそろそろ……クラス委員を決めようじゃなぁ~いか?」

 

 ロズワールは、クラス委員を決める事を、手を合わせながら告げるのだった。

 

「まずは委員長、そして副委員長と書記を決めようかぁ~な?ちなみに、人数も多いから、委員長は3人、副委員長は4人だぁ〜よ」

「それで良いの?」

「さぁ…………?」

 

 ロズワールがそう言う。  

 実際、人数がかなり多いため、3人や4人にしないと回らないと判断したのだ。

 それを聞いて、夏美と小雪がそう話す中、アルベドが声を出す。

 

「先生!」

「なぁ~にかな?アルベドくんぅ?」

「アインズ様こそが、委員長に相応しいですわ!」

 

 アルベドがアインズを推薦して、他の守護者も頷いていた。

 それを見ていた人たちは。

 

「なんか…………凄い頷いてるな」

「確かに…………」

「アインズって、慕われてるんだな〜!」

「そういう物なのかな…………」

 

 それを見た灯悟、イドラ、宝翔、りんなはそう言う。

 すると。

 

「であれば、その委員長とやらには、我が主人であるリムル様を推薦いたします!」

「僕も、フォルテ様を推薦するよ」

「お前ら⁉︎」

「あははは…………まあ、やるか」

 

 ディアブロとウルティマは、アルベドに対抗すると言わんがばかりに、リムルとフォルテを推薦する。

 それを聞いて、リムルが驚く中、フォルテはそう呟く。

 すると、それを聞いていたアクアが机を叩きながら大声で叫ぶ。

 

「反対!反対!反対!反対ぃ!アンデッドや魔王が委員長なんて、この私が絶対許さないわ‼︎」

「じゃあ君が立候補してくれるのかぁ~い?」

「そうよ!まぁ仕方ないわね!生まれながらに人を導く定めだもの‼︎」

 

 アクアはそう叫んで、立候補する。

 ロズワールがそう聞くと、アクアはドヤ顔でそう言う。

 ちなみに、この時、湊翔とフォルテが思っていた事とは。

 

『アクアが導くとか、絶対に碌なクラスにならないだろ』

『変な事をされても困るんだがな…………』

 

 そう思っていた。

 すると、アルベドがつぶやく。

 

「何を言っているの?このブス。」

あ゛ぁああああ⁉︎

 

 アルベドが言った事が聞こえ、アクアは怒りながらアルベドを睨んだ。

 それに対して、アルベドは。

 

「だってね?こんな頭の可笑しいブスが委員長になるだなんて……失笑ものでしょ?」

「ブスって言った!二回も言ったぁ!カズマぁ!」

「……はい、カズマです」

「あのサキュバスが酷い事言ってくるぅ!」

 

 アルベドはそんな風にアクアを蔑みながらそう言う。

 アルベドの話を聞いて、アクアはカズマの頭を叩きながら呼び、反応するのも面倒くさそうなカズマが立ち上がったのを見てアクアが言った後、ダクネスが口を開く。

 

「いや、アクア。あの程度は罵詈雑言とは言えないな。もっとレベルの高い言葉責めを………」

「ダクネス、分かった!黙ってくれ。話がややこしくなる」

「相変わらずね…………」

 

 ダクネスの意味不明な発言を止めさせようと、湊翔はツッコんだ。

 そんな中、ロズワールは口を開く。

 

「じゃあ委員長の立候補はアインズ君とリムル君とフォルテ君とアクア君…………他にはいないかな?」

「なら、私も立候補するわ」

「トウカもか?」

「何でだ?」

「アクアが不安だから………」

「なるほどね………」

「無難だな」

 

 ロズワールがそう聞くと、トウカは口を開く。

 トウカも立候補の意思を示すと、湊翔と白夜はそう聞く。

 トウカは、アクアが不安だから立候補したのだ。

 それを聞いた朱翼と武劉はそう言うと。

 

