天草四郎になった私のテイワット旅行記 作:通りすがりの希望厨
「っ....どのくらい気絶していた....?」
と気絶から起き上がった私はそう呟きながら立ち上がる。今は...太陽の光の入り方から午後4時と言ったところか。となると気絶していたとしてはかなりマシとは言え...情報を送られてくるのは助かりますが情報量が膨大過ぎるのが問題ですね。さてそれはそれとして...なるほどこれがナドクライの後で起きることですか。ふむ...博士を完全に倒したストーリーに見えますが...例のトカゲや肉体と精神を入れ替える実験については特に触れられていないか。女皇様あたりが有効活用するのか、それとも博士はまだ生きているのか...どちらにしても因縁が終わったにしろまだ博士の残したものは残ったままと言うことですか。不穏な話です、スネージナヤで何が起きるのやら...それは置いておくとしても今回送られてきた情報はスメールの世界任務の話も絡んでからようです。ジェイド...噂は聞いていましたが本筋にも出てくるのですね。そうなるとフォンテーヌやナタの世界任務の人たちも魔神任務に出てくる可能性もあると言うことか...?私は世界任務を放置しがちだったのでその辺の人たちがこられると少し反応に困りますね。...今考えても意味はなさそうです、情報を整理した後改めて博士のところに向かうとしましょう。
「しかし私も運がいい。気絶している間モンスターに襲われるようなことがなかったのですから。」
とそのようなことを呟きながら私は適当な岩に腰を下ろす。いやもしや何かの意思によって私は生かされているのか...?仮にそうなのだとしたらその者は私に何をさせたいのやら。全人類の救済...と言う馬鹿げた目的は天草四郎や衛宮切嗣あたりでなければ願うわけがありませんし、私がやるとしても正直に言えば世界のルールそのものに干渉する方法で全人類の救済を目指すことになるでしょう。そうなれば天理の邪魔が入るのは必然...そして天理側の者達、執政あたりの話になりますが彼女達も私を救う動機がない。唯一レインドットだけは行動原理が不透明すぎて断言はできませんが他の者達、少なくとも私の感じた印象では世界のルールを破るような方々ではなかった。となれば執政も案から外れる。他の天理側といえば7神などだが彼らはナドクライにはこないでしょうしここの神である月神コロンビーナは...彼女ならありえるのか?昨日少し顔を合わせただけですが彼女曰く私には懐かしいものを感じると言っていました。ならば私に興味を持ってしれっとついてきた可能性も...しかしそのような気配は今のところは感じませんね。クーヴァキの塊のような彼女が近くにいるのであれば感じ取れそうなものですが、感じ取れないと言うことはついてきていないと言うことでしょうか。...いえ、これ以上何者かの介入を疑うのはやめておきましょう。それより先に情報の整理からです。とりあえずは先ほどの送られてきた情報が正しいのであれば世界樹は燃え、そしてそのシステムはアアルと言うよくわからないシステムが肩代わりするようになる、ですか。アアル...よくわかりませんが過過去に聡明な魔神が理想郷を作ろうとしたが失敗し、その後なんやかんやあって遺跡になったという認識でいいのでしょうか。ちっ、こんなことなら世界任務もやっておくべきでした。まぁいい、今更前世の行動を後悔しても意味はないどうしても知りたいのなら自分から世界任務に同行すれば済む話です。さて魔神任務の情報に思考を戻すとして...ついに富者も出てくるのですね。ファデュイ執行官ももう出ていないのは雄鶏と統率官の道化だけになりましたね。例の計画とやらの時に雄鶏は出てくるでしょうが問題は道化の方です。いまだほとんどの情報がわかりません。わかっているのはカーンルイア人であると言うことと博士を引き入れたのも道化だと言うこと...うん?つまりは道化は博士が何をやらかすのか元々わかっていたと言うことですよね?なのに博士の行動はまるでファデュイとは全く関係ないと言う弁明を図るとは。その手紙を送ってきたのは雄鶏のはずですが女皇様と道化は少なからず博士が何をしでかそうとしているのかを知っていたはず...だと言うのに博士を排斥すると?それをするなら最初から引き込まなかったのが正解になるのですが後悔している様子は今のところない。雄鶏の手紙にも確か女皇様が博士に対して何かを言っていたと言う内容はなかった。あくまでもファデュイ内部からも責められている、と言う話だったはずだ。つまり以前博士の言っていたとおり博士の行動は女皇様の目的と相反しないと言うことか...?テイワットのルールを壊す、確かにその一点を見れば博士と女皇様の目的は一致している。違うのは実践方法くらいのものだ。つまりは博士を放置することでテイワット全体を狂わせること自体が目的とでも言うのか...?
「しかし本当にそうなのだとしたら...博士は確かに女皇様の目的と相反しないと言うのも納得できる。何せ最後かは分かりませんが博士の世界樹をいじると言う行動は間違いなくテイワットのルールを壊せるものだったのですから。...しかしやはり女皇様本人に会わないと現時点では断言はできませんね。私が会えるのはいつになるのでしょうか....」
とそのようなことを私は呟いた後青空を見上げるのであった....