実力を隠していることには気付かないでほしい 作:ユーザーネームを隠している
僕の実力は隠さなければならない。そうしなければ僕も皆も危うくなってしまうだろう。
皆は僕の隠れ蓑だけど、この居心地の良い日常は既に僕の宝物になっている。見捨てることも見殺しにすることも難しい。
「鵺?」
昼休み、ハムサンドをほおばっている時だった。
いつも通り机をがっちゃんこさせての昼食。
彼女がオカルト研究部に所属しているからの話題なんだろうけど、その後続いた言葉に思わずげんなりする。
「そーそー! 最近出てるんだって! 鶏とか牛とか、家畜がみーんな食べられちゃうって! お腹から!」
「……食事時の話じゃないよね、それ」
「あれっ、
鵺。いわゆる日本産キメラだ。いや道教出身説もあるから一概に日本産とは言えないかもしれないけれど。
それが……えーと?
「牛はわかるけど、鶏のお腹ってなに……? 仮にお腹から食べるのだとして、そんな細かいんだ鵺って」
「確かに。言われてみりゃこまけーな。鶏サイズなら丸呑みでよくね?」
「い……胃マニア、とか……?」
「それは確かにとんでもないかもね……」
鶏だけに。
もとい。
「い、いいじゃん! そういうものだってオカルトって! ふんだ、有仁はホント夢ないよね!」
「食べてる時に叫ばないの、有楽」
真名に窘められる有楽。いや、うん、大人げなかったかもね。それはごめんね。
けど、夢か。
夢もなくなるというものだよ、誰だって。こんなチカラを身に宿してしまえば……。
「でも、実際なんで鵺なんだろうな。適当な妖怪引っ張ってきたにしてももうちっとそれらしいのいるだろ。鎌鼬とかさ」
「確かに。イメージ的に鵺って結構な巨体だよね。それこそ鶏なんか丸呑みか頭からかじりそうなくらいには」
「犯行現場からの推察じゃない、ってことなのかも」
「真名、それってどういうこと?」
「だから、その辺りの事実関係がどれほどおかしくても、鵺だっていう確固たる自信があるってこと」
「……つまりなんだ、見たやつがいるってことか、鵺を」
びゅう、と強い風が吹いた。カーテンが膨れ上がり、九月の中庭を僕たちに見せてくる。
そこに。
……特に何もいなかった。
「っ……!」
「これ……」
「嘘だろ、まだ昼間だぜ!?」
「前回もお昼だったよ……!」
何か焦り出す良八たち。まだ昼間。まぁそうだね。早く夕方になってほしいね。眠ってタイムスキップしたいけど午後体育あるんだよね。
また強い風が吹く。うーん良い夏終わりの風だね。これくらいの涼しさが永遠に続けばいいのにね。
「すまねえ有仁、ちょいと……先公には適当な言い訳しといてくれ!」
「何があっても校舎の外へは出ないで。……わかった? 有仁」
「でも五限目体育だよ? どうやったって校舎の外には出ちゃうって。あと理由は」
「フロム私天気予報! もうすぐ直径30cmの雹が降ってくるって!」
「あー、まぁそういうことだ有仁。あり得ないと思うかもしれんが、マジだ。じゃあな!」
言って、ドタバタと教室を出ていく四人。
30cmの雹か。それは校舎内にいても危険な気がするね。……最悪僕のチカラで。
いや、ただの自然現象にこのチカラは使うべきじゃないか。
それにしても、外が危ないというのなら、僕以外の皆にも言ってあげればいいのに。
雹ではないものが出るにせよさ。クラスメイトの皆にも注意喚起必要じゃない?