「わ、私も立候補します!」

「さ、さあや?」

「大丈夫なの?色々と癖が強いクラスだけど…………」

「そうかもしれないけど…………私は学級委員をやってたから、少しは手伝えると思うから」

 

 さあやが立候補をする。

 それを聞いたはなとほまれがそう反応すると、さあやはそう言う。

 それを聞いたロズワールは。

 

「では改めて、現在委員長の候補は、アインズ君とリムル君とフォルテ君とアクア君とトウカ君とさあや君との七人だぁ~ね。他に立候補する人はいないかな?」

「……………『こんな可笑しい連中だらけのクラスで委員長をやるなど、最前線に出るも同然。立候補などするものか……』」

『こんな曲者揃いのクラスで委員長なんて、まっぴらごめんであります』

 

 ロズワールは、他の人たちにも確認を取る。

 ロズワールの言葉に対して、ターニャとケロロは黙った後、周囲の面々を見ながらそんな事を考えていた。

 ただ、ケロロの場合は、めんどくさいという理由が強いが。

 すると。

 

「わ………!私も、り………立候補します‼︎」

 

 その直後、エミリアが立ち上がりながら手を挙げ、立候補した。

 それを聞いて皆がエミリアを見る中、ロズワールは顎に手を添えながら頷いた。

 

「み、皆が仲良く出来るクラスにしたいから…………」

「じゃあ俺は!エミリアたんを委員長にして見せる!ロズっち先生!選抜方法は⁉︎選挙とか⁉︎」

 

 エミリアはそんな風に言う。

 そう言ったエミリアを応援しようとスバルが立ち上がり、ロズワールに委員長を決める方法を聞いた。

 すると。

 

「くじ引きだよ」

「……またくじ引き?」

「またくじ引き」

「好きなの?くじ引き?」

「好きなんですか?くじ引き」

「まぁ好きだね、くじ引き」

 

 ロズワールは、くじ引きの箱を取り出しながらそう言う。

 くじ引きで決める事を聞いて、スバルはロズワールに聞くとロズワールはそう答える。

 そして、くじ引きの事でほまれとイドラが聞いた事にもそう答えるロズワールだった。

 その結果。

 

「私が、委員長に選ばれたエミリアです!頑張りますので、よろしくお願いします!」

「同じく、委員長になったリムルだ!よろしくな!」

「フォルテだ。よろしく頼む」

「ふふぅ~ん!」

「……やり遂げた男の顔してるけど、バルスは何もやっていないわよ」

 

 くじ引きの結果、書記はトウカとさあや、副委員長はアインズとアクア、委員長はエミリアとリムルとフォルテに選ばれた。

 エミリアが皆の前に出て挨拶したのを見てスバルが鼻を鳴らしたのを見て、ラムはスバルにツッコンだ。

 そんな中、結果に不満を持つ者と喜ぶ者が居た。

 

「ぬぅうううううううう!こんな不正認めません!どうしてあの小娘とあの者達が委員長で、アインズ様が副委員長なんですか⁉︎」

「リムル様が委員長…………!推薦して良かった…………!」

「そうだね」

「ディアブロ………嬉しそうだな……」

「ウルティマもな」

「そうは言っても、公平なくじの結果だぁ~しね」

 

 アルベドは不満を言い、ディアブロとウルティマは結果に歓喜する。

 それを見たリムルとフォルテは、少し引いていた。

 すると、アルベドはアクアの方を見ながら口を開く。

 

「しかも……あのブスまで副委員長に………」

「また言ったわね!こっちだってあんなガイコツ野郎願い下げよ!そもそも副委員長なんてやりたくないもん!」

 

 アルベドは、アクアが副委員長になる事も納得いかないのか、アクアを睨みながらそう言う。

 すると、アクアはそれに言い返しながら、副委員長の座を降りた。

 

