天草四郎になった私のテイワット旅行記   作:通りすがりの希望厨

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ふふ....さっさとナドクライのストーリーをやれと言う声が聞こえてくる様なのでやります....


過去の夢

 「ごめん、士郎。でも俺は....」

 

と彼はそう言う。その言葉に私は、

 

 「ええ、分かっていますよ。貴方を責めたりはしません。ではさようなら、出来ることなら貴方の行く道に主のご加護があらんことを。」

 

とそう言い彼を見送る。彼の目的は最初からそれだったのだから引き止めたりはしません。しかし.....

 

 「....彼が行ってしまったのなら、この国は終わりでしょうね。」

 

とそう私は呟く。私一人では世界を変える事は厳しい。それはこの私に埋め込んだ力を使ったとしても....私もそろそろ年貢の納め時ですね。とそう考えた私は、

 

 「保険は作るとしても果たしてその保険が本当に役に立つのかも未知数.....ですけど他に出来ることなどありませんし最善を尽くすとしますか。全ては私の願望の為に、ね。」

 

とそう呟いた後、教会に戻る途中で私の視界は暗くなっていくのであった....

 

———-

 

 「はっ.....!?」

 

と言いながら私は目を覚ます。夢....?しかしなんだ今の夢は....私の過去の記憶なのか?....だめだ、重要な部分がかすみがかった様に思い出せない。思い出せるのは私は過去教会に居たことと会話からしておそらく旅人の片割れ....空くんとなんらかの関係があった事くらいだ。しかしそれだけでは....と私が先ほど見た短い記憶の夢について思考していると、私の右手が握られている事に気づく。それに気づいた私は自身の右手を見ると、

 

 「あ....大丈夫ですか?」

 

と心配そうに私の顔を見ているティレルさんが手を握っていた。それを確認した私は、

 

 「....私、うなされていましたか?」

 

とそうティレルさんに問う。その問いにティレルさんは、

 

 「.....はい。」

 

とそう答える。その言葉を聞いた私は自身の左手を額に当てる。なるほど....汗が出ていますね。過去についての記憶はよほど酷い惨劇だったのでしょうか.....と、そうでした。

 

 「あれからどれほど時間は経ったでしょうか?」

 

とそう思い出した様にそう聞く。その言葉にティレルさんは、

 

 「1時間くらいです。」

 

とそう答える。残りの自由時間は30分ですか....しかしもう一度寝る気分にはなれませんしとりあえず、

 

 「そうですか......すみません、繋がれたままだと立てないので手を離してくれないでしょうか?」

 

とそうティレルさんにお願いする。その言葉を聞いたティレルさんは、

 

 「あ....ごめんなさい。」

 

と言いながら名残惜しそうに手を離す。それを確認した私は、

 

 「別に謝る必要はありませんよ。ああそれと、手を繋ぎたいと言うならいつでも言ってください。いつでも繋ぎますから。」

 

とそう言う。.....もう少し言葉を選ぶべきだったでしょうか?とそう言った後その様に考えていると、

 

 「今はちょっと恥ずかしいので.....もう少し心の準備をしてからお願いします.....」

 

とそう顔を赤くしながら恥ずかしそうに言う。....?眠っている時は手をつなげるのに起きている私には恥ずかしさが勝つのですか。乙女心とは分かりませんね。とそう思っていると、

 

 「そんなことより!私、シロウさんに贈り物を作ったんです!」

 

と赤い顔のまま恥ずかしさを誤魔化す様にそう言う。おや、何でしょう....少し楽しみですね。と内心ワクワクしていると、

 

 「どうぞ。あんまり上手じゃありませんけど....シロウさんにはやっぱりこれが必要だと思いましたから。」

 

とそう言いながら私にそれを渡してくる。その渡されたものを見た私は、

 

 「おや、これは....」

 

とそう呟く。今私が渡されたのは赤い、確かカソックと言われる服であった。(2臨の時に着ている上着みたいなやつ)ところどころミスをした跡がありますがそこまで気になることでもない....しかし、

 

 「なぜこの服を私に?」

 

とそうティレルさんに問う。過去の私がこの服を着ていたのは不思議ではありません。その姿を参考にして作ったと言うところまでは納得できますが....何故わざわざ一から作って私に渡してきたのでしょうか。とそう疑問に思っていると、

 

 「それは....前のシロウさんはいつもその姿でしたから、ないと違和感と言うか....あ、でも気に入らないのでしたら捨ててください!あんまりうまくは出来なかったですし....」

 

とそう答える。なるほど....一応は納得出来る理由ですね。違和感というのは出来れば消したいものというのは納得できます。とそう考えた後、私はその渡されたカソックを着る。ふむ....まぁ多少の着心地の悪さはすぐに慣れることでしょう。さて、

 

 「ふむ....まぁ確かに見た目としてはしっくりきますね。ティレルさん、ありがとうございます。大切にしますね。」

 

とそうお礼を言う。そのお礼にティレルさんは、

 

 「.....!気に入ってくれたのならよかったです!」

 

と安心したように笑顔を浮かべそう私に言う。その笑顔が何よりの贈り物ですね....と内心そう思いながらも、

 

 「さて、後30分はどう時間を過ごすべきか....」

 

とそう独り言を呟く。その独り言に、

 

 「何もする事がないなら軽く外を歩いてきたらどうですか?外の空気を吸えば多少は緊張もほぐれると思いますし。」

 

とそうティレルさんが提案する。ふむ...それも悪くありませんね。ですけど、

 

 「今はそこまで緊張していると言うわけではありませんし、不用意に外に出ては注目を浴びてしまう可能性があります。ですから今はやめておきますよ。」

 

と言いながらティレルさんの方を向き、

 

 「そうですね....退屈しのぎにですがある物語の話をしましょうか。」

 

とそう私は提案するのであった....

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