天草四郎になった私のテイワット旅行記   作:通りすがりの希望厨

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今度こそ話のストックが切れた....ちょっと冠位周回を休むとするか....


助ける理由

 「.....どう言う意味です?」

 

と先ほどの言葉の意味を私は聞こうとする。私に強迫観念の様なものを感じるとは.....?などと考えていると、

 

 「う〜ん....なんて説明したらいいか分からないんですけど....シロウさんは人を助けたいと思っているのは本当なんですけど、それ以上に『どんな人であれ救わないといけない。』と言うのを自身に言い聞かせている様な....そんな気がするんです。」

 

とティレルさんそう答える。その答えに私は、

 

 「.....なるほど。」

 

とそう反応する。そう言う感じですか....これは本当に否定できませんね。何故私がわざわざナタにいるのかと言われると、最初はティレルさんを助けるためだけに訪れましたがそれ以降ここに留まっている理由はただ呪いを受けている人を助けるためだけにいるだけです。それをしている理由は当初の目的である、『できるだけ誰も犠牲を出さない様にする。』と言うものでしかない。人間が好きだと言うわけでもなく、人を助けるのが好きだと言うわけでもない。確かに考えたままに人を助けていましたが.....なるほど、これは自身の強迫観念によるものでしたか。元の私はそんな聖人の様な考え方はしていなかったはずですが....天草四郎と混ざった事によってその辺りの目的も天草寄りになったと言う事でしょうね。などと私が勝手に納得していると、

 

 「....あ、もしかしてあんまり踏み込まれたくない部分でしたか!?ごめんなさい、デリカシーがなかったですよね!?」

 

と私が傷ついたと思ったらしくティレルさんがそう謝罪してくる。その謝罪に私は、

 

 「ああ、そうじゃないんです。ただ、『あぁ、なるほどなぁ.....』と私も合点があったので少し感心していたんですよ。」

 

とそうフォローする。そのフォローにティレルさんは、

 

 「それならいいんですけど.....どうしてシロウさんはそこまでして人を助けようとするんですか?その強迫観念があるって言うのが本当なら....その強迫観念の元となった経験があるはずですよね?」

 

と純粋に疑問を思ったらしくそう聞いてくる。どうしてそこまでして助けたいのか.....それは、

 

 「過去の後悔によるものでしょうね。生前の私は自身の信じるもの達と共に戦い、そして敗北して大勢の人を殺されてしまった。あの時もし違う選択が出来ていたのならあそこで犠牲になった人たちも救えたかもしれないと.....ルーラーで呼ばれてからはそう思うことが多くなりました。その経験が、今の私の行動に影響しているのでしょうね。」

 

と言う理由なのでしょう。もっと詳しく言うこともできますが....これ以上は必要はないでしょう。とそう私が考えていると、

 

 「そう....ですか....」

 

と聞いてしまったのを後悔した様な表情でティレルさんはそう言う。そのティレルさんに私は、

 

 「貴方が気に負う必要はありませんよ。今の話は私が話すべきだと思って話したんです。まぁ確かにそれを聞いてくるとは思いませんでしたが.....それは貴方が私を理解しようとした結果あの質問をしたのでしょう?」

 

とそうフォローしておく。そもそもティレルさんが踏み込んだ質問をしているのは私が色々な事を隠していると言う理由に起因する。要するに自分で巻いた種です。ですからティレルさんを責めるつもりはありませんしなんなら私がもう少し自身の事を話すべきだったのでしょう。とそう私も内心反省ながら、

 

 「....ですから、ティレルさんが気に負う必要はありません。むしろ、その様な行動をしてくれると言う事は私にとっては信用できます。貴方が良ければですが、これからも私の側にいてくれますか?」

 

とそう私はティレルさんに言う。その言葉にティレルさんは、

 

 「....それは、私からお願いしたいくらいです。シロウさん、貴方の隣に居させてください。」

 

とそう返す。その返しに私は、

 

 「もちろんですよ。ですが私達のこれから行く道はとても困難な道のりになるでしょう。そして一度ついてくると言う選択をしたのなら、貴方の立場的に私について行くと言う選択肢以外取れなくなる。それも承知の上で来てくださいね。」

 

とそう念を押す。ティレルさんはカーンルイア人である以上、何処かの国に置いて行くと言う選択はできないでしょう。おそらくほとんどの人は気にしないとは思いますが、天理側が何かしてくる可能性もあります。何故ならティレルさんはダインさん達などとは違い、「私の仕込みによって生きながらえている存在」であるから。今までは誰の目にも入らない洞窟で過ごしていたから天理側やアビスにも気づかれにくかったでしょうが私と共に行動した事によってその隠れ蓑もなくなった。...何と言うかマッチポンプの様な気がしますが、彼女が危険に晒される可能性を高めてしまった以上、私は最後まで彼女と共にいた方がいいでしょう。などと私が考えていると、

 

 「あ、シロウさん。次の人たちが来ましたよ。」

 

とティレルさんがそう私に言ってくる。それを聞いた私は一旦考えるのをやめて、解呪に専念する事にするのであった....

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