天草四郎になった私のテイワット旅行記 作:通りすがりの希望厨
—午後6時50分頃
「じゃあ行ってきますね。」
「うん、いってらっしゃーい。」
とアストルフォさんと会話をした後私は宿から出ていく。あれから数時間の間はアストルフォさんと軽い雑談をしていただけだったけど楽しかったな。でもやっぱりアストルフォさんは連れてきた方が良かったのかな...サーヴァントのアストルフォさんと魔女会っていうよくわからない組織の人と会わせるのは少し不安だったからお留守番してもらっていますけど...アストルフォさんが何か余計なことを言うのを差し引いても身の安全を優先するべきだったんでしょうか。でもちょっとだけ話してみた感じニコさんは悪い人じゃなさそうですし...シロウさんが居てくれたら判断してくれたんでしょうけど今は頼れませんからね.。後数日間何をしてようかな...と、いつのまにか冒険者協会の前まで来ちゃってました。少しの間だけお暇ができました。それにしても...テイワットの空は偽りである。あの部屋に置いてあった本の情報通りならこの綺麗な星空も偽物ってことになりますよね。とてもそうとは思えませんけど...そもそもあの本も重要そうなことだけ断片的に書いてあるだけで何が何だかよくわかんないものばっかりでしたから信憑性はあるんでしょうけどどう解釈していいものかわかりませんし...あの部屋に置いたであろうシロウさんも記憶を失っちゃってますし、結局あの本についてはどう言うことだったんでしょう。また見直そうにも逃げる時に落としちゃって今どこにあるのかもわかりませんし...ってうん?あの人真っ白な服に金髪のロングヘアー...目立つ見た目ってことはもしかして、
(あ、いたいた。時間よりちょっと早く来てくれてたのね。)
と私がそのようなことを考えた瞬間再び直接脳内に送られてくるような声が聞こえた後その人は近づいてくる。あ、やっぱりこの人がニコさんなんだ。魔女会って言うからよくイメージする上が長い帽子をかぶってると思ってましたけどそんなことないんですね...
「貴方がニコさんですね。失礼かもしれないんですけどなんと言うかその...思ってたよりお若い...?」
とそのような事を呟いてしまう。見た目的には20代、高くて30代前半に見えますけど...魔女って言うからもう少し落ち着いた年齢の見た目の人がくるとばかり思ってました。とは言え今までのニコさんの喋ってる内容やしてきたことを考えると人間ではないんでしょうけど。
(ああ、もっと歳をとった見た目を想像してたのかしら。確かに物語に出てくる魔女は歳をとった人が多く出てくるわよね。でも私たち魔女会のメンバーは人間が少ないのもあるけどあんまり貴方のイメージ通りの見た目の人はいないわね。強いて言うならバービーは少しはイメージ通りに近そうだけど...バービーは直接は出てくる気はないでしょうね。)
とそのようなことを私が考えているとニコさんは私にそう返してくる。バービー...その人も魔女会の人って認識でいいんですかね?それと人間は少ないか...その言い方からしてニコさんも人じゃないんですね。私が言えた立場じゃありませんけど見た目的に歳をとらないと感覚的に自分よりずっと年上、みたいな認識にはなれませんよね。そもそもニコさんがどれだけ生きている人なのかって言うのは私知らないんですけど...
「その口ぶりからしてニコさんも人じゃないんですね。魔女会の人ってどんな人が集まってるんですか?」
と少し気になったことを聞いてみる。重要なことをシロウさんは知ってるんでしょうけど教えてはくれないでしょうし...もちろんそれは私のことを考えて言ってないと言うのは分かるんですけどそれはそれで信用されてないような気分になっちゃいますし今のままじゃシロウさんの足手纏いでしかないです。一個でも多く知ってることを増やしてシロウさんの役に立つように動かないと私はシロウさん本人は否定してくれるでしょうけどいつまで経っても足手纏いだと言う事実は変わらないでしょうし...
(う〜ん...教えること自体は構わないと思うのだけど今の貴方はちょっと思い詰めすぎてると私は思うわ。役に立ちたいと言う気持ちは大切だけどそう思い詰めるのは彼も望んでいないはずよ。)
とそのようなことを考えていると私の考えを見透かしたようにニコさんは言う。あ...側から見てもわかっちゃうんですね。やっぱり私は演技をするのはあんまり得意じゃないみたいです。
「ニコさんからもそう見えるんですか...すみません、シロウさんが何をしているのかも知らないので不安になってるのかもしれませんね。」
と私はなんとか笑顔を作りながら言う。せっかくニコさんが来てくれたんです、さっきみたいな後ろ向きな考えは捨てて楽しまないとニコさんも気を遣ってしまいますよね。自分でもこの後ろ向きに考えちゃう癖は治したいものですね。
(...まあ、とにかく今はどこか座れる場所に行きましょう?何を話すにしても立ち話って言うのも疲れるでしょうし、何より聞かれたらまずい話になるかもしれないでしょ?)
とその私の内心を感じ取ったのか、それともただタイミングが良かっただけかはわかりませんがニコさんがそう提案してくる。その提案に私は、
「あ、それはそうですね。とりあえず軽く話しながら二人で座れるような場所を探しましょうか。」
とそう言う。ニコさんがポロッと口を滑らす可能性もなきにしもあらずですし...私も素で余計なことまで言っちゃいそうですし。などと私がそう考えていると、
(それじゃあ一旦歩きながら話しましょうか。元々今回は世間話や惚気話を聞くために来たんだし。)
とニコさんはそう後半は少し聞き捨てならないことを言った後歩いていく。その行動に惚気話はしないと言う否定の言葉を言うタイミングを失った私は少し恥ずかしくなりながらもニコさんについていくのであった...