天草四郎になった私のテイワット旅行記   作:通りすがりの希望厨

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結局戴冠戦周回しないといけないから書く時間が確保できん....


想像以上の効力

—それから数分後

 

私とティレルさんが広場で待っていると、ナタの人たちが15人ほど集まってくる。それぞれ足を引きずっていたり、腕を押さえたりしているのを見て私は、

 

 「....彼らが呪いを受けている者達と見て間違いないでしょうね。」

 

とそう呟く。そうと分かれば後は彼らの呪いを解くだけ.....とそう私が考えていると、

 

 「ねぇ....君が呪いを解いてくれるって言う青年で間違いないの?」

 

と一人の女性が聞いてくる。そこ質問に私は、

 

 「ああ、まだ姿までは伝わっていないのですね。ええ、私がその青年で間違いありませんよ。」

 

とそう返しておく。.....思い出しました。彼女はストーリーに出ていたアテナと言う女性ですね。名前までは覚えていませんでしたが....それでも彼女がどう言う末路を辿るかは覚えています。彼女はアビスの呪いによって体を侵され、もう助からないと思って最後に自身の好きだった温泉に浸かった....最後まで絶望することのなかった強い女性です。とそう私は思い出しながら、

 

 「それでは解呪を始めますので呪いに侵されている方はその陣の中に入ってください。」

 

とそう指示する。その指示を聞いた人達は私の言う通り魔法陣の中に入っていく。それを確認した私は、

 

 「さて....今回からはしっかりと詠唱をしますか。」

 

とそう呟く。以前までは手で触れる事で発動していた為あまり必要性はありませんでしたが今回は間接的に呪いを解くのでした方がいいでしょう。まあ詠唱なしでも発動するとは思いますけど、念には念を入れてね。とそう思考した後跪き魔法陣に手を当てた後、

 

 「......我が主の代行者。我が救うべきは清い心を持つ者、罪なき者。罪ある者には償いを、穢れある心を持つ者には説法を。その後にその命を救いましょう。故に我が主よ、いかなる者にもチャンスをお与えください。いかなる者でも救うことをお許しください。.....”ディスペル”」

 

とそう詠唱を唱えた後に解呪の魔術を発動させる。すると魔法陣が光り輝き始め、その中に立っていた者達に光がまとまりついていく。そして数秒間した後、光は霧散する様に消えていき魔法陣の輝きも失われていく。それを確認した私は立ち上がり、

 

 「....解呪、完了です。みなさん、お身体の調子はいかがてしょうか?」

 

とそう解呪を受けたみなさんに聞く。その質問に受けた方々は、

 

 「体がただるくなる様な感じがなくなった!」

 

 「ずっと腕にあった痛みが消えたわ!」

 

 「凄い....もう体は元の状態には絶対に治らないと思ってたのに....」

 

とその他の方々も同じ様なことをそれぞれがそう言う。ふむ....この様子なら解呪は成功したと見ていいでしょう。それなら、

 

 「それならよかったです。ですが、アビスの呪いによってやられた体の臓器などは治ったわけではありません。アビスの呪いが無くなったことで安静にしていれば問題はないでしょうが、しばらくは医者の診断を受けながら栄養価の高い物を食べてくださいね。では、もう戻ってくれていいですよ。家に帰るのであれば急な容体の変化に対応する為にできるだけ誰かと共に帰ってください。」

 

とそう伝えておく。それにみなさんは頷いた後、各々お礼を言った後、帰り始める。そして最後にアテナさんが、

 

 「本当にありがとう。貴方は私達の命の恩人だわ。」

 

とそう言ってくれる。その言葉に私は、

 

 「いえいえ、お安い御用ですよ。....ああ、それと安静にとは言いましたが温泉に入るくらいなら悪化することはないでしょうし自身の体調と相談した後というのなら入っても構いませんよ。」

 

とそう伝える。ストーリーはうろ覚えですが、彼女は元々温泉が好きだったはずです。しかしアビスの呪いに侵されたことによって温泉に入るとアビスの呪いの進行が早まり、寿命も縮まってしまう為入る事ができなかった....そして最後は自身の死期を悟りどうせ死ぬのならと温泉に入った、という話だったはずです。とそう私が思い出していると、

 

 「....そっか。アビスの呪いが治ったってことは入れるってことなのか....」

 

とアテナさんは改めてアビスの呪いが治ったという事実を噛み締める様にそう言う。その様子を見た私は、

 

 「.....さぁ、行くとよろしい。ムアラニさんが貴方を待っていると思いますよ。」

 

とそう背中を押す。それにアテナさんはもう一度私に頭を下げた後、私に背を向けて歩き始める。その一部始終を見ていたのかティレルさんは、

 

 「.....どうしてあの人にだけに一言言ったんですか?」

 

とそう疑問に思ったらしいティレルさんがそう聞いてくる。何故かか.....と私は少し考えた後、

 

 「....ただの気まぐれですよ。」

 

とそう答える。私としても彼女にあの言葉を言うつもりはなかった。しかし....何となくですが伝えた方がいいと、そう思った。本当にそれだけだ....とそう私が考えていると、

 

 「私、シロウさんについて偶によくわかんなくなります。いつも笑顔でいると思ったら急に真顔になったり悲しい顔をしたり....まるで目の前の人に集中していないみたいに感じます。」

 

とそうティレルさんが言う。その言葉に私は、

 

 「.....あながち間違いではないのかも知れませんね。」

 

とそう返す。確かにそう言われたら否定は出来ない。私は常に「どうすれば犠牲を少なくできるか」を考えていた。目の前の人ではなく、その人と関わることでどう言った効果があるかをメインに話していたのは否定できません。しかし、

 

 「ただ、話している人を蔑ろにしているつもりもありませんよ。ただ単に私は、みんなを助けたいと思っているだけです。」

 

とそう思っているのもまた事実です。ある意味の傲慢かもしれませんけどね....などとそう考えていると、

 

 「....シロウさんって自分の事より相手のことを優先して動くのはそうなんですけど、それ以上に何か強い強迫観念みたいなものを感じます。」

 

とそうティレルさんは私に言うのであった...,

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