「じゃあ副委員長のポストが空いてしまうねぇ~。書記の誰かが副委員長をやるってのもありだけぇ~れど」

「私は書紀で十分よ」

「私も…………自信ないかな…………」

 

 ロズワールはそう聞く。

 ロズワールの問いに対して、トウカとさあやはそんなふうに言う。

 それを聞いたロズワールは。

 

「となると……副委員長の残り3人は他の人にやってもらおうかぁ~な。」

「「「「っ⁉︎」」」」

 

 ロズワールのその言葉に、アルベドとシャルティアとディアブロとウルティマが反応する。

 

「では私がやります!」

「では私がやるでありんす!」

「「ぬぅううううううううううう!」」

「待ちなよ!私だってアインズ様と一緒が良いんだからね!!」

「ぼ……僕も」

 

 アルベドとシャルティアは立ち上がりながら同時に言う。

 それを聞いたアルベドとシャルティアが睨んでる所にアウラが割って入り、それにマーレも続いた。

 そして。

 

「いえ、あなた方では荷が重いでしょう。私がやりましょう」

「いいや、僕がやるよ。引っ込んでてよ。ディアブロ」

「「あぁぁん⁉︎」

 

 対抗すると言わんがばかりに、ディアブロとウルティマの2人も入ってくる。

 それを聞いて、アルベドとシャルティアがディアブロとウルティマを睨むと。

 

「お……落ち着け!落ち着くのだ!」

「お前ら、落ち着けって!」

「どうしたもんか…………」

 

 アインズ、リムル、フォルテは落ち着かせようとしていた。

 それを見ていたケーニッヒとノイマンは。

 

「……なぁノイマン」

「ん?」

「………骸骨でも、春なんだぜ」

「ああ」

 

 ケーニッヒは隣で座ってるノイマンに話しかけ、それに頷いたノイマンはケーニッヒと一緒に自身の手を重ねた。 

 

「男として、悲しくなるよな」

「だな……」

「マジで羨ましいッス」

 

 その後アインズ達の方を見ながらケーニッヒとノイマンは呟き、それにグランツが便乗するように言った。

 それを見たヴァイスは、三人を嗜める様に言う。

 

「帝国軍人はそんなあからさまに欲しがらない」

 

 ヴァイスはそんな風に言う。

 それを聞いたケーニッヒは、ヴァイスに質問をする。

 

「じゃあ大尉殿は、あれを見て羨ましくないと?」

羨ましくない!…………と言えば嘘になる」

「ですよね!」

「だな!」

 

 ケーニッヒの質問に対して、ヴァイスは手を重ねながら、そう答える。

 それを見て、そんな風に言うグランツとノイマンだった。

 それを見ていたヴィーシャは。

 

「本当にウチの男共は、どうして何時もこうなんでしょう?」

「ん?まぁあの、そう言う欲求が強いくらいが戦場では役に立つものだ」

「そうなんですか?」

「ん……そうなの」

 

 呆れていたヴィーシャに対して、ターニャは腕を組みながら答えた。

 そんな2人のやり取りを見ていたスバルは。

 

『どこの世界も、幼女は知ったような口を聞くものなのだろうか?』

「口を開かなくても何を思っているか分かるかしら!」

 

 スバルはそんな風に考えながら、ベアトリスを見る。

 すると、それに気づいたベアトリスは少しイラつきながら答えた。

 一方、ヴァイス達を見ていたギロロは。

 

『なるほど………。ターニャ少佐が言うように、ヴァイス大尉達はケロロと同じくらいに弛んでいるな。なら、遠慮なくしごくとするか………!』

『あ………あのヴァイスって人、ギロロに目をつけられたわね』

 

 ギロロはヴァイス達を見ながら、そんな風に考えていた。

 ギロロは以前、ターニャから『弛んでいる様なら、遠慮なくしごいて欲しい』と言われていて、ギロロの目を見て、夏美は冷や汗を流す。

 一方、ハッコン達やアーク達は。

 

