天草四郎になった私のテイワット旅行記 作:通りすがりの希望厨
—それからさらに数時間経った頃
あれから更に時は進み、朝日が出てきたというところでやっと今現在来ている者に限定したら残り5割と言ったところまで来たところまできた。しかし....
「はぁ...はぁ...はぁ...」
と息を切らしながら私は地面に膝をつく。頭痛がする...吐き気も....更に腕は動かしていないのに激痛が走る...そして額からは出さないようにしていた大量の脂汗が流れ落ちる。無理をしすぎましたか...近くによって来たマーヴィカさんが何かを喋っていますが何を喋っているのかわからない....まだだ...まだここにきていない人を含めたらまだまだ大量に救うべき人がいる...だから倒れるわけには....とそう思考するが体が言う事を気がするそのまま地面に倒れ込むのであった....
—その時ティレルは....
「聖者様!」
と叫び私は急いで聖者様な元まで行く。後ろで、
「ティレル!?そこから降りたら危ないわよ!?」
とシトラリさんの止める声が聞こえるが無視し、自身の不死身さはここ500年で痛いほど理解しているので観客席から飛び降りる。そして聖者様の側に駆け寄るとそこには、
「急いで担架を持ってくるんだ!医者の手配もしろ!」
と指示を出しているマーヴィカさんがいた。それを確認した私は、
「マーヴィカさん聖...じゃない、シロウさんは大丈夫でしょうか...?」
と聞く。その言葉にマーヴィカさんは、
「ああ、ティレルか。彼が倒れたのは私の見た範囲ではただの疲労だ。しかしすまない、彼が無理をしているのに気づかなかった。」
とそう謝罪している。しかし私は、
「よかったぁ....」
と命に別状がない事を知れてその場にへたり込む。本当によかった....シロウさんに何か異常があったら私....と内心考えていると、
「ちょっとティレル?あそこから飛び降りるなんて風の翼がないと危ないでしょ?」
と咎めるような口ぶりでシトラリさんが近づいてくる。その言葉に私は、
「あっ、ごめんなさい!心配でつい....ってあれ?」
と答えようとした時、腰が上がらないことに気づく。そして理由を少し考えた後、
「.....安心して腰抜けちゃいました....」
と少し恥ずかしながら言う。それを聞いたシトラリさんは、
「.....もしかして貴方、結構な天然タイプ?」
とそう私に言う。その言葉に私は、
「違います!」
と大きな声で反論していると、マーヴィカさんが手を差し伸べてくれる。それを見た私は、
「あ、ありがとうございます。」
とその手を取り何とか立ち上がる。うぅ....恥ずかしいところ見られちゃった...と私が内心後悔していると、
「炎神様、到着致しました!」
と医療関係の人っぽい人たちが担架を持って駆け寄ってきた。それを確認したマーヴィカさんは、
「では彼を頼む。そしてティレル、君はついて行くと言い。おそらく心配はいらないだろうが近くにいたいだろう?」
とそう指示を出しながら私に聞いてくる。その言葉に私は、
「はい。」
と即答で答える。シロウさんには後でちゃんと注意するとしても今は本当に大丈夫かを確認したい。とそう私が強く決心していると、
「では彼らについて行け。私は今現在待っていた者たちに事情を話してくる。」
とマーヴィカさんは言い待っていた人たちの方へ向かう。そしてシトラリさんも、
「私は周りを警戒しておくわ。ここ最近はアビスによる襲撃もなかったけど彼が来たことによってそれも変わる可能性もあるからね。その時はシロウにも手伝ってもらう必要があるだろうし。」
と言い歩いてどこかへ向かって行く。みんな大変そうだな....後で私にも何か手伝える事を探さないと...と私が思っていると、
「同行者の方、もう運んでいるからついてきて。」
と一人の女性が私に言ってくる。その言葉ではっとした私は、
「あ、すみません!」
と言いながら彼女について行くのであった....
—数十分後
シロウさんの状態を伝えた後、私は医療室らしきところの前で待たされている。そんな中私は一人で、
「本当に大丈夫かな....」
と呟きながらソワソワしている。マーヴィカさんは大丈夫だって言ってたけどもし容態が急変したりしたらどうしよう.....と悪い方向にばかり考えていると、
「同行者の方、検査は終わったよ。」
といつの間にか目の前に先ほどの女性が立っていた。その言葉を聞いた私は、
「そうですか。それで....シロウさんの容体の方は....?」
と恐る恐る聞いてみると、
「倒れた理由は疲労と痛みによるものだね。でも....痛みの方はまるで内側から傷つけられてる様な感じだった。ああ言った傷はアビスとの戦闘での傷を見てきた私でもあんまり見たことはないね。今回は解呪をしてああなったって言ってたし、私たちとしてはどうしてああいう傷の形になって出たのかはわからないと言う感じだね。」
とそう簡潔に伝える。やっぱりそんな感じだよね....と内心思いながらも、
「なるほど....それで、今シロウさんは起きているんですか?」
とそう私は確認する。その確認に女の人は、
「ええ。と言うか検査している途中で起きたって言うのが正確だけど....会いたいなら会いに行っても構いまないってさっき先生が言ってたよ。入る前にノックはいるだろうけど。」
とそう答える。その言葉を聞いた私は立ち上がり、
「わかりました。えぇと....なんとお呼びすれば....?」
とそう今更ながら思い出したかのように聞く。初めて会った人に対して名前を聞くのは大切だし、何よりシロウさんがまた無理して倒れたりしたらまた頼ることになるだろうし....などと考えていると、
「あ、まだ名前は教えてなかったね。私はクイク。君は?」
とクイクさんはそう名前を言いながら私に聞いてくる。その言葉に私は、
「私はティレルって言います。今はまだゆっくり話せませんけど機会があったらゆっくりお話ししましょう。」
とそう言う。その言葉にクイクさんも、
「そうだね。次会う時はプライベートな時間で会お。」
とそう同調してくれた。それを聞いた私はクイクさんにお辞儀をした後、シロウさんの様子をみるために検査室の扉にノックするのであった....