結局雹は降らなかったけど雨が降ったので体育は体育館で行うことになった。
四人はまだ戻ってきていない。そのことを先生に言い訳しようとしたら、保健の先生から聞いているから大丈夫だと言われた。寝る間も惜しんで四人分の言い訳を考えた僕の時間を返してほしい。
風が強いこともあってか雨は横殴り。決して新しいとは言えない校舎や体育館に暴風があたるとギシギシ音が鳴って怖い。
照明とか落ちてくるんじゃないかな。挟まっているバレーボールとバスケットボールは気軽に落ちてきそうではある。
「実浦有仁。今日、君とペアを組むことになった
「いや、今更自己紹介されなくても知ってるよ。もう九月だよ?」
「む、そうか。それならいいんだが」
眼鏡をかけた男子生徒。僕たちのグループとはあまり関わらないけれど、女子たちにりーくんと呼ばれているのだけは知っている。りーくんと呼ばれてきゃいきゃいされていることくらいしか知らない。お弁当を食べる時いつも女子に囲まれていて声をかける余地がないことを羨ましく思っていたりしない。
なお、眼鏡をかけているからといって運動のできなオタクとかそういうステレオタイプなことはない。というか体育はかなりできる方。ロンダートしながら跳び箱とか跳べちゃう。
「で、ペアって?」
「……先生の話を聞いていなかったのか?」
「うん。ああラジオ体操はちゃんとやったよ、安心してほしい」
「わが校の準備運動にラジオ体操が使われたことが一度でもあっただろうか」
「一度も準備体操の音頭を聞いたことが無いからラジオ体操にせざるを得ないんだよね」
「先生の話は聞いた方が良いぞ。特に体育は危険だからな」
「返す言葉もないね」
ただ、僕はチカラも実力も隠しているから、真面目にやっちゃいけないんだ。
真面目に聞いて、真面目に授業に取り組んだら……それも体育なんて実力の出やすいものへ真剣に向き合ったら、チカラが露呈してしまう。
そのセーフティだよね、謂わば。
「クラスの女子に倣って、敬意をこめてりーくんと呼んでもいいかな」
「前置きの文章が要らなかったがいいぞ。では僕からは親愛を込めてゆーくんと呼ぼう」
「ということで壮田くん、僕の聞いていなかった授業内容を教えてほしいな」
「成程君は敵を作りやすい性格をしているね?」
そんなことはない。本信曰くヒロイン力が高いらしいし、実力を隠しているから僕の実力を垣間見た子とかには爆モテするはずだ。
まだそんな子には出会っていないけれど、確実に。
「バドミントンだよ。ペアを組んでダブルスをやるんだ」
「自慢じゃないけど僕は球技が壊滅しているよ」
「安心していい。バドミントンは球技じゃない」
「甘いね。バドミントンは球技に分類されるんだ。あれは羽玉といって、れっきとしたボールなんだよ」
「そうなのか……。でも定義においてボールだとしても、扱うものが球体でなければ球技ができないは発動しないだろう?」
「甘いね。僕はフィジカルは良いのに運動音痴であるとされているよ」
「されていない方が良いと思うぞ」
勿論チカラを解放すればオリンピックだってメじゃない。けど隠している以上は無理だ。
誹りを受けるのは悲しいけれど、耐えなければならない。僕の実力がこんな場所で露呈するというのは看過できないのだから。
「けど、大丈夫かな。君とペアを組んだら後々刺されそうだよ。壮田くんだけに」
「言うじゃないか有仁くんだけに」
「結構苦しいね」
まぁ僕は女子じゃないので大丈夫だろう。
女子が睨むのはりーくんを狙う女子だけであるはず。なんかめっちゃ睨まれてるけど多分全く関係のないことで睨まれているのだろう。え、なにそれ怖い。
ドーン! と大きな音がした。
「っ!?」
ひし、と。
……僕に抱き着いてくるりーくん。
「雷怖いの?」
「え、ぁ……い、いや、そんなことは」
続けてドンドンとさらに轟音。これどっかに落ちてるのかな? この辺の避雷針ってどこだっけな。