「なんか…………すごい必死だね」

「そうだな」

「凄い人気だな」

「そこまで必死になる?」

「よく分かりませんが…………」

「まあ、良いではないか!なあ、ポンタよ」

「キュ!」

 

 ハッコン達とアーク達は、そんな風に話す。

 すると、ロズワールが大声を出す。

 

「ハーイ!ハイハイハーイ!君達、埒が空かないので、もう後はくじ引きにするよぉ~!」

「そ!それで行こう!良いな⁉︎皆の者!」

「ディアブロもそれでいいな?」

「ウルティマもだ」

 

 そんな中、ロズワールは手を叩きながら全員にそう言う。

 もう埒が空かないので、くじ引きで決めると。

 それを聞いたアインズとリムルとフォルテは立ち上がりながらアルベド達とディアブロとウルティマにそう聞くと。

 

「「「「はい!」」」」

「分かりました」

「いいよ」

「返事早ぇなおい!」

「切り替えが早いであります………」

「てゆーか、心機一転?」

「アインズさんの命令なら、なんでも聞くだけじゃあ………?」

「そうじゃない?」

 

 速攻で答えたアルベド達を見て、スバルは思わずツッコみ、ケロロ、モア、冬樹、サブローは口を開く。

 くじの結果、クラス委員は、この様な配置となった。

 

学級委員長

 

エミリア、リムル、フォルテ

 

副委員長

 

アインズ、アルベド、ディアブロ、ウルティマ

 

書記

 

トウカ、さあや

 

飼育委員

 

スバル、アウラ、アクア、ドロロ、小雪、チヨメ、ポンタ

 

風紀委員

 

ターニャ、デミウルゴス、カズマ、ケロロ、テルティナ、ロゥジー、アーク、アリアン

 

給食委員

 

ヴィーシャ、ラム、朱翼、ハッコン、宝翔

 

体育委員

 

コキュートス、ダクネス、白夜、ヴァイス、ケーニッヒ、ノイマン、ギロロ、夏美、灯悟、ラーニヤ、ラッミス、ほまれ

 

保健委員

 

レム、シャルティア、タママ、桃華、モア、りんな

 

図書委員

 

ベアトリス、マーレ、湊翔、冬樹、イドラ

 

放送委員

 

めぐみん、グランツ、サブロー、はな

 

整備委員

 

クルル、武劉、ヒュールミ

 

 それを見たアルベドとディアブロとウルティマは。

 

「よっしゃぁあああああああああああああああああああああ‼︎」

「ああ…………!リムル様の力になれます…………!」

「やった…………!」

 

 黒板に書かれた委員のメンバーの特に副委員長の所を見てアルベドは喜び、他の守護者はガッカリしたのか、ため息を付いていた。

 ディアブロとウルティマもそんなふうに反応していた。

 

「君達は当面、このチームで班を組んでもらうよぉ~」

「……………正気か?」

「あんまりってか、話した事ない人ばかりなんですが?」

「大丈夫なんだよな?」

「最初は誰もが、話した事がないもんだぁ~よ。」

 

 ロズワールの話を聞いて、ロゥジーが驚き、カズマと灯悟がロズワールに聞く。

 その質問に答えながらロズワールは教室を出てホームルームは終わり、しばしの休憩時間となった。

 それを見ていたディアブロは。

 

「なるほど…………これはチャンスと言えるでしょう」

「ん?」

「ディアブロ、何か考えがあるのか?」

「はい。この振り分けを見て下さい」

 

 ディアブロはそう呟く。

 フォルテとリムルがそう反応すると、ディアブロは、クラス委員の振り分け表を見せる。

 

「我々以外はバラバラに配置されています」

「それが………どうしたんだ?」

「リムル様やフォルテ様、我々の敵ではないとはいえ、何か、強い力を隠している可能性があります。そこで、彼らの実力の偵察を行うのです」

「なるほどね…………そこで、利用価値とかも調べるってことね」

「そうか………。流石に無いとは思うけど、敵になったら、面倒くさいもんな」

「まあ、備えあれば憂いなしって言うからな。それに…………個人的に気になるのもいるしな」

 

