IS転生記録 作:⊂((・x・))⊃
ネタがなかった…。
感想下さった方、評価して下さった方、お気に入りして下さった方ありがとうございますm(_ _)m
12歳になりました。
遂にニケタの年齢になった。まあ、まだ小学6年生だけど。
特に変わった点は無い。強いて言うなら50mが6.3秒になったくらい。この調子で行けば高校生でウ○インボルトを超えられるかも知れない。
あ、あともう一つ。毎日俺の家に来る束ちゃんや千冬ちゃんに毒されたのか、ナターシャまで来るようになった。
因みにナターシャからは「ちゃん」は要らないと言われたので呼び捨てにしてます。何故か束ちゃんや千冬ちゃんからも言われたけど。流石にいきなり呼び方変えるのは難しいので少し時間を貰った。
…あれっ、もう既にちゃん付けしてんじゃん。…ふむ、呼び方を変えるのには時間が掛かりそうだ。
そうこう考えている内に鍛練の時間に。今日は篠ノ之道場の日だ。最近は千冬ちゃ……千冬も入ってきて賑やかな道場になってきている。
あー、あと、やっぱり篠ノ之師範代は強かった。10回勝負して一回しか勝てなかった。まあ、めっちゃ褒められたが。なんでも自分に勝てる相手は今迄数人しかいなかったらしい。しかも、剣対剣なら無敗だったとか。やっぱりこの人も師匠と同類か。
あー強い。師匠といい篠ノ之師範代といいなんなのだろうか。
っと、早く篠ノ之道場に行かなければ。
12歳と2日になりました。
今日は更識の鍛練の日だった。んで、恐らく今迄で1番辛い訓練だった。師匠が本気だったと思う。いや、あれは絶対本気だった。死にそう。
いや、なんつーかね?元気ハツラツな刀奈ちゃんがさ、いつも鍛練してる道場の近くの木の上に登ってっちゃったんだよ。んで、休憩してた俺がそれ見つけて、危なそうだなーって思って見てたら案の定木の上から落っこってさ。ダイビングキャッチでギリギリ助けたら、
「将来は万秋さんのお嫁になる!!」
って宣言されて。それを聞いてしまった師匠が大号泣して俺を抹殺しにかかってきたんだよ。もう本気でダメかと思った。まあ、逃げ切ってやったが。最近師匠とも一応戦えるようにはなってきた。素手対素手なら勝率2割くらいにはなったし。槍使われたら瞬殺だったけど。やー、俺も強くなってんだなー。
「万秋ー、千冬ちゃんと一夏君来てるわよー」
「千冬ちゃ…千冬と一夏君?珍しいな、2人で来るなんて」
そう呟きながら一階まで降りて行き、玄関を開ける。
「はーい、何のよ…う…」
「……」
「……」
…2人の雰囲気が途轍もなく暗い。いや、一夏君はそうでもないんだが…千冬ちゃ…千冬が過去最高に暗い。何があったし。
「…なんかあった?」
という訳で聞いてみた。こんな風にズバッと聞ける自分嫌いじゃないぜ。
「…………親に、捨てられた」
……………どうやら巫山戯られる内容じゃないみたい。
家族会議になりました。
と言っても、俺、父さん、母さんだけだが。あれ、家族会議なら十分か。
因みに千冬ちゃんと一夏君はここに来るまでの経緯を教えてもらってからは別室にいる。
まあ、とりあえず先程千冬ちゃ…もういいや心の中くらい千冬ちゃんで。先程千冬ちゃんが話してくれた内容を纏めると、
家に帰る→リビングに手紙と封筒→封筒の中身はお金、手紙には別れの言葉など→ウチに来た
といった感じだ。何かのドッキリかとも考えたが、母が千冬ちゃん達の父さんに電話したところ着拒状態だったので恐らくマジだろう。
……うーん、そういえば原作でもそんなのあったな……いざ自分の知り合いになってみるとめっちゃキツイなコレ。心が痛い。
一応、解決策は考えているんだが…うちの親が許してくれるかどうか……。まあ、当たって砕けろの精神で行こう。もしダメなら他のを考えればいいし。
「…なぁ、母さんーーー「いいわよ」ーーーえ?」
「や、だからいいわよって」
「え、いや、まだ言っても無いのに…」
「じゃあ最後まで言ってみなさい」
「え、……千冬ちゃん達をウチで引き取れないかと…」
「やっぱり予想通り。分かり易いわー、あんた」
………は?ええと?つまり……許してくれるって事なのか…?
「ふん、お前の事など昔からお見通しだ。なにせ、俺と母さんはお前の〝親〟なのだからな」
そう言って口元を僅かに緩める父さん。
……なんだ、俺、めちゃくちゃ愛されてんじゃん。
放任主義かと思ってたけど、ちゃんと〝親〟やってくれてんじゃん。
……畜生、かっけえなぁ、この2人……
思わず涙ぐんでしまった。しかし、今はそんな感動していいところでは無い。
何せ、その〝親〟をなくした2人がいるのだから。
俺と父さん、母さんは別室の千冬ちゃん達が待つ場所へと行き、ドアを開けた。
「あ……」
「…千冬ちゃん、いや、千冬。聞いて欲しいことがあるんだ」
「……あ、ああ」
…やっぱり、辛いんだろう。千冬ちゃんの目には涙が溜まっていた。
フゥーー、と息を吐いてから、千冬ちゃんの目を見る。
「千冬。まずは家族の事だけど……母さんが連絡しても着信拒否で、居場所がわからなかった。本当にごめん」
「い、いや、謝らないでくれ…。万秋兄さん達は、悪くないんだから…」
暗い空気が流れる。千冬ちゃんは肩を震わせて、完全に俯いてしまった。
だから、俺は出来るだけ優しい声で、千冬ちゃんに言った。
「だからさ、ウチに来ない?」
「……………え?」
俯いていた千冬ちゃんの顔が上がる。その顔には驚愕の表情が見て取れる。
「織斑の苗字も変わらないし、部屋も余っている。だから、ウチに来ないか?」
俺の横から、父が言った。
「で、ですがーー「ああ、いや、違うな」ーーえ?」
首を横に振りながら、父はわざとらしく千冬ちゃんの言葉に言葉を被せた。
「済まない。先程の言葉に過ちがあった」
父はそこで言葉を切り、組んでいた手を解き、千冬ちゃん達に差し伸べて、続けた。
「私達を、君達の〝親〟にさせてくれ」
……本当に、どうしたんだろうか今日の父は。カッコよすぎるじゃないか。
「…ッ!ありがとう……ございますッ…!!」
父の手を取った千冬ちゃんの顔は、ぐしゃぐしゃで。けれど、とても嬉しそうな笑顔で。
とても、綺麗だった。
ーーーーーーーー12歳と2日の今日この頃。家族が、増えました。
流石に無理矢理過ぎたか…な?
これから千冬ちゃんと主人公一つ屋根の下。千冬ちゃん一歩リードですね。
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