そしてそのたびに僕の腕へ抱き着いてくるりーくん。君が女子ならふにっとした感覚があったのだろうけど、とても硬いね。良い胸板だね。ちゃんと鍛えているんだね。
ピカァ! と体育館の外が光る。
それと同タイミングで、「きゃあ!?」という悲鳴が隣で上がった。
「……壮田くん、もしかしてだけどさ」
「あ、いや、そのこれは」
「普段から理知的なイメージのある口調なのに悲鳴が女の子みたいなきゃあなのを隠したいとかそういう感じ? いいよ協力するよ僕」
「……あ、うん。実はそうで……」
わかるよ。決して言わなかったけど、小さい頃近所に住んでいたひょろっひょろのお爺さんの笑い声が「ピヒャヒャヒャヒャ!」っていうので流石に大秘宝求めてるんじゃないかってツッコミかけたもんね。でも生来の笑い声を笑いものにするのはダメだよ。ぴきゃららら。
また、雷が鳴る。
大丈夫かな。木造校舎だけど燃えないのかな。
「実浦有仁。君は……怖くないのかい? 神生りは……その、僕たちのような学生にとっては、恐ろしいだけのものだとばかり」
「え? 雷が? あー……どっちかというと好きなんだよね、雷」
「す、好き?」
「雷とか暴風とか、マンガ読む時によく聞いてる。音楽だと歌詞とか音色が情報として耳で処理されちゃって妙に集中力切れるんだけど、ホワイトノイズとかピンクノイズとか環境音は集中するのに最適なんだよね。パターンが無いからさ」
……まぁノイズ二つはあるけど感じ取れないだけかもしれないけど。
「神生りを……作業用のBGMにする、なんて。……そんな人がいるとは思わなかった」
「現代日本には結構いると思うけどなぁ。需要も高いし」
ところでさっき抱き着かれた時から周囲の女子の目がとんでもないんだけど、僕にそっちのケはないからね。そういうものを否定することはないけど僕にはないからね?
その後、バドミントンは圧勝した。僕は打ち返すので精一杯だったけど、りーくんは凄まじいショットを何発も叩き出していた。
……ふふ。実力を隠す必要がないのは、とっても羨ましく見えるよ。
***
ぬかるんだグラウンドを歩く。
もう放課後だけど、四人は戻ってきていない。このまま帰るのは流石に友人として不義理が過ぎる。
だから、グラウンドにいる。……いや僕らのクラスはなんか委員会で使うとかで追い出されたんだよ。それで、他の教室に入り浸るのもなんか感じ悪いから、グラウンドにいる。
ぬかるんでいても部活はある。だから運動部がグラウンドに出張ってきていて、今は準備運動の最中かな。
「っと、どーした実浦。野球部はいっか?」
「待てよ、
「うん、どっちも遠慮しておくよ。九月だと、もうチームも出来上がってるだろ」
そんな僕に声をかけてきたのは二人の男女。
「あ、お前じゃなくて伊賀糸のやつを連れてきてくれたっていいんだぜー」
「おい、聖鳴。彼氏の前で堂々浮気か?」
「ばっか、そんなんじゃねーって。つーかウチはずっとお前一筋だっつの」
うわ、止めたのに始まった。この二人確か二人でいるとずっとこれをしちゃうからって別々の部活に入ったはずなのに、結局やるんだ。
「待ってるんだ。まだ帰ってこないみんなを」
「……あー、伊賀糸たちをか。んー……まぁ……」
「
「ってことは、二人はみんながどこに行ったか知ってるの? しかもその言い方だと学校の敷地外?」
「え゛……あ、そっか実浦って……」
「っぶねー! そういやそうだったわ!」
何か開示しかけたらしい。おいおい、しっかりしてくれ。
僕はチカラを隠さなければならないんだから、こんななんでもない場所で君達の秘密を聞いて、あいつらの目に留まるようなことにはなりたくないんだよ。
あー……二人とも次言う言葉を失っちゃってまぁ。
仕方ないな。助け船をだしてあげるか。
「ところでいいのかい、二人とも。後ろの方で先輩と思しき影が怒り心頭のにっこり笑顔だけど」
「げ、忘れてた! じゃ、じゃあな実浦!