 そんな風に、リムル達は話すのだった。 

 フォルテが見ていた名前は、ターニャ達やケロロ達、宝翔であった。

 

『異世界の軍人であるターニャ達、凄まじい技術力を持つケロロ小隊、ガッチャードに変身する宝翔。色々と気になるからな』

 

 フォルテはそんな風に思っていた。

 一方、ナザリックの面々は。

 

「仕方ないですね」

「うん?」

「ですが、これは逆にチャンスと言えるでしょう」

「チャンス?」

「この振り分けを見て下さい」

 

 デミウルゴスはそんな風に言う。

 アウラとマーレが首を傾げる中、デミウルゴスはクラス委員の振り分け表を守護者達に見せる。

 

「守護者達が見事にばらけました」

「それが………なにかありんすか?」

「アインズ様はおっしゃいました。当面学園生活を遵守せよと、この当面と言葉の意味を考えなくてはなりません」

「え………?」

 

 デミウルゴスがそう言うと、シャルティアはそんな風に反応する。

 それに対して、デミウルゴスはアインズの考えている目的を守護者達に説明する。

 ちなみに、アインズはそんなことなど考えておらず、デミウルゴスの言っていることを聞き驚いていた。

 

「アインズ様の世界征服を実現すると言う御命令が今も変わらない以上、不確定要素が多いこの状況で考えなしに動くことは愚策。それ故、アインズ様は各陣営の情報収集と利用を考えていらっしゃるのです!」

「えっ………?」

 

 デミウルゴスはそんな風に説明をする。

 思考は、ディアブロと似たような物だった。

 それを聞いて、アインズが寝耳に水というような反応をしている中。

 

「なんで私が飼育員なのよ!飼育委員なんて絶対嫌よ!」

「くじ引きで決まったんだから、文句言うんじゃねぇよ」

「そうですよ。諦めて下さい」

「嫌々!」

「私なんて放送委員ですよ!」

「お似合いじゃないか」

「えっ!ど………どこ………どこがですか!」

「私なんて体育委員だぞ!」

「もっとお似合いだよ」

「やれやれ…………」

 

 アクア、めぐみん、ダクネスは割り振りに不満があったのか、そんな風に反応していた。

 それを聞いて、カズマや湊翔達が対応している中。

 

「言い換えれば、これは偉大なる恩方に使えるものの責務にして、アインズ様の希望に沿える域に達しているかアピールできる好奇ではないでしょうか?」

「ツマリ、ソレゾレノ委員デ結果ヲ出セトアインズ様はオッシヤッテイル……」

「その通り!」

「えっ……?」

「分かったでありんす!このシャルティア、保健委員を完璧にこなしてみせるでありんす!」

 

 デミウルゴスはアインズのために守護者達にそれぞれ他陣営のことを調べる様に話す。

 それを聞いたコキュートスやシャルティアはアインズの為に自信を入れていた。それを聞いているアインズはまた驚いていた。

 ロズワールはそれを見て、去ろうとするが。

 

「……………ベアトリスぅ、どうしたのかぁ~な?」

「話があるのよ、ロズワール!」

「先生だぁ~よ?」

 

 そこに、ベアトリスが現れて、そう話しかける。

 ロズワールがそう言うと、ベアトリスは口を開く。

 

「アレで公正なくじ引きなんて、笑わせるんじゃないかしら!」

「それはどういう事かぁ~な?」

「何を企んでるのかって話なのよ?」

 

 ベアトリスがそう言い、ロズワールが惚けると、ベアトリスはロズワールを睨みながらそう聞く。

 どうやら、ベアトリスもさっきのくじの結果に疑問を持っていたのか、ロズワールの真意を聞こうとするのだった。

 それを聞いたロズワールは。

 

