天草四郎になった私のテイワット旅行記   作:通りすがりの希望厨

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ふふ....お気に入り数が順調に増えているね...感想だけじゃなくこう言うのでも嬉しくなるな....単純かもしれないけどね....


肉体と精神の一体化

さて、話してほしいと言うのであれば話しますが....何故でしょうか『彼』についても話さないといけないと思うと少し複雑な心境になります。.....まさかこの肉体と私の精神が本格的に融合し始めたと言うのか?いや、そんなことはもはやどうでもいい。もう私は『過去の俺』ではない。そして『Apocryphaやfgoの天草四郎時貞』でもないのだろう。ただの二人の記憶を持った新たな人間だ。ただ、側は天草四郎時貞ですし振る舞いは天草に寄せるとしましょう。

 

 「....シロウさん?」

 

とその様に考えているとティレルさんがそう心配そうに言う。その言葉ではっとした私は、

 

 「ああ、申し訳ない。では続きを話しましょうか。」

 

とそうティレルさんに言った後、

 

 「確か今は第三次聖杯戦争までを話しましたね。それからの私はしばらくどうするか考えた末に、『次の聖杯戦争に備える』という選択を取ることにしました。そのためにある聖杯戦争の監督役である神父のところの養子となり、そして秘密裏に聖杯戦争への準備を整えていたのですが....そこで一つ予想外な事が起きました。それは以前の聖杯戦争で大聖杯を獲得していたダーニックが、『聖杯大戦というものを開催する』と時計塔と言う魔術師達のたまり場に宣言したのです。魔術師達からしてみれば聖杯は自身の願いを叶えるために喉から手が出るほど欲しいもの。故にその宣言を聞いた後時計塔は魔術師達、そしてその頃監督役としての勉強をしていた私を監督役としてその聖杯大戦が起こる場所に派遣させました。まぁ私が選ばれる様に少し細工はしましたけどね。」

 

とそう説明を再開させる。その説明にティレルさんは、

 

 「なるほど...監督役が何なのかはよくわかりませんけど多分本筋とは関係ないんですよね?それなら説明はいりませんから話を続けてください。」

 

とそう言う。それを聞いた私は、

 

 「了解しました。監督役として派遣された私がまず初めにしたのはその時計塔に派遣されたマスターを私の思い通りに動かすためにある事をしました。それは、私が元いた世界では最古の毒殺者と呼ばれる人物、『セミラミス』を呼び出し彼女の毒によって彼らの精神を一時的に壊し私の意のままに動く人形に仕立て上げる事でした。そのために私は....60年間かけて必勝の策に向け準備していました。」

 

とそう説明を再開させる。すると、

 

 「精神を壊す....?それに60年間って....」

 

といくつか引っ掛かりを覚えているようだ。ふむ....やはりこの辺りは引っ掛かりますよね。とは言え事実ですし何か補足する様なことはないしどうしたものか....と少しの間私が考えた結果、

 

 「まぁ、私も人間と言うことですよ。自分の目的のためなら私はなんだってします。なんだってね。」

 

とそう本心の言葉を言うことにした。その私の言葉にティレルさんは、

 

 「そう....ですか...」

 

と少し複雑そうは表情でそう言う。ティレルさんは少し私に幻想を抱きすぎなところがありますからね....憧れはいい事だと私個人としては思いますが、憧れは理解から最も遠い感情でもありますしある程度は私のことを知ってもらう必要があります。少しこれを伝えるには早すぎたかもしれませんが遅かれ早かれ言うことになっていたでしょうしそこまで大きなミスでもないでしょう。とそう私が考えながら、

 

 「続けますよ。それから私は時計塔側サーヴァント....赤の陣営と共に聖杯大戦に臨みました。ダーニック側は黒の陣営と言い、ホムンクルスを大量に作る事でサーヴァント達が最大限自身の力を出せる様にしリーダー格のランサーのサーヴァントはその地でとても有名な人を呼び出しており上っ面の状況だけを見れば赤の陣営が不利な状況でした。」

 

とそう続きを話し始める。そこまで聞いたティレルさんは、

 

 「上っ面の状況だけを見ればって....どう言う事ですか?」

 

とその点について聞いてくる。その質問に私は、

 

 「....私が呼び出したサーヴァントである『セミラミス』の宝具、『虚栄の空中庭園』(ハンギングガーデンズオブバビロン)と言う物がありまして、それが強力な手札となりました。その宝具は資材集めとその庭園の建築を自分たちでやらなければならずさらには出来たとしてもその名の通り空中に浮かすには最低でも3日3晩掛かる長時間の儀式が必要となります。その空中庭園の建築に使う資材は彼女の生まれた地の物でなくてはならなく....と、これ以上はいいですね。」

 

とこのままではセミラミスの宝具についてずっと語り続けそうだったのでそこで言葉を区切る。やれやれ....天草の影響かセミラミスのことになると饒舌になってしまいますね。全く、彼女については私も結構好きな方のサーヴァントなので気持ちはわかりますが抑えていかなければ。今はティレルさんが彼女なんですし、天草も肉体だけ自分の精神が色々おかしくなっているやつにセミラミスの彼氏ズラはしてほしくないでしょうからね。と内心私が思っていると、

 

 「......ふ〜ん?」

 

と少し含みのある目線を私に向けながらそう言う。おやおや、勘違いされてしまいましたか。いや、天草としては勘違いではないのでしょうけど私としてはそう言う関係になりたくないです。セミラミスには身も心も本当の天草がお似合いですから上っ面だけ模倣している私が好意を向けるべき存在ではありません。とは言えどう説得したものか....と考えた末に、

 

 「.....話を続けましょうか。」

 

と無視することに決めて解説を再開するのであった....

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