「あの笑顔はグラウンド十周じゃすまされなそうだな……ハハ……んじゃあな、実浦……」
「うん、頑張って」
助け船は出したさ。泥で作ってあっただけで。
背中に火をつけられないだけマシだよね。
さらに待つ。時ばかりが過ぎていく。
段々とグラウンドの土も乾いてきた……そんなころ。
ケーン! と、鳥の鳴く声が聞こえた。
……え、雉? そんなことある?
でも雉の鳴き声はケーンだよね。桃太郎で読んだから合ってるはず。
なにか悲痛な感じだった。……そういえば鵺が出るとかなんとか。それ自体はなんか別の怪物の暗喩なんだろうけど、対鵺用のトラップが仕掛けられていてもおかしくないよね。
それに雉がかかってしまったとか。
ワンチャンス、雉を助けたらお礼に綺麗な布と美少女がついてくるかもしれない。ついでに傘のない地蔵の雪も払って、チェンジリングされたアヒルの子も元の場所に返してあげよう。
そんなことを考えながら向かった先に、裸の女の子がいた。
うーん。
「っ、あ、あ! どうして、隠形が」
「ああ叫ばないで。ちょっと待っててね、保健室からシーツかっぱらってくるから」
「かっぱら!?」
今ここで僕が全裸になるわけにもいかないし、この年頃は男ものが嫌な可能性もあるからね。
踵を返して早歩きで校内へ。そして保健室へ赴き、失礼しまーすと言いながら入ってシーツに手を掛ける。止められた。
「何をしているのかしら、実浦有仁くん」
「
「本当にそうだとしたらシーツ如きじゃどうにもならないわ」
「大丈夫ですビルが百六十階建てなだけで落ちそうになっている階層は二階なので」
「本当に緊急事態なら叙述トリックみたいなことをするのはやめなさい」
仕方がない。
説明をしよう。
「雉の鳴き声がしたんです」
「唐突ね。続けて?」
「そこへ向かってみたら、全裸の女の子がいて」
「今のところ妄想ね。続けて?」
「女子の着替えを盗むのはなんだか憚られるので、シーツをかっぱらおうかと」
「なんだかではないし、かっぱらってはいけないのよ実浦有仁」
緊急事態だというのに懇切丁寧な説明をしてあげたんだ、そろそろ理解してほしいものだけど。
「雉の鳴き声がしたのでしょう?」
「はい。ケーンと」
「じゃあ、問題ないわ。その子は捨て置きなさい」
「いや流石に倫理に問題がありますよ。無茶言わないでください
なんてひどいことを言うんだ。
仮にもしあれが世間を騒がせている鵺で、一時的に人の姿を取っているだけなのだとしても、それを全裸で放置していい、はどうかと思う。
これは僕に隠された力があろうとなかろうとスルーしてはいけない問題だよ。あわよくばとか一切考えていないよ。
……ただ同時に、何か事情があるのだとわかった瞬間、僕の中から熱量が抜け出ていっているのも事実だ。
必死になって助けて、その結果僕のチカラの露呈に繋がるのなら……とか。
「ああほら、また
「確かに彼女は細かったですけれど、これ以上細くなったら死んでしまいますよ。さ、大人しく女生徒の服を貸してください」
「シーツは?」
「シーツより服の方がいいでしょう」
務茶先生ははぁと溜息を吐く。
そういえばどうしてこの人保健室でパンツスーツなんだろう。いや別に悪いワケじゃないんだけど、それで足まで組んでいるともう悪の女幹部だよね。
「いい、実浦有仁。あなたが遭遇した子は」
その時、ガラッと保健室のドアが開いた。
乱暴に戸を開けたのは……りーくんだ。
「務茶先生! ストップです……! 実浦有仁は何も知りません!」
「はぁ? だから教えてあげようと……。……待って、もしかして特保だった?」