「企むぅ?そんな無意味な事はしないとぉ~も」

「それはどう言う意味かしら⁉︎」

「結局は、決められた役割をこなすしか無いのさ。君も……私も………皆もぉ~」

「あっ!ちょっと待つのよロズワール!」

 

 ロズワールがそう言うと、ベアトリスはそう問いかける。

 すると、ロズワールは歌混じりにそう言うと動き出す。

 ベアトリスが呼び止めようとするが、ロズワールはそのまま去っていく。

 授業は進んで放課後、各委員会メンバーがそれぞれ集まり、話し合う時間が訪れた。

 

「(………お父さん、お母さん。カズマです。僕は死んだと思ったら、駄目女神、略して駄女神とどうしようもない異世界で、一部のどうしようもない連中と一緒に生活をしていました。でも今、何故か別の異世界に行ってしまったようで、学園生活を送る羽目になっています。登校拒否になってた僕が学校に行っているだなんて、今の僕を見たら二人はさぞ驚かれるでしょうね。でも……一つだけ言わせてください………。)ここに居る連中、どう見ても学生じゃないんです!本当におかしいんです!」

 

 カズマは、モノローグ気味に父と母にそう言っていたが、突然叫ぶ。

 風紀委員で集まっていたが、ターニャ、デミウルゴス、アーク以外は倒れ伏していた。

 つまり、カズマ、ケロロ、テルティナ、ロゥジー、アリアンが倒れていた。

 

「どうしたんだ?サトウカズマとか言ったか?」

「同級生に幼女が居るんです!」

「………………」

「同級生に悪魔が居るんです!」

「どうなってるんでありますか⁉︎」

「同級生にカエル型宇宙人が居るんです!」

「体が…………⁉︎」

「同級生に王女が居るんです!」

「動けな…………⁉︎」

「同級生に勇者が居るんです!」

「大丈夫か?」

「同級生に骸骨騎士がいるんです!」

「動けない…………⁉︎」

「同級生にダークエルフがいるんです!」

 

 ターニャ達がそう言う中、カズマはそう叫ぶ。

 すると、アークが口を開く。

 

「それで……………いつまで倒れているんだ?」

「なんか、動けないんですけど⁉︎」

 

 アークがそう聞くと、カズマはそう叫ぶ。

 それを見ていたデミウルゴスは、思っていた。

 

「ふむ…………。『まさか………支配の呪言が効かない者が2人もいるとは………。どうやら、力関係が色々と複雑ですね………』」

 

 デミウルゴスはそう思う。

 デミウルゴスは、支配の呪言を放ったのだ。

 ちなみに、デミウルゴスの支配の呪言が効かなかった理由としては、アークはレベルをカンストしており、カズマはレベル40以上には達していない為、効いている。

 だが、ケロロとアリアンとテルティナとロゥジーは効いてしまった。

 この4人には、レベルという概念が存在しない為だ。

 

「表を上げてよし!」

「なっ………なんだったんだ………?」

「ゲロ………?」

『もしや、デミウルゴスが何かしたのか?デミウルゴスがそう言ってから、カズマ達が倒れたわけだし…………』

「テルティナ様、大丈夫ですか⁉︎」

「え、ええ…………」

「何だったの…………?」

 

 カズマ、ケロロ、アリアンが戸惑い、ロゥジーがテルティナに話しかける中、アークはそう考えていた。

 アークは、デミウルゴスが何かしたのだと判断していたのだ。

 すると、デミウルゴスが声をかける。

 

「大丈夫ですか?気分が悪いようでしたら横になった方が良いかと………」

「心配ない」

「お気になさらず」

「大丈夫よ」

「申し訳ないであります」

「ああ…………俺は…………」

「何をチンタラやっている。日が暮れてしまうぞ。…………立て」

 

 デミウルゴスはそう言うと、カズマ達はそう答える。

 ロゥジー、テルティナ、アリアンが立ち上がる中、カズマとケロロは座ったままだった。

 すると、ターニャがそう言う。

 

「ゲロ?」

「……………今、なんと?」

「……………立てと言ったのだ!

