IS転生記録   作:⊂((・x・))⊃

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7歳になりました。

七歳になりました。

 

師匠に鍛えてもらって早2年。鍛えて貰ってて分かった。

この身体、異常に身体能力が高い。師匠も驚く程に高い。

うん、まあ50m7.3秒の小学1年生ってそうはいないよね。

因みに、師匠とは更織楯無さんの事だ。

師匠と呼べとは言われていないが、コレは俺なりのケジメなのだ。教えを請う以上、相手に敬意を表さなければいけないという自分なりの決意なのだ。まあ、それを伝えたら苦笑いされたけど。

 

まあ、そんなこんなで現在七歳。

師匠の登場によりあの世界の可能性が増えてしまったが、まあ大丈夫だよね?師匠まだ子供いないって言ってたし。

いらん情報だけど、師匠は奥さんの事になると異常に話が長い。「いつもは真面目でツンツンしてるけど、時折見せるデレがたまらない」「眼鏡をしている」「照れた時の顔は鼻血モノ」など、とにかくノロケまくる。

挙句の果てにはスリーサイズまで教えようとしてくるのだ。喋ろうとした瞬間顔面に国語辞典がクリーンヒットしてたけど。

投げた方向見たら師匠の奥さんがいた。顔が真っ赤で肩で息をしていた。

うん、可愛い。師匠の言ってた事も分かるわ。あとスリーサイズは後で聞こう。

そう考えてたらいつの間にか師匠と2人で道場で眠っていた。

何故だろう、眠った時の事を思い出すのが恐ろしく怖い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7歳と2ヶ月になりました。

 

今日はウチの母の職場にいる。基本放任主義の母だが仕事には熱心なのだ。

何故職場にいるのか。それは母の職場が幼稚園だから。

いや、まあそれだけではなく、何やら母の兄弟の娘さんとその友人がこの幼稚園で孤立しているらしく、何やら助けて欲しいとの事。

んなこと俺に言われても…と最初は渋ったのだが、自分の部屋をくれるという条件が提示されたので思わず喰いついてしまった。

仕方ないじゃないか。今まで自分の部屋が無くて小学1年生には絶対理解出来ない本とか読めなかったんだから。

 

まあ、そんなこんなで俺は幼稚園にいる。

孤立している子供を探しているんだが…うん、何処だよ。

もしかしたら室内じゃないのかも知れない。

そう思って外に出て見たが…。あー、あれじゃ誰も寄らないわな。

メチャクチャ目付きが悪い。もう1人の方は幼稚園生でパソコン弄ってるし。

 

…あっるぇー?よーく見たら見憶えある顔してるぞぉー?あの2人…。

いや、違うだろ。違う違う。うん違う違う。他人の空似だ空似。ホント違うって。違うって言ったら違うの!!……違うよね?

取り敢えず違うという一縷の望みに掛けて話掛ける事にした。

 

「なあ、君、名前なんて言うんだ?」

「…お兄さん、誰?」

 

質問を質問で返されてしまった。ふうむ。どうやらイキナリ邪険にするつもりは無いようだ。目付きは悪いが。目付きは悪いが。大事なことな(ry

 

「ああ、俺はここで働いてる織斑先生の息子だよ。皆の面倒を見るよう頼まれてね。で、君の名前を教えてくれるか?」

「わ、私は、織斑…織斑、千冬」

 

……あー、やっぱりですかー。原作キャラでいらっしゃいましたかー。しかも年下なんですかー。

…………やべえ、帰りたい。もうダメじゃん。認めるしかないじゃん。

……ここはIS《インフィニット・ストラトス》の世界だと今確定しました。

あー、死亡フラグとか立ちまくるんだろうな。神様俺に特典とかで死なない身体とかつけてないかな。ないか。

 

「そ、そうか…。じゃあ千冬ちゃんって呼んでもいいかな?俺も織斑だからさ」

 

少し落ち込んでたからか、最初の方で噛んでしまった。恥ずかしい。死にたい。

因みにちゃん付けはただ単に子供らしく見せるためだ。

 

「うん、大丈夫。その…お兄さんはなんていうの?」

「あー、俺?俺は織斑万秋。呼び方はなんでもいいよ。ヨロシク」

「じゃ、じゃあ…万秋兄さん…」

 

そう言うと顔を赤くして俯いてしまった後の世界最強。

…おい、ホントに織斑千冬なのかこの子。子供の頃こんな可愛かったのか織斑千冬。

 

「うん。千冬ちゃんは他の子達と遊ばないの?」

「遊びたいけど…私が行くと、皆逃げちゃって…ぐすっ」

 

泣き始めてしまった。ちょ、マジか。やべえどうしよう。コレ他の人から見たら俺が泣かしてるようにしか見えないじゃん。

…ムウ。仕方ない、ここは俺が一肌脱ぐしかあるまい。

 

