天草四郎になった私のテイワット旅行記 作:通りすがりの希望厨
そんなこんながありつつも私たちは食事を終えて、再び広場まで戻って来た。そして私は、
「さて、そろそろ解呪を再開させますか。」
とそう呟く。となればマーヴィカさんを探してその旨をまだ呪いに侵されている人たちに伝えてもらわなければ....と私が考えていると、
「あの....シロウさん、少しいいですか?」
とティレルさんがそう私に言ってくる。その言葉に私は、
「おや、なんでしょうか?」
とそう聞き返す。何か私やらかしましたっけ.....と私が自身が何か不快にさせる様なことをしてしまったかどうかを思い出していると、
「えっと....次からシロウさんが解呪をするときに、すぐ横にいていいですか?」
とそうティレルさんが私に聞いてくる。その質問に私は、
「別に構いませんが.....どうしてでしょうか?」
と一応理由を書いておく。彼女を疑っていると言うわけではありませんが理由もなしに彼女までも注目を浴びる様なことにはなってほしくないのですが.....と私がそう考えていると、
「.....シロウさんがまた無理をしない様に監視するためです。」
とそう目にハイライトが消えた表情でそう言う。その答えにに私は、
「.....なるほど。」
と納得してしまった。確かに私がまた無理をしないと言う保証はないですし監視がついていた方がいいのは納得です。と言うか断ったら後が怖いですしね。と思いながらも、
「分かりました。その様な理由であるならざ解呪の時に横にいてもいいですよ。しかし念のために魔法陣の中には入らないでくださいね。何が起きるのか分かりませんし。」
とそう注意を飛ばしておく。その注意にティレルさんは、
「はい、もちろんです。」
といつも通りのハイライトに戻りそう言う。私たちがその様な会話をしていると、
「二人とも、もう来ていたのか。.....それと、ティレルは新しい服に着替えたんだな。私はかわいいと思うぞ。」
とそう言いながらマーヴィカさんが近づいてくる。おや、タイミングがいいですね....ティレルさんは少し照れていますが...嬉しさからくる照れでしょうから放置でいいでしょう。と内心そう考えながら、
「少し早めに準備が完了しましてね。私の腕も完治しましたし解呪を再開させることが出来ます。」
とそう腕を動かしながら言う。その私の様子を見たマーヴィカさんは、
「なるほど。それならそのことを皆に伝えてこよう。」
と言いすぐに向かおうとする。その後ろ姿に私は、
「待ってください。まだ伝えるべきことが2つあります。」
とそう呼び止める。その呼び止めにマーヴィカさんは、
「?何だろうか?」
とそう聞いてくる。私が説明するよりマーヴィカさんに説明させた方が効率が良さそうですからね....と考えながら、
「次からは15人まで一気に来てくれて構いません。そのくらいの人数であるなら解呪を実行できます。それ以上となると私の負担が大きくなりすぎます。」
とまず一つ目の理由を言う。その理由にマーヴィカさんは、
「わかった。それで、もう一つはなんだろうか?」
とそう私に確認してくる。その確認に私は、
「おそらく今回からする方法であるなら解呪のスピードは飛躍的に上がるのが予想されます。しかしそれ即ち私の負担も大きくなってくると同義、それで昨日の様にぶっ続けでやったら途中で私はぶっ倒れる事でしょう。」
とそうまず今回の方法のデメリットを教える。今回の方法を使えば確かにスピードは上がる。しかし、一度の解呪に10数人の疲労が一気に私にくる。今回からは常に自身に治療魔術を使うにしてもおそらく耐えれるのは6時間が限度....つまり、
「だから今日は夕暮れ時になったら解呪はやめます。それ以上は前回の様に倒れてしまいますからね。ですが今回解呪のスピードを見て、間に合わなそうであるのなら明日からはまた時間を考えますが。」
と今回の解呪を行う時間を指定する。それにマーヴィカさんは、
「元から君だけが頼りなんだ、君のやりやすい方法を取ってくれて構わんさ。それで、皆に伝えるべき事は以上か?」
とそう確認する。その確認に私は、
「ええ、以上で終わりです。」
とそう肯定する。それを聞いたマーヴィカさんは、
「分かった。今回からは15人まで一気に解呪をする、そして時間は夕暮れ時までだな。では皆に伝えてくる。20分ほどもすれば並び始めるだろうからそのつもりでいてくれ。」
と言いながら今度こそ背中を見せて歩き始める。それを見送った私は、
「さて....ここからが正念場ですね。」
とそう意気込む。その意気込みにティレルさんが、
「無理はしすぎないでくださいね?私の心臓破裂しちゃいますから。」
とそう冗談なのか本気なのかわからないことを言ってくる。顔がマジですよティレルさん...貴方そんなど直球に好意伝えるキャラでした貴方....?とそう思いながら、
「あはは....死んでもらったら困りますし無茶ははしませんよ。ただ本気で、全力で臨むだけです。」
とそう答えるのであった.....