 

 それを聞いたケロロ達が首を傾げながらそう聞くと、ターニャはそう叫び、カズマとケロロが立ち上がる。

 

『この人間……………支配の呪言の様な物を…………!』

 

 それを見たデミウルゴスは驚く。

 そして、ターニャが宣言する。

 

「私が風紀委員長になったからには、緩い世界は許さん!」

「ほう…………!」

「規律だ!規律の先に自由!それを徹底してやる!」

「それは良い考えですね!その為にはルール作りをしなくてはなりません」

「あぁ、細かく定めて行くとしよう!時に……」

 

 自ら風紀委員長を名乗り出たターニャはそう叫ぶ。

 規律の先に自由を入れると。

 ターニャの意見に対してデミウルゴスは頷いており、早くも話が合うようになったターニャとデミウルゴスはというと。

 

「貴君は中々話が出来そうだな!流石はアインズ君の仲間だ‼︎」

「貴方こそ!流石はアインズ様がお認めになられるだけの事はありますね‼︎」

「改めて、私の名はターニャ・フォン・デグレチャフ。ターニャと呼んでくれても構わない……」

 

 と、ターニャとデミウルゴスは馬が合い、ルールの策定に盛り上がっていた。

 それを見ていた人たちは。

 

「………これから、忙しくなりそうですね………」

「そうですね」

「我も頑張るとしよう」

「そうね」

「ケロロ。お互いに、頑張ろうぜ」

「そうでありますな」

 

 そんな風に話をしていた。

 一方、グラウンドには体育委員が集まっていた。

 

「僭越ナガラ、体育委員長ヲ務メサセテモラウ事ニナッタ」

「確かに、この中で1番強そうだしな」

「だな」

「よろしく頼むぜ!」

「よろしくね!」

「よろしく」

「そうですね」

「皆、よろしくね」

「おう」

 

 コキュートスはそんな風に挨拶をする。

 そんな風に挨拶をする中。

 

「それより!どんな事をする⁉︎身体に縄を括り付けて吊るすか⁉︎いやそれよりも、ジャイアントトードの口の中でドロドロに……」

「娘……」

「何だ?見るからに狂暴そうな体育委員長!」

「何だ、その呼び名は」

「始まった…………」

 

 ダクネスの性癖全開気味の発言に、コキュートスはそう言う。

 それに気づいたダグネスの言った事に対してギロロが突っ込み、白夜はそう呟く。

 

「その四本の腕は何の為にある⁉︎私の両手両足を押さえつける為にあるのだろう⁉︎」

「違うんじゃないの?」

「えっ?」

「そしてお前は言うのだ……これで身体の自由は奪った、泣いて謝ってももう遅い……だが私は負けない!」

 

 ダクネスはコキュートスを見ながら、そんな風に叫ぶ。

 それを聞いて、ラッミスがそう突っ込み、ほまれは唖然となる。

 ラッミスのツッコミに気付かず、ダクネスはコキュートスを見ながら叫ぶ。

 

「しょんな私に!お前達は冷気をかけて行き、鎧を剥くのだ!身体の柔らかい部分を重点的に……柔らかいぃ……敏感な所を……重点的にぃ!そして、そのまま弄ばれて………!」

「何ヲ言ッテイルノダ?」

「何を言っているんだぜ?」

「これ何が起きているんだ?」

「分からねぇ」

「どういう事なの?」

「さぁ…………?」

「ダメだこいつ……………」

「…………この人も仮面ライダーなのに、ダメな性格なのね………」

 

 ダクネスが性癖で顔を赤く染める中、コキュートス達はそう言う。

 そんな風に色んな人たちが話していると、ヴァイスとギロロが話しかける。

 