「よし、じゃあ他の子達に混ぜて貰おう」

「…え?で、でも…」

「大丈夫だよ。ほら、行こう」

「…うんっ!」

 

今度は打って変わって満面の笑み。うん、可愛い。やっぱり子供はこうでなくては。

 

「ねえ、一緒に遊んでもいいかな?」

「えー!ヤダよー。千冬ちゃん顔怖いんだもん〜」

 

おままごとをしている子達に狙いをつけて突撃してみたんだが…。フム、やはりこの顔が原因か。あ、千冬ちゃんちょっと涙目。

でも大丈夫大丈夫。千冬ちゃんのそれが原因ならすぐ解決するから。任せなさい。

俺は千冬ちゃんの後ろに回って、両頬を引っ張る。

 

「大丈夫だよー。ホラ、怖くないでしょー?」

「……」

 

返ってきたのは沈黙。むう、選択肢を間違えたか…?

 

「「「アハハハッ!」」」

「ふえっ?」

 

千冬ちゃんが呆けてる。可愛い。

いやあ、でも、まあウケてよかった。子供の笑いのツボは浅くて助かるね。うんうん。

 

「千冬ちゃん面白い顔ー!」

「いいよー!一緒に遊ぼー!」

「…え、あの…」

「千冬ちゃんおままごとやろー。何やりたい?」

「…!じゃ、じゃあ…!」

 

フム。子供のコミュ力は侮れんな。すぐに遊びの輪に入っていった。

さて、問題は後一人か…。

 

「さて、君の名前はなんて言うのかな?」

 

千冬ちゃん達のところから一度離れて、もう1人のパソコンぼっちのところへ。

ぶっちゃけこいつとの距離感が分からないんだよねー。

アニメでは意味不明なことしてたし、天災とか言われてたしで、スペックが謎なのよ彼女。

 

「…」

 

…あっれー?無視?無視ですかー?

目の前で手を振ってみる。反応無し。

…ようし上等。そうかそうか、そういうことしちゃうか。何時もの俺ならここでもう諦めてたろうが、今日の俺は一味違う。

今日は俺の部屋の有無が掛かってるんだ。絶対諦めない。

 

「てい」

「あっ!何するんだよお前!」

 

というわけでパソコンを奪ってみた。うむ、これには反応すんのね。

…コレ高校レベルの問題じゃね?え?何?幼稚園児の時代からこんな頭良かったのISの製作者?

…冗談キツイっすよ…。

 

「畜生…!これが才能の違いって奴なのか…!?」

「な、なんでイキナリ泣き始めてるんだよ…気持ち悪いよ…」

 

この世の理不尽を嘆いていたら気持ち悪がられた。幼稚園児に。よし、死のう。

 

「ああ、ゴメンな…ちょっとな…そうそうこの問4間違ってるよ…じゃあ、俺ちょっと精神癒してから再チャレンジするわ…また来るからそん時はちゃんと反応しろよ…」

「え?…あ、ホントだ…ってちょっと待って!」

「…」

 

そのまま去ろうとした俺を呼び止める天災。

俺は頭だけそっちへ向けて、首を傾げる事で何の用かを尋ねる。

俺早く精神回復しに行かなきゃいけないんだから早くしてくれよ。

 

「えっと…なんでコレが分かったの?」

「単純に答えを知ってたから。少なくとも大学入試レベルなら俺は答えられる自信はあるよ」

 

ふふん、とドヤ顔をしてやる。ホラ、相手は将来天災って呼ばれる程の天才だからさ、今のうちに勝ち誇っておきたいじゃん?

これでも元東大生よ?俺。

 

「…じゃあ、これは分かる?」

「ふふん。余裕だね。これはーーーー」

「!!じゃあじゃあ!これは!?これも分かる!?」

「おー、これはーーーー」

 

そのまま暫くの間、問題を出され続けた。

ふう、この世界に来てから一番頭を使ったかもしれない。なんとか間違えずに済んだぜ…。

どうだ、とドヤ顔をしようと天災の方を向くと、目がキラキラと輝いていた。

 

「凄い……束さんでも解けなかった問題なのに……。ねえ!名前教えてよ!なんていうのかなっ!」

「お、おう…。えっと、俺は織斑万秋。君の2つ年上の、小学校一年生だよ」

 

先程までのテンションの違いに若干引いたが、ようやく自己紹介まで辿り着いた。

 

「そっか、じゃあシュウ君だね!私は篠ノ之束だよ!!ヨロシク!」

 

そう言って笑顔で俺に手を差し出してくる天災…もとい束ちゃん。

うむうむ、やはり皆さん笑顔が1番ですな。

俺も出来る限りの笑顔を見せて、束ちゃんの手をとりながら言った。

 

「ヨロシク。束ちゃん」

 




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