天草四郎になった私のテイワット旅行記   作:通りすがりの希望厨

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ふふ....更新するの忘れてた....


やり方を変える

それから数十秒経った辺りで、

 

 「.....マーヴィカさん、いるのはわかっているので出てきてくれていいですよ。」

 

とそう言葉を発する。その言葉を聞いたティレルさんは、

 

 「え?」

 

と完全に想定外だったらしくその様な声を出す。すると前の曲がり道から、

 

 「.....すまない、邪魔をする気はなかったのだが....」

 

とかなり気まずそうにしながらマーヴィカさんが出てくる。これは悪い事をしましたね....と私は思いながらティレルさんから離れ、

 

 「いえ、人の通る道でやっていた私にも責任はありますので。」

 

とそう普通に会話を始める。しかしティレルさんは顔を真っ赤にしながら蹲っている。おやおや....ティレルさんはかわいいですね。と、そんな事を考えている暇はありませんでした。とそう気持ちを切り替えて、

 

 「それと、先ほどの話を聞いていたかもしれませんが改めて言います。解呪の仕方を変えようと考えているのですが....どうでしょうか?」

 

とそう私はマーヴィカさんに提案する。その提案にマーヴィカさんは、

 

 「その点については私も考えていた。今現在のやり方では途中で限界を迎えるだろうし何より時間がかかりすぎる。重症者が来るのが遅れるのも加味すると残り2日では間に合わないだろう。しかもあのやり方ではどうやら君に対する負担も大きいようだし、私としても違う方法があるのならそれを実行して欲しい。」

 

とそう同意する。ふむ....マーヴィカさんの同意を得たはいいですが問題は何をどう変えればいいか、と言うところですね。私が休みなしでガッツリやれば間に合うでしょうがそれ終わった後に私が原型を止めているか怪しいですし、かと言って休みを途中途中で入れると間に合わないでしょう。となれば....

 

 「う〜ん...成功するかは分かりませんがやってみますか。」

 

ととりあえず考えついた案を実行しようと思いそう言葉にする。その言葉にマーヴィカさんが、

 

 「何か解決策があるのか?」

 

とそう私に問う。その問いに私は、

 

 「確実に成功するとはいえませんが....試してみる価値はあるかと。」

 

と答え先ほどまで解呪を行っていた場所まで歩く。そして、

 

 「さて....やるだけやってみますか。」

 

と言い自身の指を噛む。その行動にティレルさんは、

 

 「シロウさん!?」

 

と驚いた声を出しながら私の指を確認する。その指は割としっかり出血していた。それを確認した私は、

 

 「さて....ティレルさんは離れていてください。」

 

とティレルさんをゆっくりと離しその出血している指を地面に付ける。.....冷静に考えたらすごく体に悪そうですね。まぁサーヴァントですし問題ではないか。と内心考えながら私は、広場全体に魔法陣を描き始める。その魔法陣は解呪の時に現れるものと同一のものであり、それを理解したマーヴィカさんは、

 

 「....なるほど、そう言う事か。」

 

と納得した様にそう呟く。その呟きにティレルさんが、

 

 「シロウさんは一体何を....?」

 

とそうマーヴィカさんに質問しているのが聞こえてくる。その質問にマーヴィカさんは、

 

 「おそらく彼は一度に解呪できる人数を増やそうとしているのだろう。解呪の対象を個人ではなく、あの魔法陣の中にいる者とする事でな。あの大きさなら一度に数十人の解呪が可能になるだろう。それが、可能であるならば、の話だが。」

 

とそう個人の考察を述べる。その考察に私は、

 

 「概ね正解ですよ。チョークでは少し出来るか怪しかったのでより成功確率を上げるために自身の血を媒介としています。流石に全体を血で描くと貧血になるので中央部だけですがね。」

 

と描きながらそう話しかける。この様なことばかりしていると私は早死にしそうですね....せめてフォンテーヌまでは生き残りたいものです。と少し自身の行き先に不安を感じながらも描き終える。それを確認したティレルさんは、

 

 「シロウさん、早く止血を。何か布とかありませんか?」

 

と言いながら指を押さえてくる。その質問に私は、

 

 「今は持ち合わせていませんね。それにこの程度の出血なら問題ありませんし気にしなくていいですよ。この程度で体に異常をきたすほど私はやわではないので。」

 

と答えながらそう言う。どちらにしろ私はサーヴァントの身の上ですし、この体の影響かは分かりませんが今はそこまで命への執着はありません。流石にわざと死ぬ、なんてことはしませんがね。とはいえこんな傷にわざわざ治療魔術を使う必要など....などと考えていると、

 

 「ちゃんと止血しないとダメです。少しの傷が何か大きな問題になる可能性だってゼロではないんですから。」

 

と言いながら自身の服を少し破り、私の指に巻いてくる。その行動に私は、

 

 「何をしているんですか!?」

 

と大きな声でそう言ってしまう。その声量に驚いたのかティレルさんは、

 

 「えっと....止血ですけど....」

 

と少し躊躇いながらそう言う。その言葉に私は、

 

 「そんな事は知っています!なんで自分の服を破ったのですか!?それはカーンルイアの物でしょう!?その服には思い出とか色々あるでしょう!?替えがあるのかは知りませんけどこの程度の傷のために破る必要などなかった!」

 

とそう怒鳴り声に近い声で返してしまう。その私の様子にティレルさんは、

 

 「あっ....えっと、その....」

 

と怯えた様子で言葉に詰まっている。その姿を見て私は、

 

 「あっ....申し訳ない。怒鳴り声をあげてしまって....」

 

と自身のしたことに気づきそう謝る。しまった、つい声を荒げてしまった.....彼女はただ善意でやったくれたと言うのに私は何と言う事を....とそう私が後悔していると、

 

 「.....あ〜、すまないそろそろいつ解呪を再開させるかを決めたいのだが....」

 

と何を言っても良くないと考えたらしいマーヴィカさんがそう言う。その言葉に私は、

 

 「....4時間後に再開させましょう。私もまだ腕を完璧に戻せていませんし、一つやらなければならないことが出来た。」

 

とそう返す。その返しにマーヴィカさんは、

 

 「そうか、では私はその事を皆に伝えてくる。これから4時間後となると....午後の1時あたりか。では、その時また会おう。」

 

と言い順番を待っている人のところに向かった。そしてそれを確認した私は、

 

 「....ティレルさん、少し共に買い物に出かけませんか?」

 

とそうティレルさんに提案するのであった....

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