「ダクネスさん、コキュートスが困っている………」

「貴様、何を言って………」

「だぁあああああああああああああああ!」

 

 ヴァイスとギロロはそう言う。

 すると、ダクネスが大きく叫ぶ。

 

「貴様ぁ⁉︎同じ人間種であると言うのに異形の者達と手を組み、その屈強な腕と眉毛で私を慰み者にしようと言うのかぁ⁉︎」

「何故そうなる⁉︎」

「今、屈強な眉毛って言ったか?」

「言ったな」

「屈強な腕はともかく、屈強な眉毛ってなんなんだよ」

「どうなっているんだ………」

 

 ダクネスがそう叫ぶと、ヴァイスが唖然となり、他のメンツもそう話す。

 すると。

 

「はぁ…………少しは落ち着けよ、ララティーナ」

「なぁぁぁ⁉︎び、白夜!その名で呼ぶなと言ったはずだろう!」

「お前がいつまでも落ち着かないからだろうが」

 

 白夜はため息を吐くと、そんな風に言う。

 それを聞いたダクネスがそう叫ぶと、白夜は呆れながらそう言う。

 それを聞いた他のメンツは。

 

「ララティーナってどういう事なの?」

「ああ。こいつ、本名はダスティネス・フォード・ララティーナって言ってな。元の世界では王国の懐刀って呼ばれるほどの大貴族のご令嬢なんだよ」

「ダクネスが貴族なのか⁉︎」

「………………!」

 

 ラーニヤがそう聞くと、白夜はそんな風に言う。

 ダクネスが貴族の令嬢だというのを。

 灯悟がそう聞く中、ダクネスは顔を赤くして震えていた。

 

「……………で、ダクネスはララティーナって名前で呼ばれるのが恥ずかしいんだよ」

「えぇっ⁉︎なんで⁉︎可愛いじゃん!ララティーナって!」

「確かに、良い名前だと思うぜ!ララティーナ!」

「なっ⁉︎」

 

 白夜がそんな風に言うと、ラッミスと灯悟はそう言う。

 それを聞いて、ダクネスが止めようとするが。

 

「私も可愛いと思うな〜。ララティーナって。ほまれちゃんはどう思う?」

「私もイケてるとは思うよ」

「ララティーナ…………可愛いと思うよ!」

「俺もララティーナの方が可愛いと思うんだがな」

「だな。ララティーナ」

「もっと自分の名に自身を持って良いと思いますよ。ララティーナ殿」

「ララティーナ……良キ名ダト思ウゾ」

 

 夏美を皮切りに、ほまれ、ラーニヤ、ケーニッヒとノイマン、ヴァイスとコキュートスまでもがララティーナ呼んでいく。

 それを聞いて、更に顔を真っ赤にするダクネスだった。

 すると。

 

「こ……こんな、こんな辱しめは、私が望む凄い羞恥責めとは……違うかにゃ⁉︎」

「………今、にゃって言わなかったか?」

「言ったな」

「確かに言ったな」

「くっ…………くっ殺!」

 

 ダクネスは顔を赤くして、涙目になりながらそう言うと、両手で顔を覆う。

 それを聞いて、ケーニッヒ、ノイマン、ギロロがそう言うと、グラウンドには、ダクネスの叫び声が響いた。

 


 

「……遂に輪廻が回り始めたか。フッ!」

 

 その頃、門のお肉屋さんの店番をやっていた湊翔達の世界の出身である荒くれ者は、意味深な発言をしながら笑みを浮かべるのだった。




今回はここまでです。
今回は、委員会決めです。
委員長は、エミリアだけでなく、リムルとフォルテも入りました。
人数が多いので。
そして、風紀委員と体育委員でやりとりがありました。
ララティーナという名前で弄られるダクネスだった。
そして、次回は飼育委員、放送委員の話をやって、臨海学校の話に入っていきます。
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