「です!」
「僕はお茶ではないけれどね」
トクホではないよ僕は。ラリホーではあるかもしれない。僕ってば癒し系男子を目指しているからね。
しかし、なんだろうなトクホ。特別保健用食品のことではないにせよ、多分漢字はそう遠くないはず。
「私も……ヤキが回ったものね。SPTを忘れるとか……」
「いえですから、先生……」
「ああ、わかっているわ。……そういうことで、実浦有仁」
「なにもということではないけれど」
「こっちにはこっちの事情があるのよ。悪いけどシーツは貸せないし女生徒の服もない。……ああ、っていうか丁度いいじゃない、壮田力衣から」
「先生!?」
「……っと、こっちはこっちでか。はー、疲れているわね、私。有給取ろうかしら」
いや、誤魔化されない。
ふっ……。
「壮田くん。……君、女生徒の服を持っているんだね?」
「う……あー、いや」
「そういう趣味か。ちなみに盗んだものではないんだよね? 自分で買ったもの。そうだね?」
「へ? あ、ああ。……あー、そう、そうだよ。僕はその……女装が趣味でさ。家の中でだけ、だけど」
「うんうんうんうん。君ほどの甘いフェイスなら女装してもそれっぽくなりそうだよね。羨ましくはないよ別に。……あ、で、今女生徒の服が欲しくて仕方がないんだけど、君が使っているものを譲ってくれたりはしないかな」
「え……」
まぁまぁ、今日一時バドミントンでペアを組んだ仲じゃないか。
浅っっっさ。
「い、いや、……家に取りに行かないと」
「そうなのか。それじゃ間に合わないかもな。とか言っている間に23秒が過ぎてしまった」
というか務茶先生とのコントで時間を使い過ぎた。
これはもう誰かに見つかってしまって見つけた男子が着ているものを全て脱いでパンツ一丁になりながら少女を助けるイベントが完遂されているかもしれない。
何てことを考えていたら、ケーン! と、けたたましい声が校舎の壁を挟んだ外を通り抜けていった。
「あの状態からまだ動けたのか……!?」
「逃げちゃったのかな、雉」
「き……あぁ、かもしれない。まぁこれだけやられたらもう人里で悪さはしないだろうから、逃がすという判断を取ったのやもしれないが」
「雉って害鳥だっけ?」
「そういう雉もいるんだよ」
ふぅん。
ま、それで誤魔化されてあげるか。あの子はもういないのだろうし。
「あ、いた! 有仁、私達を待っててくれたって聞いたけど、ほんと!?」
物凄い速度で現れたのは真名。その後ろから続々とイツメンが。
「ホントだけど、どうしたの真名。まるで有楽だよ」
「ちょっと、それどーゆーイミー!?」
「イノシシみてぇってことだろ」
「本信! 殴るよ!?」
「もう殴ってるし止めてる」
ふむ。……皆、特に怪我とかはないっぽい。
困るからね。ただの隠れ蓑だけど、怪我とかして帰ってきた暁には……僕もチカラを解放せざるを得ないから。
そうなってほしくないから、みんなにも怪我はしてほしくない。どんなことに首を突っ込んでいるのか知らないけど、安全第一でね。
「帰ろっか」
「さんせー」
「あの真名? 今の大声の理由がまだ聞けていないんだけど」
「知らなーい。……ああ、有仁の声を聞くと、日常って感じがするなー」
「それはどうも。あ、壮田くんはどうする? 一緒に来る? ごめんね放置しちゃって」
「いや、構わない。好きなだけ学校生活を謳歌してほしい。それじゃあ」
「あ、うん」
なんだか保護者みたいだなって思った。あ、早く家に帰って女装したかったのかな。
うん、まぁ。
ちょっぴり知らない世界を知ることができた日、だったかな、今日は。